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【海外発!Breaking News】生まれてからずっと同じ家に住む105歳女性 「引っ越すつもりはありません」(英)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年7月22日 16時55分

今年で105歳を迎えたイギリス在住の女性は、生まれてから現在まで引っ越しをせず、同じ家に住み続けている。76歳の息子と暮らしている女性は、105歳と高齢ながらも毎日活発に過ごしており、「生涯この家に住み続けるつもりです」と話しているそうだ。英ニュースメディア『Metro』などが伝えた。

エルシー・オルコックさん(Elsie Allcock)は1918年、5人きょうだいの末っ子として、英ノッティンガムシャー州ハスウェイトにある家で誕生した。その後、エルシーさんは14歳の時に母親を亡くし、70代だった父親の面倒を見るため、エルシーさんは実家に残ることになった。

父親の世話をしながら正規の仕事を見つけるのは難しく、エルシーさんは近所の家の掃除などをしてお小遣い程度の額を稼ぎ、家族や家の世話に専念してきた。それでも人生の伴侶を見つけて結婚し、1957年に夫であるマークさん(Mark)と一緒に250ポンド(約4万5300円)でこの家を購入した。



幸せな生活を送っていたが、今から約30年前にマークさんが病気になり、離婚したばかりだった息子のレイモンドさん(Raymond、76)が闘病生活を支えるため、再びこの家で一緒に暮らすことになった。エルシーさんとレイモンドさんは献身的にマークさんを看病したが、マークさんは78歳でこの世を去った。



現在もレイモンドさんとこの家で生活しているエルシーさんには、レイモンドさんの他にもう1人子どもがおり、6人の孫、14人のひ孫、そして11人の玄孫がいる。高齢の母親を手伝うつもりでいたレイモンドさんだったが、「母は非常に自立していますよ。関節炎になってやめてしまいましたが、去年までは編み物をしていました。また、足や肩が悪く、耳の聞こえも少し悪いですが、それ以外は完璧です。いつも2階や庭で何か作業をしていて、ポケットにはいつも布巾を忍ばせています。私より活発ですよ」と、100歳を越えていながらも元気なエルシーさんの様子を話す。

エルシーさんが若かりし頃、街の大通りには30軒のお店と11軒のパブが並び賑わっていたそうだが、現在はお店やパブも2軒ずつに減ってしまったという。ビリヤード場や鉱山労働者のための施設もあったが、全て取り壊されてそこに住宅が建てられ、地域の共同庭園も駐車場になった。街の風景は一変してしまったが、105年も過ごしたこの家の住み心地は良く、エルシーさんは「引っ越すつもりはありません」と話している。

エルシーさんのインタビュー映像が報道されると、「素晴らしい女性だ」「105年も同じ家に住むなんて、素敵な話だね」「彼女の話を一日中聞いていたいな」「忙しく過ごすのが元気の秘訣かな?」など、105年も同じ家に住み続けた事実に加え、高齢にもかかわらず活発なエルシーさんの生活にも驚きの声が多数届いた。

エルシーさんは先月28日、家族や友人など総勢50名で105歳の誕生日をお祝いされ、チャールズ国王からお祝いのカードを受け取った。ここまで大きく話題になったことについて、エルシーさんは「別に私は大物でもありませんし、何か大きなことを成し遂げたわけでもないですよ」と飄々としている。家にインターネット環境はなく、携帯電話を持っていないエルシーさんは、忙しく過ごしながらも、趣味のジグソーパズルや単語さがしゲームをして楽しんでおり、長寿の秘訣について「怠けないことです」とコメントを残した。



画像は『Metro 2023年7月17日付「Woman, 105, still lives in the house she was born in at the end of World War I」(Picture: Tom Maddick/SWNS.com)(Picture: Courtesy of Elsie Allcock/SWNS)』『LADbible 2023年5月23日付「Woman who has lived in same house for almost 105 years says ‘they’ll take me from here’」(Credit: ITV News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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