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【海外発!Breaking News】子どもを授かった家族へ、スコットランド政府から“ベビー・ボックス”の贈り物 その内容に羨望の声<動画あり>

TechinsightJapan 2023年9月14日 12時17分

このほどスコットランド在住の妊婦が、政府から無料で受け取ったベビーグッズなどのセットを動画で公開し、注目を集めている。複数のロンパースやジャケットなどの衣服、靴下、絵本、体温計、マットレスなど、かなり充実した内容なのだ。この動画には、ユーザーから「今すぐスコットランドに引っ越さなくちゃ!」など羨望の声が続出していることを米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

スコットランド在住のレイチェル・クレナガンさん(Rachel Clenaghan)は、TikTokに動画をアップしてブロガーとして活動している。そんなレイチェルさんが今月5日に動画を投稿したところ、再生回数が360万回を超えるほど反響を呼んだ。その動画は、妊娠36週だったレイチェルさんが、スコットランド政府から届いた“ベビー・ボックス”を開封する様子を撮影したものだった。

ベビー・ボックスとは、スコットランド政府が2017年から始めた制度で、同年8月15日以降に誕生した赤ちゃんの家族へ、新生児グッズのセットが届くという。スコットランド政府は、「子供たちの未来のために備えることは、これからの私たちの世界を形作ることに繋がります。スコットランドのすべての赤ちゃんに、平等に人生のスタートを切ってもらうことを目的として始めました」と同制度について説明する。

妊娠18~20週、または28週の健診の際に、担当の助産師からベビー・ボックス希望の有無を聞かれ、希望すると登録を行う。そして妊娠32~36週になると、自宅にベビー・ボックスが届く。

レイチェルさんの動画には、腰の位置ほどの高さがある大きなダンボールを、カッターで開封していく様子が映っている。その中からは、可愛らしい絵柄が施された白ベースの箱が出てきた。絵柄には色がなく、生まれてくる赤ちゃんに兄や姉がいる場合は、色を塗って赤ちゃんの誕生を楽しみに待つことができるようになっている。そして箱の中には、以下のものが入っていた。

・デジタル体温計
・室内、風呂用温度計
・半袖、長袖下着
・長袖の寝巻き
・ロンパース
・フリースジャケット
・ベビーパンツ
・靴下
・ベビー用ミトン
・おしゃぶり
・よだれかけ
・ブランケット
・抱っこ紐
・タオル
・お風呂用タオル
・体洗い用スポンジ
・赤ちゃん用爪やすりと歯ブラシ
・お出かけ用おむつ替えマット
・プレイマット
・絵本
・リユースおむつの引換券

無料にもかかわらずかなり充実した内容となっており、この他にも母乳パッドやコンドーム、母乳のあげ方や赤ちゃんとの接し方が書かれた冊子、スコットランドの国民的詩人ジャッキー・ケイ(Jackie Kay)の詩なども同封されている。



さらに驚くのは、箱の底にマットレスが入っており、箱自体がベビーベッドとして使えるようになっているのだ。マットレスのシーツも2枚入っており、赤ちゃん用の下着や洋服は生後0~3か月用、生後3~6か月用など、成長に合わせて着られるように用意されている。



レイチェルさんの動画には、ユーザーから「なんて素晴らしい制度!」といった称賛の声や、「うちの国でもやってほしい」「アメリカでは出産のために高額な費用を払わなくちゃいけないのに…」「これが正しい税金の使い方だよ」「こんなことをしてもらえるなら、いくらでも税金を払うね」「今すぐにスコットランドへ引っ越したい」などと羨むようなコメントが寄せられている。

なおテックインサイト編集部では、レイチェルさんに「ベビー・ボックスの中に入っていたもので一番嬉しかったもの」など話を聞くべく取材を申し込んでいるが、現時点で回答は得られていない。



画像は『Rach | Motherhood & Pregnancy 2023年9月5日付TikTok「So amazing we get all this it helps out lots」』『Parent Club Scotland 「All about the BABY BOX」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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