このほど「車を運転中に鳥と接触してしまった」と訴える女性が、洗車サービス店を訪れた。洗車を行う前に鳥がぶつかってしまった部分を確認するため、スタッフがフロントグリルの内部を覗いてみると、そこで予想外の動物と目が合ったそうだ。「可愛かったけれど、怒っていましたね」とスタッフは当時を振り返っており、最終的に無事に救助されたと、米ニュースメディア『WTVG』などが伝えた。
米インディアナ州フォートウェイン市の洗車サービス店「Mike’s Car Wash」に9月19日、洗車をしてもらおうと1人の女性がやってきた。女性の話によると、運転中に鳥と接触してしまったと言い、フロントグリルにまだいるかもしれない鳥を解放してあげたいと思い、同店を訪れたという。
そこで同店のスタッフは洗車の前にフロントバンパーを確認してみることにした。隙間から車の内部を覗いてみると、そこには鳥ではない別の生き物がいたのだ。驚いたスタッフらは、隣にある自動車整備工場「Jiffy Lube」に助けを求めた。
同工場の整備士が改めてフロントバンパーの中を覗いてみると、なんとグラウンドホッグ(別名ウッドチャック)と目が合ったのだ。当時の様子を撮影した写真には小さな黒い目を見開き、驚いた様子でこちらを凝視する、可愛らしいグラウンドホッグの姿があった。
整備工場のマネージャーであるダルトン・ブレンネックさん(Dalton Brenneke)は、「奇妙な一日になりましたよ。グラウンドホッグは可愛かったですけど、救助のために温かい場所から離そうとしたので、かなり怒っていましたね」と話しており、グラウンドホッグは車のエンジンで暖を取っていたようだった。
救助を行ったダルトンさんは、「グラウンドホッグがエンジンルームから出られるスペースを確保するため、スキッドプレート(エンジンの下部や床下にある部品を路面の突起物や石から守る板のこと)を取り外したのですが、グラウンドホッグは車の後方へ移動してしまったんです」と話しており、結局、車のバンパーや左後部のタイヤを取り外すなど、少し大掛かりな救助作業となった。
また、グラウンドホッグがケガをしていた場合に備えて、同市の動物保護管理局(Fort Wayne Animal Care and Control)に連絡し、同局のスタッフも救助活動に加わった。車の内部でグラウンドホッグが動き回ってしまったので時間がかかったが、最終的には無事に救助された。このグラウンドホッグは見つかった店の名前にちなんで“マイク(Mike)”と名付けられ、ケガの有無をチェックするため、一時的に動物保護管理局で保護されることになった。
ダルトンさんは、「まさか車の内部からグラウンドホッグを取り出すことになるとは、思ってもいませんでしたよ」と苦笑いしていた。
なお、車の持ち主である女性は、グラウンドホッグ救助のための費用を請求されることは無かった。しかしグラウンドホッグが車の内部のワイヤーを数本かじってしまったため、修理費として約500ドル(約7万4000円)を支払うことになってしまった。
ダルトンさんが今回の“珍事件”を、写真とともにFacebookでシェアすると、「そんなことある!?」「グラウンドホッグが無事で良かったよ」「本当にびっくりな話だけど、グラウンドホッグも驚いただろうね」など驚きの声や、「可愛すぎるよ」「このニュースを見ただけで笑顔になれた」とグラウンドホッグに好意的な声も届いていた。
なおテックインサイト編集部は、グラウンドホッグを救助した自動車整備工場「Jiffy Lube」に、グラウンドホッグが車の中に入り込んだと知ったときのスタッフの反応や、今回のような事態を未然に防ぐため、または早期に発見するためのアドバイスなどをうかがうべく取材を申し入れている。
ちなみに過去には、畑から盗んだ野菜をカメラ目線で食べるグラウンドホッグの姿を捉えた動画が、大勢の笑いを誘っていた。
画像は『WTVG 2023年9月21日付「‘Last thing I expected’: Car wash workers find groundhog stuck in woman’s car」(Provided | WPTA)』『Jiffy Lube of Indiana 2023年9月21日付Facebook「Just hangin' out! Our Fort Wayne J-Team helped out the Mike's Car Wash team after finding a groundhog」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)
