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【海外発!Breaking News】自宅に保管していた90万円分の紙幣、跡形もなくボロボロになった原因にショック(マレーシア)

TechinsightJapan 2023年8月3日 14時42分

大金を自宅で保管していたマレーシアの女性に悲劇が起きた。大切に箱にしまい込んでいた3万リンギット(約90万7200円)分の紙幣を取り出そうとしたところ、元の形が分からないほどボロボロになっていたのだ。銀行に持ち込んでみたが、半分ほどしか新しい紙幣に交換してもらえず、女性は涙することになった。大切な貯金が被害に遭ってしまった予想外の原因について、米ニュースメディア『New York Post』などが報じている。

マレーシアのクランタン州に住むカイルル・アズハルさん(Khairul Azhar)は先月23日、祖母の身に起きた悲劇を自身のFacebookに報告した。カイルルさんによると祖母は来年、イスラム教における巡礼“ハッジ”のため、サウジアラビアのメッカに向かう資金を貯めていた。祖母は巡礼を非常に楽しみにしており、箱の中に少しずつ紙幣を入れて自宅に保管していた。

ところがある日、祖母が箱の中のお金を確認しようとしたところ、衝撃の事実を目の当たりにした。3万リンギット(約90万7200円)分の紙幣が入っているはずの箱の蓋を開けると、ボロボロになった紙切れが箱いっぱいに詰まっていたのだ。実際の写真には、細長い形に細切れになった多数の紙が確認できる。残った部分でかろうじて紙幣と分かるが、ほとんど原形をとどめていなかった。

カイルルさんによると、これは箱に侵入したシロアリが原因だという。大事に貯めていたお金が無残な姿となり祖母はショックを受けていたそうで、カイルルさんは「銀行で新しい紙幣に交換してもらおう」と提案した。

シロアリに食べられてしまった紙幣の中から、形を保っているものを選んで「マレーシア国立銀行(Central Bank of Malaysia)」へ送った。紙幣は新しいものに交換してもらうことができたが、それは貯金していた全体の半分ほどだけで残りはどうすることもできなかったのだ。

その金額では巡礼に向かうことができず、カイルルさんは「これはメッカに行く運命にないことを示す出来事なのかもしれません」と話しており、同じように自宅で現金を保管している人に注意を呼びかけた。

悲しすぎるこの出来事が各メディアによって伝えられると、「私もビートルズのオリジナルのアルバムをシロアリに食べられたことがあるよ」「紙製の箱に入れていたのがいけないね」「金属製の入れ物が必要だ」「可哀そうなおばあちゃん。残りのお金も交換してくれたらいいのに」「銀行に預けるのが一番だ」など様々な意見が寄せられた。

米ニュースメディア『New York Post』によると、シロアリに紙幣を食べられてしまったケースは今回が初めてではなく、2013年には中国人女性が6万5000ドル(約917万円)相当の紙幣をシロアリに食い尽くされてしまったという。

また2021年2月26日には、インド南部に住む一家が鉄製の金庫に入れていた紙幣をシロアリに食べられてしまったケースも報告されており、金属製の金庫でもシロアリの被害に遭うことがあるようだ。

家の木材を食べることでよく知られるシロアリは、木材に含まれるセルロースなどを栄養源としている。紙幣の原料の1つである植物のミツマタにはセルロースが含まれているため、シロアリは紙幣も好んで食べるという。

ちなみに2018年にはインドで、ネズミがATM内の紙幣200万円相当をビリビリにして自らの巣を作っていた。

画像は『The Mirror 2023年7月28日付「‘I stashed £5,000 life savings in cardboard box - then my worst nightmare came true’」(Image: TWITTER/CRIMELDN)』『Khairul Azhar 2023年7月23日付Facebook「Hari ini duit yang di simpan oleh nenek saya di kampung untuk Tunaikan Haji tahun depan sebanyak rm30k Habis di makan Anai-Anai.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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