俳優ブラッド・ピットが主演・製作総指揮にあたった、大作映画『フューリー』(11月28日全国ロードショー)がかなり熱いことになっている。15日夕刻、有楽町マリオン・センターモールにて開催されたジャパンプレミアに若手の共演者とともに登壇し、大勢のファンの声援に応えたブラピ。その様子を興奮冷めやらぬうちにお届けしたいと思う。
アカデミー賞も射程距離という戦争アクション映画、『フューリー』をひっさげて俳優ブラッド・ピットが来日し、ジャパンプレミアに登壇。大変な時間をかけてレッドカーペットを歩き、つめかけた大勢のファンにサインと自撮りによる“ツーショット”を笑顔でプレゼントしてくれた。一時より顔がほっそりとし、オールバックの髪型ともみあげが印象的なブラピ。アンジェリーナ・ジョリーを伴って映画『ワールド・ウォーZ』のプロモーションを行なって以来、1年3ヵ月ぶり10度目の来日となるが、いつもこちらを新鮮な気分で興奮させてくれる魅力は健在だ。ブラピのサインはブランドのロゴのごとくシンプルで小さなもの。そのおかげもあって、このたび来場したファンはおそらく全員サインをもらえたのではないかと思うほど、彼のファンサービスは素晴らしいものであった。
“-1945年4月‐ たった5人で、300人のドイツ軍に挑んだ男たち。”と、サブタイトルからしてなんともスリリングなこの『フューリー(原題:Fury)』。Furyとは極限の怒りという意味である。ブラピが扮するのは、米軍兵士5名が乗る戦車フューリー号を指揮し、部下の命を守ることを使命としながらも彼らの士気を鼓舞し続けなければならない、“ウォーダディー”ことドン・コリアー。撮影に9か月を要し、しかも戦車が舞台の中心というこの作品について、日中の記者会見ではこんな苦労話を披露している。
「まずは予行演習のためブートキャンプが設けられたんだ。とにかく狭い戦車の中で男5人が寝起きを共にするわけだから、もうむさっ苦しいやらプンプン臭いやらたまったものではなかったよ。でも時間の経過とともに、そこを少しでも快適な空間にしようと人は知恵や工夫を働かせるようになる。こうして“brotherhood”とか“family”という意識や絆が生まれるんだ。誰もが年に1度、そんな経験をしてみるといいんじゃないかな。現代の便利な生活は天国そのものだと気づかされるよ。」
そんな“ウォーダディー”の悩みの種となるのが、戦争初体験にしてその戦車の副操縦士を任命された新兵の“ノーマン”。この役を演じるのが弱冠22歳の俳優ローガン・ラーマン(写真・左)である。憧れのブラピとの共演とあって、この作品にはかつてないほどの神経を注いだとのこと。「すべてがチャレンジで、たくさんのことを学ばせてもらいました」と語りながらブラピに尊敬のまなざしを向けた。
たった5人に対し、敵のドイツ兵は300人。死闘、死闘、また死闘である。地獄絵図さながらの戦場で不安を隠し、部下のためにも常に気丈に振る舞う“ウォーダディー”を演じきったブラピ。アカデミー賞最有力候補という声があることに、「こればかりは何とも言えないけれど」としながらも、「これ以上ないというほど戦闘というものに踏み込んだ作品だからかな」と自信をみなぎらせた。戦場の様子が限りなくリアルに再現されているのは、脚本と監督をつとめたデヴィッド・エアー監督自身が海軍の出身ということに尽きるであろう。窮地に立った時に繰り広げられる極限のヒューマニズムが観る者の心を圧倒する『フューリー』。是非とも映画館で、その“ズシン”と深いものを経験して頂きたい。
映画『フューリー』
製作総指揮:ブラッド・ピット
脚本・監督:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル
11月28日(金) TOHOシネマズ 日劇他全国超拡大ロードショー
公式サイト:fury-movie.jp
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
アカデミー賞も射程距離という戦争アクション映画、『フューリー』をひっさげて俳優ブラッド・ピットが来日し、ジャパンプレミアに登壇。大変な時間をかけてレッドカーペットを歩き、つめかけた大勢のファンにサインと自撮りによる“ツーショット”を笑顔でプレゼントしてくれた。一時より顔がほっそりとし、オールバックの髪型ともみあげが印象的なブラピ。アンジェリーナ・ジョリーを伴って映画『ワールド・ウォーZ』のプロモーションを行なって以来、1年3ヵ月ぶり10度目の来日となるが、いつもこちらを新鮮な気分で興奮させてくれる魅力は健在だ。ブラピのサインはブランドのロゴのごとくシンプルで小さなもの。そのおかげもあって、このたび来場したファンはおそらく全員サインをもらえたのではないかと思うほど、彼のファンサービスは素晴らしいものであった。
“-1945年4月‐ たった5人で、300人のドイツ軍に挑んだ男たち。”と、サブタイトルからしてなんともスリリングなこの『フューリー(原題:Fury)』。Furyとは極限の怒りという意味である。ブラピが扮するのは、米軍兵士5名が乗る戦車フューリー号を指揮し、部下の命を守ることを使命としながらも彼らの士気を鼓舞し続けなければならない、“ウォーダディー”ことドン・コリアー。撮影に9か月を要し、しかも戦車が舞台の中心というこの作品について、日中の記者会見ではこんな苦労話を披露している。
「まずは予行演習のためブートキャンプが設けられたんだ。とにかく狭い戦車の中で男5人が寝起きを共にするわけだから、もうむさっ苦しいやらプンプン臭いやらたまったものではなかったよ。でも時間の経過とともに、そこを少しでも快適な空間にしようと人は知恵や工夫を働かせるようになる。こうして“brotherhood”とか“family”という意識や絆が生まれるんだ。誰もが年に1度、そんな経験をしてみるといいんじゃないかな。現代の便利な生活は天国そのものだと気づかされるよ。」
そんな“ウォーダディー”の悩みの種となるのが、戦争初体験にしてその戦車の副操縦士を任命された新兵の“ノーマン”。この役を演じるのが弱冠22歳の俳優ローガン・ラーマン(写真・左)である。憧れのブラピとの共演とあって、この作品にはかつてないほどの神経を注いだとのこと。「すべてがチャレンジで、たくさんのことを学ばせてもらいました」と語りながらブラピに尊敬のまなざしを向けた。
たった5人に対し、敵のドイツ兵は300人。死闘、死闘、また死闘である。地獄絵図さながらの戦場で不安を隠し、部下のためにも常に気丈に振る舞う“ウォーダディー”を演じきったブラピ。アカデミー賞最有力候補という声があることに、「こればかりは何とも言えないけれど」としながらも、「これ以上ないというほど戦闘というものに踏み込んだ作品だからかな」と自信をみなぎらせた。戦場の様子が限りなくリアルに再現されているのは、脚本と監督をつとめたデヴィッド・エアー監督自身が海軍の出身ということに尽きるであろう。窮地に立った時に繰り広げられる極限のヒューマニズムが観る者の心を圧倒する『フューリー』。是非とも映画館で、その“ズシン”と深いものを経験して頂きたい。
映画『フューリー』
製作総指揮:ブラッド・ピット
脚本・監督:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル
11月28日(金) TOHOシネマズ 日劇他全国超拡大ロードショー
公式サイト:fury-movie.jp
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)