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【海外発!Breaking News】子ゾウ3頭分、約300キロ減量した女性「お尻を拭いてもらう生活は惨め」と奮起(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年7月16日 21時55分

身長157.5センチに対し、体重が最大で約433キロ(955ポンド)あったアメリカ在住の女性(47)が、20年間で297キロ(655.2ポンド)の減量に成功した。9歳から太り始めた女性は5年以上、ベッドから起き上がれない“惨めな生活”を続けていたそうで、このほど英ニュースメディア『The Sun』などが肥満の経緯、減量のきっかけ、そして現在について伝えて注目されている。

米フロリダ州タンパに住むカトリーナ・レイフォードさん(Catrina Raiford、47)はファストフード、炭酸飲料、ドーナツやチョコなどの甘いものが大好きで、9歳頃からみるみる太り始めた。そして14歳になると、体重が約203キロ(32ストーン)に達し、食欲をコントロールするために精神科のグループホームで8か月を過ごしたが、過食はおさまらなかった。

カトリーナさんは、当時の自分についてこう語っている。

「学校では常にからかわれ、いじめられたわ。でも強い子を演じ、人前では決して泣かなかった。その後は短大に進み、カスタマーサービスの職を得たけど、21歳で体重が285キロ超(45ストーン)になると、普通に歩くことができなくなって辞めさせられたの。私の脚は体重を支えることができなくなって、いつも痛みに苦しんでいたわ。」

「そうして家にこもるようになって数か月すると、ベッドから起き上がることができなくなった。母にはかかりつけ医の診察を受けるように言われたけど拒否し、オンラインで異性とチャットを始めたの。それも顔写真しか見せず、動けないことや着替えができないこと、シャワー、トイレも人の助けが必要なことは隠していたわ。」

そんなカトリーナさんをサポートしたのは従妹のケトラさん(Katurah、43)だったそうで、「彼女は私の守護天使だった」と述べ、太り過ぎて直面したという“惨めな現実”についてこのように明かした。

「あの頃の私はトイレに行くことができず、ベッドで身体を横にして用を足していたの。ベッドには特別なパッドを敷いて、糞便が染み込むのを待つのよ。そして従妹を呼んで、お尻を拭いてもらうの。シャワーもできないから、身体を拭いてもらっていたわ。私は人生のどん底にいた。毎日ただ過食して、朝から晩までインターネットをしているだけだったのよ。」

「母が仕事に行っている間は、勝手にピザや中華などの宅配を頼んでいたわ。デリバリーの人たちは私のことをよく分かっていて、鍵がかかっていないドアから入ってくると、食事をベッドまで運んでくれたものよ。それに甘いものをドカ食いしていたわね。そして母が帰宅すると夕飯を作ってくれて、2003年頃には体重が433キロに達してしまったの。」

ところが2003年12月、カトリーナさんは自宅で呼吸困難に陥り、人生を変える経験をすることになる。

「通報で駆けつけた救急隊は、私のことを部屋から運び出すことができず、ブルドーザーで家の壁を壊したのよ。ベッドに寝たままクレーンで吊るされ、トラックの後ろに積まれて病院に搬送されたわ」と振り返るカトリーナさん。続けて「それはあまりにも屈辱的で、私の人生の中で最悪の日になった。でもあの屈辱が私の人生を変え、今思えば人生最高の日になったのよ」と胸のうちを吐露した。

カトリーナさんはその日、「二度と以前の自分には戻らない」と決意を固め、地元のテレビ局に連絡してインタビューを受け、オハイオ州の減量の専門家を紹介してもらったそうだ。



医師には当時、「158キロ超(25ストーン)痩せないと、胃を小さくする手術はできない」と言われたそうで、それからはカロリーが制限された食事を摂り、セラピーを受け、少しずつ呼吸が楽になったという。そうして2005年(一部報道では2009年とも)に胃バイパス手術を受けると軽い運動が可能になり、これまでの20年間でなんと、子ゾウ3頭分にあたる約300キロの減量に成功した。



なおカトリーナさんは7月8日、SNSで「最も重かった時から297キロ痩せた」と明かしており、現在の体重は136キロほどと思われるが、垂れ下がった皮膚は63.5キロ(10ストーン)にもなるそうで、余分な皮膚の切除手術を考えているという。ただ手術は高額なため、切除した皮膚を火傷の被害者に寄付し、その代わりに手術代の一部の負担をお願いする予定だという。



カトリーナさんはこれまでの過程をSNSでシェアしており、「私は生まれ変わった。不可能と思われることも、自分を信じて頑張れば可能になる。大切なのは決して諦めないこと。私の経験を知ってもらい、多くの人をインスパイアできれば」と語っている。

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画像は『Catrina Raiford 2016年2月18日付Instagram「Part1」、2014年7月14日付Instagram「I love my smile!!」、2018年2月14日付Instagram「Look at God!」、2023年7月8日付Instagram「Took me some time to post this.」、2023年7月7日付Instagram「Blast from the past!」』『The Daily Star 2023年7月15日付「‘I was world’s fattest woman but you wouldn’t recognise me after transformation’」(Image: PA Real Life)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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