ワニといえば水辺に生息するイメージがあるが、コンクリートの歩道の亀裂からワニが這い出てくる様子を捉えた動画がSNSで拡散している。動画は大きな関心を集め、米ニュースメディア『New York Post』などがインドで撮影されたと伝えたが、実は2年前に中国で撮影されたもののようだ。
今月9日、Instagramのアカウント名「OFFICIAL MAKASSAR INFO」がインドネシア語で「恐怖…。地面から這い出した2匹のワニの一コマ」と言葉を添えて、ある動画を投稿した。そこにはコンクリートの歩道にある亀裂から這い上がろうとするワニの姿が捉えられており、何人かの群衆が取り囲んでいた。
その中で赤いズボンを着用した男性が、捕獲棒の先にある輪っかで体長1.5メートルほどと思われるワニの首を締めつけて取り押さえようとした。しかしワニは激しく暴れ、ぐるっと一回転デスロールをして捕獲棒から逃れようとする。
その直後、コンクリートの亀裂から別のワニが這い出して、大きく口を開けながら群衆の中にいた男性に突進した。男性は慌てて近くの鉄の棒によじ登って、ワニから身をかわすことができた。一見恐ろしい光景に見えるが、なぜか群衆からは笑いが起こっている。
動画はこれまでに100万回以上の再生回数を記録しており、「どうやって地面に?」「あんな風に追いかけられたらパニックになるよ」といった声が寄せられた。また動画が話題になったことで、米ニュースメディア『New York Post』が同動画はインドで撮影されたものだと紹介し、さらに注目を集めた。
しかしインドネシアのニュースメディア『TribunNews.com』によると、この動画は2021年5月3日に中国の動画共有サイト「bilibili(哔哩哔哩)」に投稿されたもので、オリジナルの動画には、ワニに襲われそうになった男性の着ているTシャツに、当時中国で問題になったアメリカの電気自動車メーカー「テスラ」社製の車のブレーキ故障を非難する内容の中国語のロゴ「ブレーキ故障(刹车失灵)」と書かれていたり、中国語で会話している音声も入っている。
最終的にコンクリートの亀裂から3匹のワニが出てきたが、なぜワニがそこから出てきたのかは今も分かっていないようだ。
画像は『New York Post 2023年8月10日付「They thought they saw a crack in the sidewalk ― then 3 crocodiles emerged」(Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
今月9日、Instagramのアカウント名「OFFICIAL MAKASSAR INFO」がインドネシア語で「恐怖…。地面から這い出した2匹のワニの一コマ」と言葉を添えて、ある動画を投稿した。そこにはコンクリートの歩道にある亀裂から這い上がろうとするワニの姿が捉えられており、何人かの群衆が取り囲んでいた。
その中で赤いズボンを着用した男性が、捕獲棒の先にある輪っかで体長1.5メートルほどと思われるワニの首を締めつけて取り押さえようとした。しかしワニは激しく暴れ、ぐるっと一回転デスロールをして捕獲棒から逃れようとする。
その直後、コンクリートの亀裂から別のワニが這い出して、大きく口を開けながら群衆の中にいた男性に突進した。男性は慌てて近くの鉄の棒によじ登って、ワニから身をかわすことができた。一見恐ろしい光景に見えるが、なぜか群衆からは笑いが起こっている。
動画はこれまでに100万回以上の再生回数を記録しており、「どうやって地面に?」「あんな風に追いかけられたらパニックになるよ」といった声が寄せられた。また動画が話題になったことで、米ニュースメディア『New York Post』が同動画はインドで撮影されたものだと紹介し、さらに注目を集めた。
しかしインドネシアのニュースメディア『TribunNews.com』によると、この動画は2021年5月3日に中国の動画共有サイト「bilibili(哔哩哔哩)」に投稿されたもので、オリジナルの動画には、ワニに襲われそうになった男性の着ているTシャツに、当時中国で問題になったアメリカの電気自動車メーカー「テスラ」社製の車のブレーキ故障を非難する内容の中国語のロゴ「ブレーキ故障(刹车失灵)」と書かれていたり、中国語で会話している音声も入っている。
最終的にコンクリートの亀裂から3匹のワニが出てきたが、なぜワニがそこから出てきたのかは今も分かっていないようだ。
画像は『New York Post 2023年8月10日付「They thought they saw a crack in the sidewalk ― then 3 crocodiles emerged」(Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)