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【海外発!Breaking News】狼男症候群で「動物の子」と揶揄されてきた2歳の少女に「幸せになって」の声(マレーシア)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年9月18日 20時55分

体中に過剰な体毛が生える「狼男症候群(多毛症)」を患う女児(2)が、あることをきっかけに注目を集めた。女児の父親はその出来事を喜びつつも、娘の病気についてつらい胸のうちを語っている。女児は顔の毛が特に濃く、これまで「動物の子」などと揶揄されてきたという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

マレーシア、ボルネオ島の町ビントゥルに住むアディク・ミスクライアンちゃん(Adik Missclyen、2)は、体毛が異常に多い先天性疾患「多毛症」を患っている。これは「狼男症候群」と呼ばれ、遺伝子の突然変異が原因の一つとも言われるが、症例数が少なく治療法は見つかっていない。

アディクちゃんの父ローランド・ジンバイさん(Roland Jimbai、47)と母テレサ・グンティンさん(Theresa Guntin、28)は多毛症ではないが、アディクちゃんは生まれた時から全身にうっすらした体毛が生えていたそうで、今では顔全体が毛で覆われている。



両親はこれまで、娘の外見が普通とは違うことで全く見知らぬ人からジロジロ見られたり、心無い言葉をかけられたりすることが度々あったそうで、ローランドさんはこのようにつらい胸のうちを明かした。

「娘と一緒に外出すると奇異の目で見られたり、『動物の子』と言う人もいてね。最初の頃は傷つき、かなりのストレスを感じていた。それで落ち込んでしまってね。次第に公の場に娘を連れて行くことを避けるようになったんだ。娘に対して人がなんて言ってくるのか、いつもびくびくしていたよ。」



ところがそんなローランドさん一家に今月11日、思いがけない幸運が訪れた。一家は、ボルネオ島を訪れたマレーシアのアブドゥラ国王とトゥンク・アジザ・アミナ王妃を一目見ようと列に並んでいたところ、2人がアディクちゃんに気付き足を止めたのだ。

そしてかつて「動物の子」とまで言われたアディクちゃんを「天国から来た子(anak syurga)」と呼び、優しく接してくれたという。

ローランドさんによると、アブドゥラ国王は「アディクちゃんの世話をしっかりしてくださいね。この子は神の恵みですから」と笑顔を見せていたそうで、一家は一緒に記念撮影までしていた。



その時の写真を見ると、トゥンク・アジザ・アミナ王妃がアディクちゃんを抱っこしているのが分かり、ローランドさんは当時のことを興奮冷めやらぬ様子でこう語った。

「このような素敵な機会を得られるなんて、言葉にできないほど幸せだよ。国王と王妃は、私の家族と会話し写真撮影までしていった。長いことあの場所で待った甲斐があったというもの。できることならもう一度お会いしたいね。」

なお多毛症の根本的な治療法は確立されておらず、患者は脱色や剃毛、トリミング、ワックス脱毛、レーザー脱毛などの対処療法を取るしかないが、アディクちゃんは今のところ、多毛の処置をほとんどしていないように見える。ただ定期的な検診は欠かさず受けているそうで、健康そのものという。

アディクちゃんとアブドゥラ国王、トゥンク・アジザ・アミナ王妃とのやりとりは地元メディアが取り上げて話題となり、次のようなコメントが寄せられた。

「この子が健康でいられますように。」
「本当に特別な子だわ。幸せになれますように。」
「この子のことを悪く言うのはよくない。これをきっかけに全てが上手くいくことを祈っているよ。」
「この病気の治療法が見つかることを願っているわ。」
「顔を剃ってあげるといいと思う。」
「この子を支援してあげて!」

ちなみに科学ニュースのウェブサイト『Live Science』によると、中世以降に確認されている多毛症は100例以下と非常に稀だという。そんななかで昨年には、多毛症で「サル」「化け物」などと呼ばれた経験がある17歳の少年がメディアで注目され、このように語っていた。

「僕たちはどんな外見の人に対しても、リスペクトを持って接するべきです。もしかしたらその人は病気かもしれないのだから。そして人と接する時はいつでも優しさを忘れないで欲しいのです。なぜならその人がどんな困難を乗り越えてきたのかは分からないのだから。自分が幸せでいることは大切なことですが、人を幸せにすることも同じように重要なことだと思うのです。」



画像は『New York Post 2023年9月14日付「Little girl born with ‘werewolf syndrome’ dubbed ‘child from heaven’ by royals」(Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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