キャサリン皇太子妃が英サマセット州にある海軍基地を単独訪問し、ヘリコプターのクルーと無線で会話したり、フライトシュミレーターを体験するなどした。サバイバル装備の訓練に参加した際には、皇太子妃が着けたライフジャケットが一気に大きく膨らんだため、思わず爆笑する場面があった。
キャサリン皇太子妃が現地時間18日、英サマセット州の村ヨービルトンにある「王立海軍航空基地(Royal Naval Air Station、RNAS)」を単独訪問した。
皇太子妃は今年8月、英海軍の航空機による作戦を司る「艦隊航空戦隊(Fleet Air Arm、FAA)」において、名誉的な任命である「コモドール・イン・チーフ(Commodore-in-Chief)」に就任した。
この日皇太子妃は白いTシャツの上に「ホーランド・クーパー」による黒いダブルブレストのブレザーを羽織り、同色のテーパードパンツと「ジャンヴィト・ロッシ」による黒いスエードのパンプスを合わせた、スタイリッシュな装いで現れた。
そして基地内にある航空管制塔を訪れると、着陸してきたヘリコプター“ワイルドキャット”のクルーと無線で会話した。
この後には格納庫に行き、航空機乗務員の安全運航を可能にするサバイバル装備の技術者と一緒に訓練を行った。この時キャサリン皇太子妃が膨張式のライフジャケットを身に着けると、紐を引いた途端ライフジャケットが一気に膨らんだため、思わず爆笑する場面があった。
サバイバル装備の技術者のルイーズ・エヴァンス=ヒューズさんは、現地メディアの取材に対し、当時の様子についてこのように語った。
「私は皇太子妃に『小さな破裂音が起こるかもしれません』と伝えました。というのも、マジックテープがはがれる時には、ちょっとした音がするからです。」
「そのため、彼女は(紐を)引っ張ることに少し不安を感じていたんだと思います。そして引っ張った途端、すぐに膨らみました。」
ルイーズさんは事前に、キャサリン皇太子妃自身がライフジャケットを着けるか、自分の同僚が着けるかの選択肢を与えていたという。その結果、皇太子妃が着用してくれたことに、大変感激したそうだ。
「皇太子妃がどちらを選ぶかは、分かりませんでした。でも彼女が実際に体験して私の仕事に関わり、キットを作動させてくれたことは、本当に素敵でした。」
さらにルイーズさんは、ライフジャケットが膨らんだ時に皇太子妃が驚いた表情をしたことについて、このように話した。
「パイロットの訓練をしているときに、よく見る光景です。いつも目にすることなので、何が起こるか分かっていました。皇太子妃のこの表情を見ることができたのは、本当に素晴らしいことでした。」
ルイーズさんはこう語るも、キャサリン皇太子妃のために機転の利いた行動を取っていたことを明かした。
「その後彼女は『かなり着け心地が良い』と言っていたと思います。そして『こんなに大きく膨らむとは思わなかった』とも言っていました。それで私は、彼女が不快にならないよう急いで空気を抜きました。」
キャサリン皇太子妃はこの後、英海軍が災害支援のために世界各地に配備するヘリコプター“マーリンMK4(Merlin MK4)”や、潜水艦の捜索に使用される“マーリンMK2(Merlin MK2)”に搭乗した。さらにフライトシミュレーターにも挑戦し、ヘリコプター“ワイルドキャットMK2”の操縦を行った。
Visiting RNAS Yeovilton for the first time as Commodore-in-Chief of the Fleet Air Arm.Thank you to all the brave men and women who serve in the Royal Navy and across the Armed Forces. pic.twitter.com/fbLyvSgJ9r— The Prince and Princess of Wales (@KensingtonRoyal) September 18, 2023
画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年6月27日付Instagram「Reflecting on an insightful morning at @hopestreet_ost」』『The Prince and Princess of Wales 2023年9月18日付X「Visiting RNAS Yeovilton for the first time as Commodore-in-Chief of the Fleet Air Arm」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
キャサリン皇太子妃が現地時間18日、英サマセット州の村ヨービルトンにある「王立海軍航空基地(Royal Naval Air Station、RNAS)」を単独訪問した。
皇太子妃は今年8月、英海軍の航空機による作戦を司る「艦隊航空戦隊(Fleet Air Arm、FAA)」において、名誉的な任命である「コモドール・イン・チーフ(Commodore-in-Chief)」に就任した。
この日皇太子妃は白いTシャツの上に「ホーランド・クーパー」による黒いダブルブレストのブレザーを羽織り、同色のテーパードパンツと「ジャンヴィト・ロッシ」による黒いスエードのパンプスを合わせた、スタイリッシュな装いで現れた。
そして基地内にある航空管制塔を訪れると、着陸してきたヘリコプター“ワイルドキャット”のクルーと無線で会話した。
この後には格納庫に行き、航空機乗務員の安全運航を可能にするサバイバル装備の技術者と一緒に訓練を行った。この時キャサリン皇太子妃が膨張式のライフジャケットを身に着けると、紐を引いた途端ライフジャケットが一気に膨らんだため、思わず爆笑する場面があった。
サバイバル装備の技術者のルイーズ・エヴァンス=ヒューズさんは、現地メディアの取材に対し、当時の様子についてこのように語った。
「私は皇太子妃に『小さな破裂音が起こるかもしれません』と伝えました。というのも、マジックテープがはがれる時には、ちょっとした音がするからです。」
「そのため、彼女は(紐を)引っ張ることに少し不安を感じていたんだと思います。そして引っ張った途端、すぐに膨らみました。」
ルイーズさんは事前に、キャサリン皇太子妃自身がライフジャケットを着けるか、自分の同僚が着けるかの選択肢を与えていたという。その結果、皇太子妃が着用してくれたことに、大変感激したそうだ。
「皇太子妃がどちらを選ぶかは、分かりませんでした。でも彼女が実際に体験して私の仕事に関わり、キットを作動させてくれたことは、本当に素敵でした。」
さらにルイーズさんは、ライフジャケットが膨らんだ時に皇太子妃が驚いた表情をしたことについて、このように話した。
「パイロットの訓練をしているときに、よく見る光景です。いつも目にすることなので、何が起こるか分かっていました。皇太子妃のこの表情を見ることができたのは、本当に素晴らしいことでした。」
ルイーズさんはこう語るも、キャサリン皇太子妃のために機転の利いた行動を取っていたことを明かした。
「その後彼女は『かなり着け心地が良い』と言っていたと思います。そして『こんなに大きく膨らむとは思わなかった』とも言っていました。それで私は、彼女が不快にならないよう急いで空気を抜きました。」
キャサリン皇太子妃はこの後、英海軍が災害支援のために世界各地に配備するヘリコプター“マーリンMK4(Merlin MK4)”や、潜水艦の捜索に使用される“マーリンMK2(Merlin MK2)”に搭乗した。さらにフライトシミュレーターにも挑戦し、ヘリコプター“ワイルドキャットMK2”の操縦を行った。
Visiting RNAS Yeovilton for the first time as Commodore-in-Chief of the Fleet Air Arm.Thank you to all the brave men and women who serve in the Royal Navy and across the Armed Forces. pic.twitter.com/fbLyvSgJ9r— The Prince and Princess of Wales (@KensingtonRoyal) September 18, 2023
画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年6月27日付Instagram「Reflecting on an insightful morning at @hopestreet_ost」』『The Prince and Princess of Wales 2023年9月18日付X「Visiting RNAS Yeovilton for the first time as Commodore-in-Chief of the Fleet Air Arm」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)