チャールズ国王とカミラ王妃が、フランス公式訪問の最終日にワインの産地で有名なボルドーを訪れた。夫妻がボルドーの市庁舎前に到着すると、英仏両国の国旗を持つ群衆から温かい歓迎を受けた。市内で忙しいスケジュールをこなした夫妻は、サステナブルなワイン生産で知られる「シャトー・スミス・オー・ラフィット」を訪れ、仏訪問最終日のフィナーレを飾った。
チャールズ国王とカミラ王妃は現地時間20日にフランスのパリ=オルリー空港に到着し、3日間にわたる仏公式訪問を開始した。
初日はパリのエトワール凱旋門でエマニュエル・マクロン大統領夫妻からの歓迎を受けた後、大統領官邸であるエリゼ宮殿で国王と大統領が会談を行った。そして夕刻には、マクロン大統領がベルサイユ宮殿で主催した国賓歓迎の晩餐会に出席した。
2日目となる21日には、チャールズ国王が元老院(上院)議事堂で英国王室メンバー初となる演説を行い、仏国会議員の前で英仏両国の友好関係を強調した。
この間、カミラ王妃とブリジット・マクロン夫人は、フランス国立図書館で英仏の著名な文学者を招いたレセプションに出席し、両国の新たな文学賞「Entente Littéraire Prize」の創設を祝った。
その後、国王夫妻はラグビー・ワールドカップの開催地サン=ドニや、パリ北東部にあるアトリエの集合体「Le 19M(ル・ディズヌフ・エム)」のキャンパス、パリ中心部のフラワーマーケットや、大規模火災後に再建工事が進んでいるノートルダム大聖堂を訪れた。
そして最終日を迎えた22日、チャールズ国王夫妻はフランス南西部にある都市ボルドーへと移動した。
国王夫妻がボルドーの市庁舎前に到着すると、集まった群衆から温かい歓迎を受けた。英仏両方の国旗を掲げた人々からは「ゴッド・セイブ・ザ・キング!」の声もあがった。夫妻はしばらくの間人々と交流すると、市庁舎内に入り、姉妹都市提携を結んでいるボルドーと英国の都市ブリストルとの関係について学んだ。
市庁舎を出た夫妻は、英国海軍の戦艦「アイアン・デューク(HMS Iron Duke)」に乗船し、英仏の防衛関係を強調するレセプションに出席した。
さらに夫妻は、環境に優しい公共交通機関“電動トラム”でブルス広場に移動し、フェスティバル形式のイベントを訪れた。
その後、チャールズ国王は「Experimental Forest(実験の森)」を単独訪問し、昨年の壊滅的な森林火災による影響や被災地の復興、今後の火災予防と森林回復戦略について話を聞いた。
一方のカミラ王妃は、地元で困窮している人々に低価格の食料品や生活必需品を提供するボルドーの慈善団体「Le Pain de l'Amitié」を訪問した。
この後、夫妻は再び合流し、ワインの生産で知られるボルドーならではの場所を訪れた。仏訪問最終日のフィナーレを飾ったのは、サステナブルなワイン生産で知られる「シャトー・スミス・オー・ラフィット」だ。
「シャトー・スミス・オー・ラフィット」は1365年にボスク家がブドウ栽培をしたことから始まった歴史あるシャトーで、1720年代に土地を購入したジョージ・スミス氏がワインを英国に輸出してその名を有名にした。シャトーは何代にもわたって引き継がれ、1990年に経営者となったダニエル・カティアール氏が、最新技術と伝統手法を融合した環境保全型のワイナリーを確立した。
シャトーを訪れたチャールズ国王とカミラ王妃は、ダニエル氏と妻フローレンスさんから歓迎を受けると、ぶどう畑を見学した後、赤ワインを注いだグラスで乾杯をした。
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画像は『The Royal Family 2023年9月21日付Instagram「In recognition of the defence ties between France and the UK,」「As neighbours, friends, partners and allies, there is no challenge to which we cannot rise, as we have done so often in the past.」「Their Majesties have visited the flower market in Paris,」、2023年9月22日付Instagram「Today, Their Majesties are in Bordeaux to continue #RoyalVisitFrance!」「Thanks for having us on board!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
