ヘンリー王子とメーガン妃がベストセラー小説の映画化権を獲得し、Netflix向けの映画を制作することになると報じられた。夫妻が購入したのは、ヘンリー王子と同じく親を交通事故で亡くした人物を描いたラブストーリーだという。専門家は、同作の映画化権利獲得費用について「最高で5億円に及ぶだろう」と推測している。
ヘンリー王子夫妻が運営するプロダクション会社「Archewell Audio」は今年6月、ポッドキャストを配信する「Spotify」との契約が打ち切られた。
夫妻はNetflixとも大型契約を締結していたが、昨年12月に配信開始したドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』が米テレビ界の最高名誉である「エミー賞」にノミネートされず、今後のプロジェクトに対して懸念の声が高まっていた。
そんな夫妻がベストセラー小説の映画化権を獲得し、Netflix向けの映画を制作する予定であると英メディア『The Sun』が報じたのだ。
同メディアが現地時間5日に報じたところによると、ヘンリー王子夫妻が権利を獲得したのは、カナダ出身の元ジャーナリストで作家に転身したカーリー・フォーチューン著によるロマンティック小説『Meet Me At The Lake』だ。今年5月に発売されると、初週だけで3万7千部という驚異的な売り上げを記録した。
同小説は、メーガン妃がヘンリー王子と交際開始した頃に住んでいたカナダのトロント近郊を舞台に、夫妻と同じく30代で出会ったカップルを描いたラブストーリーだ。交通事故で親を亡くした幼少期のトラウマやメンタルヘルス、産後うつなどのテーマを扱うなど、ヘンリー王子夫妻との共通点がいくつかある。
ある関係者は同メディアの取材に対し、「本のテーマがヘンリー王子夫妻の心を掴んだことから、夫妻のNetflixでの最初の映画化作品として選ばれたのです」と明かした。
PR専門家のマーク・ボルコウスキー氏は、同小説の映画化権利の獲得費用について「最高で300万ポンド(約5億4400万円)にも及ぶだろう」と推測しており、出版元である「ペンギン・ランダムハウス」が、なぜ作品の映画化権を夫妻に売ったのかと疑問を呈した。
「この作品の権利は、最高で300万ポンドになるかもしれない。もしそれがベストセラーであるなら、ヘンリーとメーガンなどには手渡さないだろう。世の中にはもっと素晴らしいドラマのプロデューサーがいるのに、なぜ価値のある資産を手放すんだろう?」
米ハリウッドでは脚本家らによるストライキが数か月にわたって続いており、多くの俳優達も参加している。そのため、ヘンリー王子夫妻による同作の制作も停滞しているという。
画像1、2枚目は『The Prince and Princess of Wales 2018年6月11日付Instagram「The Duke and Duchess of Sussex will undertake an official visit to Australia,」』『Spotify Podcasts 2022年8月26日付Instagram「Let’s do this!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
ヘンリー王子夫妻が運営するプロダクション会社「Archewell Audio」は今年6月、ポッドキャストを配信する「Spotify」との契約が打ち切られた。
夫妻はNetflixとも大型契約を締結していたが、昨年12月に配信開始したドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』が米テレビ界の最高名誉である「エミー賞」にノミネートされず、今後のプロジェクトに対して懸念の声が高まっていた。
そんな夫妻がベストセラー小説の映画化権を獲得し、Netflix向けの映画を制作する予定であると英メディア『The Sun』が報じたのだ。
同メディアが現地時間5日に報じたところによると、ヘンリー王子夫妻が権利を獲得したのは、カナダ出身の元ジャーナリストで作家に転身したカーリー・フォーチューン著によるロマンティック小説『Meet Me At The Lake』だ。今年5月に発売されると、初週だけで3万7千部という驚異的な売り上げを記録した。
同小説は、メーガン妃がヘンリー王子と交際開始した頃に住んでいたカナダのトロント近郊を舞台に、夫妻と同じく30代で出会ったカップルを描いたラブストーリーだ。交通事故で親を亡くした幼少期のトラウマやメンタルヘルス、産後うつなどのテーマを扱うなど、ヘンリー王子夫妻との共通点がいくつかある。
ある関係者は同メディアの取材に対し、「本のテーマがヘンリー王子夫妻の心を掴んだことから、夫妻のNetflixでの最初の映画化作品として選ばれたのです」と明かした。
PR専門家のマーク・ボルコウスキー氏は、同小説の映画化権利の獲得費用について「最高で300万ポンド(約5億4400万円)にも及ぶだろう」と推測しており、出版元である「ペンギン・ランダムハウス」が、なぜ作品の映画化権を夫妻に売ったのかと疑問を呈した。
「この作品の権利は、最高で300万ポンドになるかもしれない。もしそれがベストセラーであるなら、ヘンリーとメーガンなどには手渡さないだろう。世の中にはもっと素晴らしいドラマのプロデューサーがいるのに、なぜ価値のある資産を手放すんだろう?」
米ハリウッドでは脚本家らによるストライキが数か月にわたって続いており、多くの俳優達も参加している。そのため、ヘンリー王子夫妻による同作の制作も停滞しているという。
画像1、2枚目は『The Prince and Princess of Wales 2018年6月11日付Instagram「The Duke and Duchess of Sussex will undertake an official visit to Australia,」』『Spotify Podcasts 2022年8月26日付Instagram「Let’s do this!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)