イギリスに住む27歳の女性が最近、サロンでリップフィラーを溶解する施術を受けたところ、ひどいアレルギー反応に襲われた。女性は施術前、アレルギーを判定するためのパッチテストを受けていたのだが…。いったい何があったのか。女性がTikTokで公開した当時の動画とともに、米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
英ケンブリッジシャー在住のコートニー・ターフェさん(Courtney Taaffe、27)が今月13日、唇にリップフィラー溶解剤を注入する施術のビフォーアフター動画をTikTokに投稿したところ、大きな注目が集まった。
動画では、笑顔で微笑むビフォーのコートニーさんが紹介された後、施術直後と2時間後の顔を映し出す。コートニーさんの唇は時間の経過とともにどんどん大きくなり、2時間後には「唇が弾けそうで、話をすることもできないの」と明かしている。
そして就寝前になると、コートニーさんは痛みを訴え、翌朝には「顔が腫れて赤い。だんだん心配になってきた」と不安そうに語り、就寝前と起床後の写真を並べてみせた。
さらに起きてから1時間が経つと、コートニーさんの顔はまるでスヌーピーのような輪郭になり、目もうつろで「舌や首まで腫れてきた。それで病院に行く決断をした」と続けた。
実はコートニーさん、サロンでパッチテストは受けていたそうで、コメント欄でこんな事実を明かしていた。
「施術前のことだった。腕にパッチを貼ったところ、私の皮膚はすぐに赤くなったわ。それなのに施術者は『アレルギーではないから大丈夫』と言って施術を始めたの。パッチテストをしてから2分も経っていなかったのよ!」
幸いなことにコートニーさんは、病院で抗ヒスタミン剤を処方してもらい症状は落ち着いたものの、サロンでのパッチテストの痕を見た医師には「これは明らかにアレルギー反応。施術はするべきではなかった」と指摘されたという。
米ミネソタ州ロチェスター市に本部がある総合病院「メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)」のウェブサイトによると、パッチテストでは通常、パッチを貼ってから48時間後に検査を行うそうで、コートニーさんの動画を見た人はこんな感想が届いていた。
「2分? テストする意味があるの?」
「私の場合、パッチテストでアレルギー反応が出たのを見た施術者は、溶解剤の注入はしなかったわよ。あなたの施術者も同じようにすべきだったわね。」
「あなたを見たら怖くなったわ。私は絶対に溶解剤を使わないわよ。」
「私にも同じことが起きたの。気道が腫れて狭くなり、医師には『生きているのはラッキーだった』と言われたわ。」
「これは怖いね!」
「しっかりと訓練された施術者を選ぶべき。資格がある人をね。」
「リップフィラー自体が必要なかったと思う。あなたは十分ゴージャスよ!」
「私はリップフィラーの溶解をするのにパッチテストが必要だってことすら知らなかったわ。」
なおコートニーさんはその後、施術者にメールでアレルギー反応が出たことを伝え、「病院の支払いはサロンの保険でカバーして欲しい」伝えたという。ところが施術者はコートニーさんのメールをブロックしたうえ、施術者の夫と名乗る人物が「TikTokの動画を取り下げるように」と脅してきたそうで、TikTokでメールのやりとりを公開している。
いまだ結論は出ていないようだが、コートニーさんはかなり憤慨している様子で、フォロワーからは「48時間のパッチテストは常識。動画の公開を止める必要なんてないわ」「患者の情報を夫が知っているなんて、EUが定める個人データ取扱い(個人情報保護)に関する規則(GDPR)に違反しているわよ」「明らかに施術者に非があるのに、どうして認めないの?」「必要ならば弁護士を紹介するわ」といった支援の声が多数寄せられている。
テックサイト編集部では、パッチテスト中の施術者の行動についてや、その際に何か懸念を抱いたのかなどコートニーさんに取材を試みたが、現時点で回答は得られていない。
ちなみに過去には、リップフィラー溶解剤にアレルギー反応を起こし、厚い唇を持つ“ナポレオンフィッシュ”のような顔になった女性が話題となっていた。この女性もパッチテストを受けてはいたが、唇の腫れが顔にまで及んでしまったという。
