イギリスで先月、ダックスフンド(ドイツ語ではダックスフント)が11匹の子犬を出産した。米愛犬家団体「アメリカンケネルクラブ」によると、ダックスフンドの平均出産数は5匹だそうで、飼い主は「もしかして世界記録かも!」と大興奮しているという。英ニュースメディア『Metro』などが伝えた。
英レスターシャー州レスターに住むライマ・ジョーンズさん(Rayma Jones、23)が飼っているダックスフンドの“ウィニー(Winnie、3)”は先月初め、自然分娩で11匹の子犬を産んだ。
ウィニーは硬い毛を持つワイアーヘアードで、生後7か月の時にライマさんの家族が海外に移住する一家から購入し、約3か月前に繁殖用のオス犬を探し始めたという。
こうして交配が成功し、妊娠35日目に行われた超音波検査で確認された赤ちゃんは6匹だったが、ウィニーの出産が始まると子犬は次々と誕生した。
ライマさんは「ウィニーが陣痛の兆候を見せたのは、出産予定日の5日前の9月5日夜だったわ。それで目覚まし時計をセットして仮眠すると、午後11時半頃に鳴き声が聞こえてね。最初の子犬が誕生していたの」と当時を振り返り、次のように続けた。
「2匹目が産まれたのは翌日の午前1時半で、その後20分間隔で4匹が誕生したわ。ところがその後も7分間隔で7、8、9匹目が続き、40分後に10匹目が出てきたの! さすがに『もうこれで終わりだろう』と、再びベッドに入ったのは朝の6時半だった。でも4時間後に目覚めると、もう1匹増えていたのよ!」
ライマさんは「11匹も産むなんてびっくりよ。それでもウィニーはごく自然に子育てをしていてね。子供たちのそばを離れず、鳴く子がいればすぐに駆けつけるの。本当に最高のママよ!」と目を丸くする。そして「ウィニーには乳首が10個あるのよ!」と明かし、このように語った。
「10個の乳首のおかげで、子犬のほとんどが同じタイミングでミルクを飲むことができるの。そんな姿を見ていると、ほっこりと温かい気持ちになってくるの。」
「ただ11匹の子犬となると、一緒に暮らすことはできないでしょう。だから生後8週になったら子犬たちを売るつもりなの。ただいくらで売るかはまだ決めていないのよ。」
ダックスフンドの子犬は高くて2500ポンド(約45万4500円)の値がつくこともあるそうだが、ライマさんはウィニーが11匹もの子犬を産んだことに驚き、ネットでギネス世界記録について検索したという。そして興奮気味にこのように述べていた。
「ダックスフンドが11匹の子犬を出産するというのは、ギネス世界記録に値するのではないかしら!」
なおギネス世界記録に犬種ごとの最多出産数は登録されていないが、英ニュースメディア『The Sun』では2021年、英リンカンシャー州でダックスフンドの“チーズケーキ(Cheesecake)”が10匹の子犬を産んだことを伝えていた。今回のウィニーの記録はこれを上回るため、ひょっとするとこれまでの最高数の可能性もありそうだ。
ちなみに「一度の出産で最も多くの子犬を産んだ犬」のギネス記録に登録されているのは、ナポリタン・マスティフの“ティナ”で、2004年11月に帝王切開で24匹の子犬を産んでいた。また自然分娩では2019年、英国の自治保護領であるマン島でグレート・デーンとアメリカン・ブルドッグのミックス犬が21匹の赤ちゃんを出産していた。
画像は『Metro 2023年10月10日付「Sausage dog gives birth to record-breaking number of puppies」(Credits: Emma Trimble / SWNS)、2020年5月29日付「Labrador gives birth to one of the biggest litters in history for the breed」(Picture: SWNS)』『TeamDogs 2021年11月23日付「Dachshund has supersized litter of 10 puppies born as small as mice」(Image: SWNS)』『Daily Record 2019年12月4日付「Dog gives birth to staggering litter of 21 puppies in ‘world record’」(Image: IOM Newspapers / SWNS)』『ABC Goulburn Murray 2019年7月28日付Facebook「WARNING: CUTENESS OVERLOAD」』『7NEWS.com.au 2020年4月22日付「Queensland Neapolitan Mastiff gives birth to record Australia puppy litter」(Credit: Animal Emergency Service/Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
