米カリフォルニア州ロサンゼルス郡バーバンクの大型書店「バーンズ&ノーブル(Barnes & Noble)」で今月7日、少なくとも2人の女性に背後から近づき、ニオイを嗅ぐような行動を取っていた男の姿がカメラに収められた。男にストーカーされていることに気付いた女性が動画を撮影し、TikTokに投稿すると想像を超えた反響が寄せられ、男のゾッとするような犯罪歴が明らかになった。米ニュースメディア『Inside Edition』などが伝えた。
カリフォルニア州在住のマケイラ・ウィターさん(Michaela Witter、28)は、フォロワー数が7万4千人を超えるTikTokerである。
マケイラさんが現在はまっているのは「自分がやりたいことを一人で楽しもう」というTikTokのトレンド“ソロデート”で、「ソロデートの100日(100 days of solo dates)」と題し、これまでに20本以上の動画を投稿してきた。
そんなマケイラさんが今月7日、ソロデート20日目の撮影場所に選んだのが「バーンズ&ノーブル」で、しばらくするとある男の視線を感じ、後を追われている気がしたという。
そこで万が一、男に何かをされたり、言われたりした時のためにカメラを回し始めると、立って本を読んでいるマケイラさんのすぐ後ろに男が近付き、跪いていることに気付いたのだった。
マケイラさんは当時、男に背を向けていたのだが、異様な気配を感じて振り向いており、動画では男に「何をしているの?」と尋ねているのが見て取れる。すると男は「靴ひもを結んでいる。君は何をしているんだい?」と答えた後、靴紐を直すふりをしているようだった。
ところがこの男、その数秒後に別の女性の背後にピタリと付き、マケイラさんの時と同じように跪き、女性の臀部や脚のニオイを嗅いでいるかのようにかなり接近。これに気付いたマケイラさんは気分が悪くなり、書店入口近くにいた店員に男の異様な行動を訴えた。
男はその後、書店から立ち去った。だが動画を見返したマケイラさんは、平穏な生活を侵害されたようで震え上がってしまったそうで、TikTokに8日、「人生でトップ3に入るほどのキモイ経験」と言葉を添えた動画を投稿したところ、大きな反響があった。
マケイラさんは動画の中で、「あの男は私に触れてはいないものの、かなり接近していたの。気持ち悪いし、異様よね」と述べており、視聴者からは「実は私も3月に同じ書店で同じ男に同じようにハラスメントされた」「近くの店で、同じ経験をした」といった声が少なくとも20件寄せられという。こうして警察も捜査を開始し、この男が36歳(37歳との報道も)のカリース・クラウダー(Caleese Crowder)であることが判明した。
なお法律&犯罪を取り扱うニュースメディア『Law & Crime』によると、カリースは遅くても2006年以来、覗き、徘徊、住居侵入窃盗罪などでかなりの数の逮捕歴があり、マケイラさんの一件から数日後には別の容疑で捕まっていた。
さらに驚くことに、マケイラさんの動画には、全米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・レイカーズの元プレーヤー、ロバート・オーリー氏も反応し、SNSに次のような怒りの投稿をした。
「この男は今から13年以上前、当時14歳だった義娘をストーカーし私の家族を数か月間苦しめた。そうして逮捕され、8年の刑に服したが、また同じ場所に戻り同じことをしている。」
ちなみに地元警察は「マケイラさんのケースについては捜査中」としているが、カリースは最近、覗き見の容疑などで懲役60日の有罪判決を言い渡された後、数日拘留されただけで釈放されている。一方で、次々と暴かれる男の過去に対し人々は「こんな男は刑務所から出すべきではない」「カリフォルニアの刑務所は満杯なのか?」「ゾッとする」「この女性が動画をシェアした勇気を称えるよ」「女性が無事で何よりだった」「本当に怖い世の中だよ」といったコメントを寄せている。
画像は『Inside Edition 2023年8月17日付Instagram「Michaela Witter was filming herself」』『Michaela 2023年8月8日付TikTok「The ugly side of doing things solo as a woman」』『artofethereality 2023年8月11日付TikTok「my experience with the barnes & noble stalker」』『New York Post 2023年8月20日付「Victim of Barnes & Noble ‘sniffer’ has low expectations for justice after repeated catch and release」(Glendale Police Department)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
