イギリスの高速道路で今月1日、走行中のトラックの荷台の下から牛が転落し、投げ出された。いったい何があったのか? 果たして牛は無事だったのか? 事故の一部始終はダッシュカム(ドライブレコーダー)が捉えており、英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えて拡散している。
法定速度約112キロ(時速70マイル)のイギリスの高速道路「M6」で1日午前10時頃、大型トラックの箱型の荷台の下から牛が転落した。
現場は片道三車線の交通量の多い道路で、問題のトラックはウェスト・ミッドランズ州ウェンズベリー付近を走行中だった。
当時の動画では、三車線の真ん中を走る青い大型トラックの荷台の底から牛が転げ落ちるのが見て取れ、ぶつかるのを避けようと、左隣を走行中のトラックは路側帯に寄せている。
そして路上に投げ出された牛は、反時計回りに勢いよく回転して飛ばされており、当時後方の左車線を走っていたというケヴィン・ロジャースさん(Kevin Rogers、52)は、事故についてこのように語った。
「トラックの荷台の底から落ちた牛が、最初に衝突しそうになったのが私の車だった。ただ私は咄嗟に路側帯へとハンドルを切り、かろうじて衝突を避けることができた。」
「あんな光景は毎日見られるものではないからね。最初に頭に浮かんだのは、『牛を撥ねないように』ということだった。ただ牛がトラックから落ちた瞬間は見ておらず、最初に目に飛び込んできたのは道路に投げ出されて迫ってくる牛だった。」
「そして落ち着いてから妻に『高速道路上に転がってきた牛を轢きそうになった』とメールしたけど、信じてもらえなかった。まあ当然だろうけどね。」
なお事故の一部始終を捉えていたのは、ケヴィンさんが運転していた車のドライブレコーダーで、ケヴィンさんは「事故が起きたのは、トラックの荷台の床が抜け落ちてしまったからだろうね。全くこんなことが起きるなんて思いもしなかったよ」と驚きを隠せない様子だった。
ウェストミッドランド警察によると、事故現場から約3キロ離れた場所でも別の1頭が転落したそうで、M6の両車線の一部の区間が90分にわたり閉鎖された。
一方で牛の移動をサポートした運送業者「ホワイトウェル・ロジスティクス(Whitewell Logistics Ltd)」のスポークスマンは、「2頭とも怪我をしたものの、長期的に影響が出るような重傷ではない」と述べており、回復が見込まれているそうだ。
ちなみに昨年11月には米テキサス州ヒューストンの高速道路(フリーウェイ)で、走行中の大型トラックの荷台の上に乗っていた25歳の男性が、高架橋に衝突して死亡していた。男性は荷台の上でダンスをしており、迫りくる危機に気付かずに事故に遭ったという。
画像は『The Sun 2023年8月3日付「MOO-VE OVER Watch the terrifying moment a COW tumbles out of a lorry straight into 70mph motorway traffic」(Credit: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
法定速度約112キロ(時速70マイル)のイギリスの高速道路「M6」で1日午前10時頃、大型トラックの箱型の荷台の下から牛が転落した。
現場は片道三車線の交通量の多い道路で、問題のトラックはウェスト・ミッドランズ州ウェンズベリー付近を走行中だった。
当時の動画では、三車線の真ん中を走る青い大型トラックの荷台の底から牛が転げ落ちるのが見て取れ、ぶつかるのを避けようと、左隣を走行中のトラックは路側帯に寄せている。
そして路上に投げ出された牛は、反時計回りに勢いよく回転して飛ばされており、当時後方の左車線を走っていたというケヴィン・ロジャースさん(Kevin Rogers、52)は、事故についてこのように語った。
「トラックの荷台の底から落ちた牛が、最初に衝突しそうになったのが私の車だった。ただ私は咄嗟に路側帯へとハンドルを切り、かろうじて衝突を避けることができた。」
「あんな光景は毎日見られるものではないからね。最初に頭に浮かんだのは、『牛を撥ねないように』ということだった。ただ牛がトラックから落ちた瞬間は見ておらず、最初に目に飛び込んできたのは道路に投げ出されて迫ってくる牛だった。」
「そして落ち着いてから妻に『高速道路上に転がってきた牛を轢きそうになった』とメールしたけど、信じてもらえなかった。まあ当然だろうけどね。」
なお事故の一部始終を捉えていたのは、ケヴィンさんが運転していた車のドライブレコーダーで、ケヴィンさんは「事故が起きたのは、トラックの荷台の床が抜け落ちてしまったからだろうね。全くこんなことが起きるなんて思いもしなかったよ」と驚きを隠せない様子だった。
ウェストミッドランド警察によると、事故現場から約3キロ離れた場所でも別の1頭が転落したそうで、M6の両車線の一部の区間が90分にわたり閉鎖された。
一方で牛の移動をサポートした運送業者「ホワイトウェル・ロジスティクス(Whitewell Logistics Ltd)」のスポークスマンは、「2頭とも怪我をしたものの、長期的に影響が出るような重傷ではない」と述べており、回復が見込まれているそうだ。
ちなみに昨年11月には米テキサス州ヒューストンの高速道路(フリーウェイ)で、走行中の大型トラックの荷台の上に乗っていた25歳の男性が、高架橋に衝突して死亡していた。男性は荷台の上でダンスをしており、迫りくる危機に気付かずに事故に遭ったという。
画像は『The Sun 2023年8月3日付「MOO-VE OVER Watch the terrifying moment a COW tumbles out of a lorry straight into 70mph motorway traffic」(Credit: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)