画像は『Courtney Bell 2023年9月13日付TikTok』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
英ケンブリッジシャー在住のコートニー・ターフェさん(Courtney Taaffe、27)が今月13日、唇にリップフィラー溶解剤を注入する施術のビフォーアフター動画をTikTokに投稿したところ、大きな注目が集まった。
動画では、笑顔で微笑むビフォーのコートニーさんが紹介された後、施術直後と2時間後の顔を映し出す。コートニーさんの唇は時間の経過とともにどんどん大きくなり、2時間後には「唇が弾けそうで、話をすることもできないの」と明かしている。
そして就寝前になると、コートニーさんは痛みを訴え、翌朝には「顔が腫れて赤い。だんだん心配になってきた」と不安そうに語り、就寝前と起床後の写真を並べてみせた。
さらに起きてから1時間が経つと、コートニーさんの顔はまるでスヌーピーのような輪郭になり、目もうつろで「舌や首まで腫れてきた。それで病院に行く決断をした」と続けた。
実はコートニーさん、サロンでパッチテストは受けていたそうで、コメント欄でこんな事実を明かしていた。
「施術前のことだった。腕にパッチを貼ったところ、私の皮膚はすぐに赤くなったわ。それなのに施術者は『アレルギーではないから大丈夫』と言って施術を始めたの。パッチテストをしてから2分も経っていなかったのよ!」
幸いなことにコートニーさんは、病院で抗ヒスタミン剤を処方してもらい症状は落ち着いたものの、サロンでのパッチテストの痕を見た医師には「これは明らかにアレルギー反応。施術はするべきではなかった」と指摘されたという。
米ミネソタ州ロチェスター市に本部がある総合病院「メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)」のウェブサイトによると、パッチテストでは通常、パッチを貼ってから48時間後に検査を行うそうで、コートニーさんの動画を見た人はこんな感想が届いていた。
「2分? テストする意味があるの?」
「私の場合、パッチテストでアレルギー反応が出たのを見た施術者は、溶解剤の注入はしなかったわよ。あなたの施術者も同じようにすべきだったわね。」
「あなたを見たら怖くなったわ。私は絶対に溶解剤を使わないわよ。」
「私にも同じことが起きたの。気道が腫れて狭くなり、医師には『生きているのはラッキーだった』と言われたわ。」
「これは怖いね!」
「しっかりと訓練された施術者を選ぶべき。資格がある人をね。」
「リップフィラー自体が必要なかったと思う。あなたは十分ゴージャスよ!」
「私はリップフィラーの溶解をするのにパッチテストが必要だってことすら知らなかったわ。」
なおコートニーさんはその後、施術者にメールでアレルギー反応が出たことを伝え、「病院の支払いはサロンの保険でカバーして欲しい」伝えたという。ところが施術者はコートニーさんのメールをブロックしたうえ、施術者の夫と名乗る人物が「TikTokの動画を取り下げるように」と脅してきたそうで、TikTokでメールのやりとりを公開している。
いまだ結論は出ていないようだが、コートニーさんはかなり憤慨している様子で、フォロワーからは「48時間のパッチテストは常識。動画の公開を止める必要なんてないわ」「患者の情報を夫が知っているなんて、EUが定める個人データ取扱い(個人情報保護)に関する規則(GDPR)に違反しているわよ」「明らかに施術者に非があるのに、どうして認めないの?」「必要ならば弁護士を紹介するわ」といった支援の声が多数寄せられている。
テックサイト編集部では、パッチテスト中の施術者の行動についてや、その際に何か懸念を抱いたのかなどコートニーさんに取材を試みたが、現時点で回答は得られていない。
ちなみに過去には、リップフィラー溶解剤にアレルギー反応を起こし、厚い唇を持つ“ナポレオンフィッシュ”のような顔になった女性が話題となっていた。この女性もパッチテストを受けてはいたが、唇の腫れが顔にまで及んでしまったという。
画像は『Courtney Bell 2023年9月13日付TikTok』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)