カリフォルニア州在住のマケイラ・ウィターさん(Michaela Witter、28)は、フォロワー数が7万4千人を超えるTikTokerである。
マケイラさんが現在はまっているのは「自分がやりたいことを一人で楽しもう」というTikTokのトレンド“ソロデート”で、「ソロデートの100日(100 days of solo dates)」と題し、これまでに20本以上の動画を投稿してきた。
そんなマケイラさんが今月7日、ソロデート20日目の撮影場所に選んだのが「バーンズ&ノーブル」で、しばらくするとある男の視線を感じ、後を追われている気がしたという。
そこで万が一、男に何かをされたり、言われたりした時のためにカメラを回し始めると、立って本を読んでいるマケイラさんのすぐ後ろに男が近付き、跪いていることに気付いたのだった。
マケイラさんは当時、男に背を向けていたのだが、異様な気配を感じて振り向いており、動画では男に「何をしているの?」と尋ねているのが見て取れる。すると男は「靴ひもを結んでいる。君は何をしているんだい?」と答えた後、靴紐を直すふりをしているようだった。
ところがこの男、その数秒後に別の女性の背後にピタリと付き、マケイラさんの時と同じように跪き、女性の臀部や脚のニオイを嗅いでいるかのようにかなり接近。これに気付いたマケイラさんは気分が悪くなり、書店入口近くにいた店員に男の異様な行動を訴えた。
男はその後、書店から立ち去った。だが動画を見返したマケイラさんは、平穏な生活を侵害されたようで震え上がってしまったそうで、TikTokに8日、「人生でトップ3に入るほどのキモイ経験」と言葉を添えた動画を投稿したところ、大きな反響があった。
マケイラさんは動画の中で、「あの男は私に触れてはいないものの、かなり接近していたの。気持ち悪いし、異様よね」と述べており、視聴者からは「実は私も3月に同じ書店で同じ男に同じようにハラスメントされた」「近くの店で、同じ経験をした」といった声が少なくとも20件寄せられという。こうして警察も捜査を開始し、この男が36歳(37歳との報道も)のカリース・クラウダー(Caleese Crowder)であることが判明した。
なお法律&犯罪を取り扱うニュースメディア『Law & Crime』によると、カリースは遅くても2006年以来、覗き、徘徊、住居侵入窃盗罪などでかなりの数の逮捕歴があり、マケイラさんの一件から数日後には別の容疑で捕まっていた。
さらに驚くことに、マケイラさんの動画には、全米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・レイカーズの元プレーヤー、ロバート・オーリー氏も反応し、SNSに次のような怒りの投稿をした。
「この男は今から13年以上前、当時14歳だった義娘をストーカーし私の家族を数か月間苦しめた。そうして逮捕され、8年の刑に服したが、また同じ場所に戻り同じことをしている。」
ちなみに地元警察は「マケイラさんのケースについては捜査中」としているが、カリースは最近、覗き見の容疑などで懲役60日の有罪判決を言い渡された後、数日拘留されただけで釈放されている。一方で、次々と暴かれる男の過去に対し人々は「こんな男は刑務所から出すべきではない」「カリフォルニアの刑務所は満杯なのか?」「ゾッとする」「この女性が動画をシェアした勇気を称えるよ」「女性が無事で何よりだった」「本当に怖い世の中だよ」といったコメントを寄せている。
画像は『Inside Edition 2023年8月17日付Instagram「Michaela Witter was filming herself」』『Michaela 2023年8月8日付TikTok「The ugly side of doing things solo as a woman」』『artofethereality 2023年8月11日付TikTok「my experience with the barnes & noble stalker」』『New York Post 2023年8月20日付「Victim of Barnes & Noble ‘sniffer’ has low expectations for justice after repeated catch and release」(Glendale Police Department)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)