モナコ王室のシャルレーヌ公妃(45)が、8歳の双子の子供達、ジャック公子とガブリエラ公女の新学期が始まったことを記念して、仏紙『Monaco-Matin(モナコ・マティン)』のインタビューに応じた。2011年にモナコ公国のアルベール2世と結婚する以前は、競泳選手として2000年のシドニーオリンピックに出場、同年にはモナコで開催された「マーレ・ノストラム国際水泳大会」では200m背泳ぎで金メダルを獲得するなどアスリートとして輝かしい記録を持つシャルレーヌ公妃。しかし、2021年に深刻な耳鼻咽喉科感染症に罹患し、母国の南アフリカで長期療養を受け、その後現在に至るまで心身ともに様々な健康不安が囁かれてきた。そんな療養中もほとんど自らについて語ることのなかったシャルレーヌ公妃が、今回自身の健康について口を開いた。
現地時間9月12日付の仏紙『Monaco-Matin(モナコ・マティン)』で、シャルレーヌ公妃のインタビューが掲載された。この数年間、囁かれ続けてきた自らの体調不良や家族間の問題について積極的に口を開くことのなかったシャルレーヌ公妃が、自らその沈黙を破ったことは多くの人にとって驚きであり、その真意を読み解こうとメディアはやっきになっている。
「今日、私はとても調子がよく、幸せで穏やかな気分です。」
「また、すぐにでもスポーツを始めたいですね。ウォーキングは定期的にしていますが、水泳のトレーニングを再開して、もう少しエネルギーを取り戻して、もっと強くなりたいから。」
現地時間10日、シャルレーヌ公妃と伝説の米女優グレース・ケリー(享年52)の息子アルベール2世(65)は、仏マルセイユの「スタッド・ヴェロドローム」で行われたラグビーワールドカップの南アフリカ対スコットランド戦に姿を見せた。彼女の母国である南アフリカがスコットランドを18-3という圧倒的なスコアで下したからか、その顔には終始笑みが浮かんでいた。このことは、現地メディアでは南アフリカの勝利よりも大きく報じられた。
笑顔を見せただけで大ニュースとして扱われるシャルレーヌ公妃。それもそのはずで、昨今はあまり公の場に出ず、笑顔を見せることもなかった。それどころか、2021年の感染症罹患時と同様に、いつ母国南アフリカに長期里帰りをし、王室との連絡を絶ってしまっても不思議ではない状況だった。ロイヤル界きってのプレイボーイと称される夫アルベール2世には既に認知した娘と息子の非嫡出子が2人おり、こと娘に関しては14年間の泥沼裁判を経ての認知であった。そして、2021年には3人目の非嫡出子疑惑が浮上し、シャルレーヌ公妃が深刻な耳鼻咽喉科感染症の治療として里帰りを決行したのもこの時であった。
そんなシャルレーヌ公妃が一転、今回のインタビューで体調の良さをアピールし、公務では笑顔も見せている。アルベール2世との結婚生活とモナコ王室での公務に人生を捧げるという決意の表れか? はたまた不誠実な夫や窮屈な王室の柵から自身を解放し、自立した一人の女性としての人生を歩むための地ならしなのか。
彼女が今、ウォーターバイクの大会に出席するために母国・南アフリカに戻る準備をしていることに注目したい。
「サンシティ(ウォーターバイク大会が行われる南アフリカ屈指のリゾート地で、世界的ゴルフトーナメントが開催されるゴルフコースも擁する)で全チームを応援するつもりですが、今回私自身はレースに参加しません」と、同じくモナコ・マティンのインタビューで語っている。しかし、今後は選手としてのトレーニングを続けるつもりであるという。
つまり、シャルレーヌ公妃はモナコ王室の公務をモナコ公国内やリモートで(主に母国南アフリカで)こなしつつ、モナコや南アフリカといった国の枠を超えて自身のアスリートとしての活動も続ける、「ハイブリット婚姻生活」という形をとることで心のバランスを取ることにしたのではないかと推測できる。王位継承権第一位の双子の息子ジャック公子が現在8歳で、別居や離婚をすれば子供達を引き取ることはまず不可能であり、母親と別れるには彼らはまだ幼すぎるというのも、今回シャルレーヌ公妃がゼロか百かの選択をせず、子供と自身の心を大切に考えた末の妥協点を見出した理由であろう。
ちなみに、アルベール2世の亡き母・グレース公妃の父ジョン・ブレンダン・ケリーは、ボート競技において1920年のアントワープオリンピックで2個の金メダルを、1924年のパリオリンピックでも金メダルを1個獲得しており、兄ジョン・ブレンダン・ケリー・ジュニアもまた1956年のメルボルンオリンピックのボート競技で銅メダルを獲得している。アルベール2世自身も冬季オリンピック大会に5回ボブスレー選手として出場し(1988、1992、1994、1998、2002年)、現在は国際オリンピック委員会IOCの役員も務めている。
スーパーアスリートでノマド・モナコ王室メンバーという新しい領域を開拓しているシャルレーヌ公妃の活躍に今後も期待したい。
