日本各地で猛暑に見舞われる中、アメリカ南西部でも数週間にわたって記録的な暑さが続いている。警報が出るほど危険な暑さの中、炎天下に晒された郵便受けでパンを焼くおばあちゃんの画像がSNSに投稿された。「パンが焼けるほど暑いのか!」と世界中を驚かせたが、事実関係を疑うコメントも寄せられた。そしてこの画像に写る女性が、米テキサス州のニュースメディア『ABC13』のインタビューに応じ、その真実を明かした。
米南西部では、熱波により数週間にわたって猛暑に見舞われており、アリゾナ州フェニックスでは19日連続で最高気温が摂氏43度(華氏110度)を記録した。また、地球上で一番暑い場所の1つであるカリフォルニア州デスバレーでは、摂氏53度(華氏128度)と異常な暑さになっている。
そんな中、SNSで「テキサスでは郵便受けでパンが焼けました」という驚きの投稿がシェアされた。添付された画像には、こんがりと焼けたパンを郵便受けの中から取り出す高齢女性の姿が写っている。
この写真は瞬く間に拡散され、「表面にしっかり焼き目が付いているのがすごい」「この暑さだし納得だけど、これはびっくり」「ピザも焼けそうだ」「すごくおいしそうに焼けているね」といった驚きの声が殺到した。
写真に写る女性は、テキサス州モンゴメリー郡に住むロバータ・ライトさん(Roberta Wright)で、ロバータさんのもとには「どうやって焼いたんですか?」と世界中から質問が寄せられた。「会ったことのない人や、聞いたこともない国からたくさんのメッセージが届きましたよ」と話すロバータさんは、今回の写真が“フェイク”であることを、米テキサス州のニュースメディア『ABC13』のインタビューで打ち明けた。
ロバータさんは郵便受けを開けようとした際、金属製の蓋が灼熱の太陽に晒されて高温になっていたため、鍋つかみを使って開けた。その時に、今回のユニークなアイディアが閃いたという。テキサス州では記録的な猛暑が続いていた事実に加え、レンガ造りの郵便受けや、火傷をしないように手にはめていた鍋つかみという小道具が写真の信ぴょう性を高めたようだ。
「本当に郵便受けでパンが焼けたと信じている人もいると思いますよ。実際にパンを焼いたわけではありませんが、想像力で物語が生まれたのです」と話すロバータさんは、「Out of this World Granny」という絵本を出版する児童書作家だ。「子どもたちには想像力を働かせてほしいと思っています。写真を見た人が想像力を使うことで、写真からファンタジーが生まれるのです」とロバータさんは笑顔でコメントを残した。
投稿がフェイクであったと知った人々からは、「素晴らしいアイディアだよ」「クールなおばあちゃんだ。最高だね」「嘘だと分かってもやってみたい」など、ロバータさんの想像力に感心の声が届いている。
ちなみに過去には、赤ちゃんと留守番をしていた夫がユニークな写真を妻に送り、クリエイティブな父親のアイディアに驚きや笑いの声が寄せられていた。
画像は『Howard E. Caesar 2023年7月10日付Facebook「BREAD BAKED IN HER MAILBOX!!」』『ABC13 2023年7月15日付「Montgomery County grandma went viral for baking bread in her mailbox, but did she really do it?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)
米南西部では、熱波により数週間にわたって猛暑に見舞われており、アリゾナ州フェニックスでは19日連続で最高気温が摂氏43度(華氏110度)を記録した。また、地球上で一番暑い場所の1つであるカリフォルニア州デスバレーでは、摂氏53度(華氏128度)と異常な暑さになっている。
そんな中、SNSで「テキサスでは郵便受けでパンが焼けました」という驚きの投稿がシェアされた。添付された画像には、こんがりと焼けたパンを郵便受けの中から取り出す高齢女性の姿が写っている。
この写真は瞬く間に拡散され、「表面にしっかり焼き目が付いているのがすごい」「この暑さだし納得だけど、これはびっくり」「ピザも焼けそうだ」「すごくおいしそうに焼けているね」といった驚きの声が殺到した。
写真に写る女性は、テキサス州モンゴメリー郡に住むロバータ・ライトさん(Roberta Wright)で、ロバータさんのもとには「どうやって焼いたんですか?」と世界中から質問が寄せられた。「会ったことのない人や、聞いたこともない国からたくさんのメッセージが届きましたよ」と話すロバータさんは、今回の写真が“フェイク”であることを、米テキサス州のニュースメディア『ABC13』のインタビューで打ち明けた。
ロバータさんは郵便受けを開けようとした際、金属製の蓋が灼熱の太陽に晒されて高温になっていたため、鍋つかみを使って開けた。その時に、今回のユニークなアイディアが閃いたという。テキサス州では記録的な猛暑が続いていた事実に加え、レンガ造りの郵便受けや、火傷をしないように手にはめていた鍋つかみという小道具が写真の信ぴょう性を高めたようだ。
「本当に郵便受けでパンが焼けたと信じている人もいると思いますよ。実際にパンを焼いたわけではありませんが、想像力で物語が生まれたのです」と話すロバータさんは、「Out of this World Granny」という絵本を出版する児童書作家だ。「子どもたちには想像力を働かせてほしいと思っています。写真を見た人が想像力を使うことで、写真からファンタジーが生まれるのです」とロバータさんは笑顔でコメントを残した。
投稿がフェイクであったと知った人々からは、「素晴らしいアイディアだよ」「クールなおばあちゃんだ。最高だね」「嘘だと分かってもやってみたい」など、ロバータさんの想像力に感心の声が届いている。
ちなみに過去には、赤ちゃんと留守番をしていた夫がユニークな写真を妻に送り、クリエイティブな父親のアイディアに驚きや笑いの声が寄せられていた。
画像は『Howard E. Caesar 2023年7月10日付Facebook「BREAD BAKED IN HER MAILBOX!!」』『ABC13 2023年7月15日付「Montgomery County grandma went viral for baking bread in her mailbox, but did she really do it?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)