米インディアナ州フォートウェイン市の洗車サービス店「Mike’s Car Wash」に9月19日、洗車をしてもらおうと1人の女性がやってきた。女性の話によると、運転中に鳥と接触してしまったと言い、フロントグリルにまだいるかもしれない鳥を解放してあげたいと思い、同店を訪れたという。
そこで同店のスタッフは洗車の前にフロントバンパーを確認してみることにした。隙間から車の内部を覗いてみると、そこには鳥ではない別の生き物がいたのだ。驚いたスタッフらは、隣にある自動車整備工場「Jiffy Lube」に助けを求めた。
同工場の整備士が改めてフロントバンパーの中を覗いてみると、なんとグラウンドホッグ(別名ウッドチャック)と目が合ったのだ。当時の様子を撮影した写真には小さな黒い目を見開き、驚いた様子でこちらを凝視する、可愛らしいグラウンドホッグの姿があった。
整備工場のマネージャーであるダルトン・ブレンネックさん(Dalton Brenneke)は、「奇妙な一日になりましたよ。グラウンドホッグは可愛かったですけど、救助のために温かい場所から離そうとしたので、かなり怒っていましたね」と話しており、グラウンドホッグは車のエンジンで暖を取っていたようだった。
救助を行ったダルトンさんは、「グラウンドホッグがエンジンルームから出られるスペースを確保するため、スキッドプレート(エンジンの下部や床下にある部品を路面の突起物や石から守る板のこと)を取り外したのですが、グラウンドホッグは車の後方へ移動してしまったんです」と話しており、結局、車のバンパーや左後部のタイヤを取り外すなど、少し大掛かりな救助作業となった。
また、グラウンドホッグがケガをしていた場合に備えて、同市の動物保護管理局(Fort Wayne Animal Care and Control)に連絡し、同局のスタッフも救助活動に加わった。車の内部でグラウンドホッグが動き回ってしまったので時間がかかったが、最終的には無事に救助された。このグラウンドホッグは見つかった店の名前にちなんで“マイク(Mike)”と名付けられ、ケガの有無をチェックするため、一時的に動物保護管理局で保護されることになった。
ダルトンさんは、「まさか車の内部からグラウンドホッグを取り出すことになるとは、思ってもいませんでしたよ」と苦笑いしていた。
なお、車の持ち主である女性は、グラウンドホッグ救助のための費用を請求されることは無かった。しかしグラウンドホッグが車の内部のワイヤーを数本かじってしまったため、修理費として約500ドル(約7万4000円)を支払うことになってしまった。
ダルトンさんが今回の“珍事件”を、写真とともにFacebookでシェアすると、「そんなことある!?」「グラウンドホッグが無事で良かったよ」「本当にびっくりな話だけど、グラウンドホッグも驚いただろうね」など驚きの声や、「可愛すぎるよ」「このニュースを見ただけで笑顔になれた」とグラウンドホッグに好意的な声も届いていた。
なおテックインサイト編集部は、グラウンドホッグを救助した自動車整備工場「Jiffy Lube」に、グラウンドホッグが車の中に入り込んだと知ったときのスタッフの反応や、今回のような事態を未然に防ぐため、または早期に発見するためのアドバイスなどをうかがうべく取材を申し入れている。
ちなみに過去には、畑から盗んだ野菜をカメラ目線で食べるグラウンドホッグの姿を捉えた動画が、大勢の笑いを誘っていた。
画像は『WTVG 2023年9月21日付「‘Last thing I expected’: Car wash workers find groundhog stuck in woman’s car」(Provided | WPTA)』『Jiffy Lube of Indiana 2023年9月21日付Facebook「Just hangin' out! Our Fort Wayne J-Team helped out the Mike's Car Wash team after finding a groundhog」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)