英レスターシャー州レスターに住むライマ・ジョーンズさん(Rayma Jones、23)が飼っているダックスフンドの“ウィニー(Winnie、3)”は先月初め、自然分娩で11匹の子犬を産んだ。
ウィニーは硬い毛を持つワイアーヘアードで、生後7か月の時にライマさんの家族が海外に移住する一家から購入し、約3か月前に繁殖用のオス犬を探し始めたという。
こうして交配が成功し、妊娠35日目に行われた超音波検査で確認された赤ちゃんは6匹だったが、ウィニーの出産が始まると子犬は次々と誕生した。
ライマさんは「ウィニーが陣痛の兆候を見せたのは、出産予定日の5日前の9月5日夜だったわ。それで目覚まし時計をセットして仮眠すると、午後11時半頃に鳴き声が聞こえてね。最初の子犬が誕生していたの」と当時を振り返り、次のように続けた。
「2匹目が産まれたのは翌日の午前1時半で、その後20分間隔で4匹が誕生したわ。ところがその後も7分間隔で7、8、9匹目が続き、40分後に10匹目が出てきたの! さすがに『もうこれで終わりだろう』と、再びベッドに入ったのは朝の6時半だった。でも4時間後に目覚めると、もう1匹増えていたのよ!」
ライマさんは「11匹も産むなんてびっくりよ。それでもウィニーはごく自然に子育てをしていてね。子供たちのそばを離れず、鳴く子がいればすぐに駆けつけるの。本当に最高のママよ!」と目を丸くする。そして「ウィニーには乳首が10個あるのよ!」と明かし、このように語った。
「10個の乳首のおかげで、子犬のほとんどが同じタイミングでミルクを飲むことができるの。そんな姿を見ていると、ほっこりと温かい気持ちになってくるの。」
「ただ11匹の子犬となると、一緒に暮らすことはできないでしょう。だから生後8週になったら子犬たちを売るつもりなの。ただいくらで売るかはまだ決めていないのよ。」
ダックスフンドの子犬は高くて2500ポンド(約45万4500円)の値がつくこともあるそうだが、ライマさんはウィニーが11匹もの子犬を産んだことに驚き、ネットでギネス世界記録について検索したという。そして興奮気味にこのように述べていた。
「ダックスフンドが11匹の子犬を出産するというのは、ギネス世界記録に値するのではないかしら!」
なおギネス世界記録に犬種ごとの最多出産数は登録されていないが、英ニュースメディア『The Sun』では2021年、英リンカンシャー州でダックスフンドの“チーズケーキ(Cheesecake)”が10匹の子犬を産んだことを伝えていた。今回のウィニーの記録はこれを上回るため、ひょっとするとこれまでの最高数の可能性もありそうだ。
ちなみに「一度の出産で最も多くの子犬を産んだ犬」のギネス記録に登録されているのは、ナポリタン・マスティフの“ティナ”で、2004年11月に帝王切開で24匹の子犬を産んでいた。また自然分娩では2019年、英国の自治保護領であるマン島でグレート・デーンとアメリカン・ブルドッグのミックス犬が21匹の赤ちゃんを出産していた。
画像は『Metro 2023年10月10日付「Sausage dog gives birth to record-breaking number of puppies」(Credits: Emma Trimble / SWNS)、2020年5月29日付「Labrador gives birth to one of the biggest litters in history for the breed」(Picture: SWNS)』『TeamDogs 2021年11月23日付「Dachshund has supersized litter of 10 puppies born as small as mice」(Image: SWNS)』『Daily Record 2019年12月4日付「Dog gives birth to staggering litter of 21 puppies in ‘world record’」(Image: IOM Newspapers / SWNS)』『ABC Goulburn Murray 2019年7月28日付Facebook「WARNING: CUTENESS OVERLOAD」』『7NEWS.com.au 2020年4月22日付「Queensland Neapolitan Mastiff gives birth to record Australia puppy litter」(Credit: Animal Emergency Service/Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)