画像3枚目は『Palais Princier de Monaco 2023年9月12日付Instagram「Le Prince Héréditaire Jacques et la Princesse Gabriella ont fait leur rentrée scolaire ce matin.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 リエコ)
現地時間9月12日付の仏紙『Monaco-Matin(モナコ・マティン)』で、シャルレーヌ公妃のインタビューが掲載された。この数年間、囁かれ続けてきた自らの体調不良や家族間の問題について積極的に口を開くことのなかったシャルレーヌ公妃が、自らその沈黙を破ったことは多くの人にとって驚きであり、その真意を読み解こうとメディアはやっきになっている。
「今日、私はとても調子がよく、幸せで穏やかな気分です。」
「また、すぐにでもスポーツを始めたいですね。ウォーキングは定期的にしていますが、水泳のトレーニングを再開して、もう少しエネルギーを取り戻して、もっと強くなりたいから。」
現地時間10日、シャルレーヌ公妃と伝説の米女優グレース・ケリー(享年52)の息子アルベール2世(65)は、仏マルセイユの「スタッド・ヴェロドローム」で行われたラグビーワールドカップの南アフリカ対スコットランド戦に姿を見せた。彼女の母国である南アフリカがスコットランドを18-3という圧倒的なスコアで下したからか、その顔には終始笑みが浮かんでいた。このことは、現地メディアでは南アフリカの勝利よりも大きく報じられた。
笑顔を見せただけで大ニュースとして扱われるシャルレーヌ公妃。それもそのはずで、昨今はあまり公の場に出ず、笑顔を見せることもなかった。それどころか、2021年の感染症罹患時と同様に、いつ母国南アフリカに長期里帰りをし、王室との連絡を絶ってしまっても不思議ではない状況だった。ロイヤル界きってのプレイボーイと称される夫アルベール2世には既に認知した娘と息子の非嫡出子が2人おり、こと娘に関しては14年間の泥沼裁判を経ての認知であった。そして、2021年には3人目の非嫡出子疑惑が浮上し、シャルレーヌ公妃が深刻な耳鼻咽喉科感染症の治療として里帰りを決行したのもこの時であった。
そんなシャルレーヌ公妃が一転、今回のインタビューで体調の良さをアピールし、公務では笑顔も見せている。アルベール2世との結婚生活とモナコ王室での公務に人生を捧げるという決意の表れか? はたまた不誠実な夫や窮屈な王室の柵から自身を解放し、自立した一人の女性としての人生を歩むための地ならしなのか。
彼女が今、ウォーターバイクの大会に出席するために母国・南アフリカに戻る準備をしていることに注目したい。
「サンシティ(ウォーターバイク大会が行われる南アフリカ屈指のリゾート地で、世界的ゴルフトーナメントが開催されるゴルフコースも擁する)で全チームを応援するつもりですが、今回私自身はレースに参加しません」と、同じくモナコ・マティンのインタビューで語っている。しかし、今後は選手としてのトレーニングを続けるつもりであるという。
つまり、シャルレーヌ公妃はモナコ王室の公務をモナコ公国内やリモートで(主に母国南アフリカで)こなしつつ、モナコや南アフリカといった国の枠を超えて自身のアスリートとしての活動も続ける、「ハイブリット婚姻生活」という形をとることで心のバランスを取ることにしたのではないかと推測できる。王位継承権第一位の双子の息子ジャック公子が現在8歳で、別居や離婚をすれば子供達を引き取ることはまず不可能であり、母親と別れるには彼らはまだ幼すぎるというのも、今回シャルレーヌ公妃がゼロか百かの選択をせず、子供と自身の心を大切に考えた末の妥協点を見出した理由であろう。
ちなみに、アルベール2世の亡き母・グレース公妃の父ジョン・ブレンダン・ケリーは、ボート競技において1920年のアントワープオリンピックで2個の金メダルを、1924年のパリオリンピックでも金メダルを1個獲得しており、兄ジョン・ブレンダン・ケリー・ジュニアもまた1956年のメルボルンオリンピックのボート競技で銅メダルを獲得している。アルベール2世自身も冬季オリンピック大会に5回ボブスレー選手として出場し(1988、1992、1994、1998、2002年)、現在は国際オリンピック委員会IOCの役員も務めている。
スーパーアスリートでノマド・モナコ王室メンバーという新しい領域を開拓しているシャルレーヌ公妃の活躍に今後も期待したい。
画像3枚目は『Palais Princier de Monaco 2023年9月12日付Instagram「Le Prince Héréditaire Jacques et la Princesse Gabriella ont fait leur rentrée scolaire ce matin.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 リエコ)