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【海外発!Breaking News】「ボロ布の山かと思った」被毛が固まり瀕死の状態の捨て犬、保護されて幸せいっぱいに(英)

TechinsightJapan 2023年8月17日 20時55分

今年3月末、英グレーター・マンチェスターでオスの捨て犬が保護された。この犬は当時、目がほとんど見えず、被毛が固まりボロ布のように汚れていたが、新しい飼い主に引き取られ、ガールフレンドの犬と遊ぶのを楽しみにしているという。英ニュースメディア『The Daily Star』などがビフォーアフターの写真とともに伝えた。

英グレーター・マンチェスターのアシュトンアンダーラインで3月25日、運河近くを散歩していた男性が、瀕死の状態で捨てられていた1匹のシーズー犬を発見した。

男性は当初「運河近くのベンチの隣にボロ布の山がある」と思ったそうだが、それは息も絶え絶えのオス犬で、被毛が固まり体が重くて自由に動けずにいたという。また明らかに怯えており、心痛めた男性はその犬を自宅に連れて帰ると、近所の動物病院を訪れた。そして獣医が英国動物虐待防止協会(RSPCA)に連絡し、スタッフが“モリス(Morris)”と名付けて引き取った。



RSPCAの検査員ライアン・キング氏(Ryan King)によると、モリスは緑内障で片目を失明し、もう一方は白内障でほとんど機能しておらず、のちに摘出手術が行われたという。保護された直後のモリスの写真を見ると、顔の被毛が黒ずんで固まり、目や鼻が隠れてしまっており、スタッフが汚れて固まった被毛の塊をきれいに剃ったところ、その重さは体重の10%にあたる1.3キロになったそうだ。



こうして次第に健康を取り戻していったモリスは数か月後、グレーター・マンチェスターのウィゼンショーに住むジョセフィン・ニューホールさん(Josephine Newhall、82)が一目惚れし、温かく迎えられた。

運河のそばで保護されてからもうすぐ5か月になる今では、ジョセフィンさんの娘の飼い犬でチベット原産のラサ・アプソという犬種の“ルビー(Ruby)”というガールフレンドができたそうで、ジョセフィンさんは愛犬についてこのように語っている。

「モリスは小さいけれど美しい犬で、長椅子に座る私に寄り添うのが大好きなの。あの子は私にとって、楽しい時間を一緒に過ごせる仲間のような存在だし、保護された時のことを考えると、今ここにいることは奇跡だと思っているわ。」

「モリスの目が見えないことは、引き取る時に知っていたの。でも我が家はモリスにとって完璧なのよ。だって庭には簡単に出入りができるし、走り回ることもできる。だから問題は何もないわ!」

「モリスを迎えてから耳も聞こえないことに気付いたけど、でもあの子は障がいがあるからといってじっとしていることはないの。テニスボールで遊ぶことが大好きだし、ルビーがやって来るのを楽しみにしているわ。ただルビーは手加減を知らなくてね。そんな時はモリスが私たちに教えてくれるのよ。2匹は本当にいい友達で、ルビーはモリスに自信を与えてくれる存在になっているの!」

なおジョセフィンさんは最後に、モリスを保護し、リハビリをして送り出してくれたRSPCAのスタッフに感謝し、「モリスが望む形で、こうやってハッピーエンドを迎えることができてとても嬉しく思っているわ」と笑顔を見せた。

画像は『The Daily Star 2023年8月14日付「Barely-breathing Shih Tzu left for dead by canal finds new home and girlfriend」(Image: RSPCA)』『Daily Express 2023年8月14日付「Blind and deaf dog that was left abandoned looked like a ‘pile of rags’ before rescue」(Image: RSPCA/SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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