チャールズ国王とカミラ王妃は現地時間20日にフランスのパリ=オルリー空港に到着し、3日間にわたる仏公式訪問を開始した。
初日はパリのエトワール凱旋門でエマニュエル・マクロン大統領夫妻からの歓迎を受けた後、大統領官邸であるエリゼ宮殿で国王と大統領が会談を行った。そして夕刻には、マクロン大統領がベルサイユ宮殿で主催した国賓歓迎の晩餐会に出席した。
2日目となる21日には、チャールズ国王が元老院(上院)議事堂で英国王室メンバー初となる演説を行い、仏国会議員の前で英仏両国の友好関係を強調した。
この間、カミラ王妃とブリジット・マクロン夫人は、フランス国立図書館で英仏の著名な文学者を招いたレセプションに出席し、両国の新たな文学賞「Entente Littéraire Prize」の創設を祝った。
その後、国王夫妻はラグビー・ワールドカップの開催地サン=ドニや、パリ北東部にあるアトリエの集合体「Le 19M(ル・ディズヌフ・エム)」のキャンパス、パリ中心部のフラワーマーケットや、大規模火災後に再建工事が進んでいるノートルダム大聖堂を訪れた。
そして最終日を迎えた22日、チャールズ国王夫妻はフランス南西部にある都市ボルドーへと移動した。
国王夫妻がボルドーの市庁舎前に到着すると、集まった群衆から温かい歓迎を受けた。英仏両方の国旗を掲げた人々からは「ゴッド・セイブ・ザ・キング!」の声もあがった。夫妻はしばらくの間人々と交流すると、市庁舎内に入り、姉妹都市提携を結んでいるボルドーと英国の都市ブリストルとの関係について学んだ。
市庁舎を出た夫妻は、英国海軍の戦艦「アイアン・デューク(HMS Iron Duke)」に乗船し、英仏の防衛関係を強調するレセプションに出席した。
さらに夫妻は、環境に優しい公共交通機関“電動トラム”でブルス広場に移動し、フェスティバル形式のイベントを訪れた。
その後、チャールズ国王は「Experimental Forest(実験の森)」を単独訪問し、昨年の壊滅的な森林火災による影響や被災地の復興、今後の火災予防と森林回復戦略について話を聞いた。
一方のカミラ王妃は、地元で困窮している人々に低価格の食料品や生活必需品を提供するボルドーの慈善団体「Le Pain de l'Amitié」を訪問した。
この後、夫妻は再び合流し、ワインの生産で知られるボルドーならではの場所を訪れた。仏訪問最終日のフィナーレを飾ったのは、サステナブルなワイン生産で知られる「シャトー・スミス・オー・ラフィット」だ。
「シャトー・スミス・オー・ラフィット」は1365年にボスク家がブドウ栽培をしたことから始まった歴史あるシャトーで、1720年代に土地を購入したジョージ・スミス氏がワインを英国に輸出してその名を有名にした。シャトーは何代にもわたって引き継がれ、1990年に経営者となったダニエル・カティアール氏が、最新技術と伝統手法を融合した環境保全型のワイナリーを確立した。
シャトーを訪れたチャールズ国王とカミラ王妃は、ダニエル氏と妻フローレンスさんから歓迎を受けると、ぶどう畑を見学した後、赤ワインを注いだグラスで乾杯をした。
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画像は『The Royal Family 2023年9月21日付Instagram「In recognition of the defence ties between France and the UK,」「As neighbours, friends, partners and allies, there is no challenge to which we cannot rise, as we have done so often in the past.」「Their Majesties have visited the flower market in Paris,」、2023年9月22日付Instagram「Today, Their Majesties are in Bordeaux to continue #RoyalVisitFrance!」「Thanks for having us on board!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)