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【海外発!Breaking News】車の窓から投げ捨てられた子猫、駆けつけた警察官が家族として迎える(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年8月11日 19時55分

車の窓から子猫が放り出されたとの通報を受けて現場に駆けつけた警察官が、その子猫を家族として迎えたという心温まるニュースがアメリカから届いた。発見当初は怖がって震えていた子猫だが、警察官が抱き上げると肩に登ってゴロゴロと鳴き始めたそうだ。そして動物保護機関に到着後も子猫は警察官の肩にしがみついて離れようとしなかったため、そのまま自宅に連れて帰ることにしたという。米ニュースメディア『Good Morning America』などが伝えた。

米バージニア州ハリソンバーグ警察署のティモシー・ラッグ巡査(Timothy Rugg)は7月13日、勤務中に1匹の子猫を保護した。

その日、ティモシーさんは車の窓から子猫が放り出されたとの通報を受けて出動したそうで、当時の状況をこのように振り返っている。

「オールド・ファーネス・ロード(Old Furnace Road)で窓から猫が投げ捨てられたという通報があり、私が現場に駆けつけるとそこには1匹の子猫がいました。最初はとても怖がって震えていたのですが、私が抱き上げると肩に登ってゴロゴロ鳴き始めました。そして私から離れようとしなかったのです。」

ティモシーさんはその後、子猫を連れてハリソンバーグ市内にある動物保護機関「ロッキンガム・ハリソンバーグSPCA(Rockingham Harrisonburg Society for the Prevention of Cruelty to Animals」を訪れた。そこで子猫は生後3か月ほどであること、また健康状態は概ね良好であることが分かったそうだ。

「スタッフに引き渡そうとした時、子猫は爪を立てて私の肩にしがみついたまま降りようとしなくて…。しかもSPCAの施設は空きがない状態だと聞き、私は『この子を家に連れて帰ることはできますか?』と尋ねました。するとスタッフは『里親の手続きをすれば可能です』と言い、私は手続きを進めることにしました。その日は偶然にも妻の誕生日で、彼女にとって楽しいサプライズになりました。」

ティモシーさん夫妻は、子猫に“ペニー・ファーシング(Penny-Furthing、以下ペニー)”と名付けた。そして3週間の里親トライアル期間を終えた今月4日、正式に家族として迎えたという。



SPCAのハック・ナワズ事務局長(Huck Nawaz)は、今回の出来事について次のように述べている。

「誰かがペニーを車から投げ捨てたことを思うと胸が張り裂けそうです。幸いなことにティモシー巡査が保護し、ここに連れてきてくれました。彼はペニーが回復するまでの間、里親になると言ってくれましたが、このたび正式に家族として迎えてくれることになったのです。私たちにとって、これほど嬉しいことはありません。行き場のない動物たちを受け入れ、支援してくれるティモシーさん夫妻のような人々に深く感謝しています。」



ペニーを迎えたことでペットと暮らすことの素晴らしさを知ったティモシーさんは、他の人々も家族を必要としている動物たちの里親になることを検討してほしいとしてこのように語っている。

「里親になるための手続きはとても簡単です。最寄りの動物保護施設で申請書に必要事項を記入し、特に問題がなければ犬や猫を家に連れて帰ることができます。里親になることのメリットは、自分にペットを飼う能力があるかどうか、また本当に飼いたいのかを知ることができることです。ペットショップなどで動物を購入した後に、それが正しい選択だったのかどうか迷うこともありません。私自身、まさか猫を飼うなんて思いもしませんでしたが、今では毎日ペニーと一緒に寝ています。最初はとても臆病で内気な猫でしたが、今は水遊びや観葉植物に触れること、私たちに甘えたり抱っこされることが大好きなんです。」



画像は『Good Morning America 2023年8月3日付「Police officer to adopt kitten who was thrown out of car window」(Courtesy of Timothy Rugg)』『Harrisonburg Police Department 2023年7月16日付Facebook「Earlier this week, HPD responded to a call of a kitten that had reportedly been thrown out of a vehicle.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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