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幸せって何だっけ?「幸福感」を高める心がけ

JIJICO 2014年11月20日 12時0分

日本の「幸福度」は先進国最下位

米シンクタンクのピュー・リサーチセンターが2014年に世界各国の「幸福度」を調べたところ、イスラエルが75点、米国が65点、ドイツが60点、英国が58点と、上位を占め、日本の「幸福度」は43点で先進国最下位となっているそうです。

日本はなぜ、幸福度が低いのでしょうか?幸福感とは、抽象的な感覚のことです。こうした感覚には慣れがあって、幸福な状態が続くと、特に何も感じなくなってしまうということがあります。日本の幸福度が低いというのは、ひとつにはこの状態になっているのではないかと考えられます。海外に出てみると、日本は平均的にお金もあり、至れり尽くせりの国だと感じます。こういった恵まれた国に暮らして幸福感が少ないというのは、やはり「幸せ」というものが当たり前になっているのでしょう。

「欲しいのに買えない」。長引く景気の低迷が「不足感」に?

他の理由を付け足すとすれば、景気の低迷が続き、バブル期のときのように何も考えず物を買える状況の人たちが減ったことが関係しているかもしれません。

生活のことをあまり深く考えずにお金を使えるという状態は、ストレスが少ないといえます。TV、ネット、雑誌、新聞などからは、毎日売ろうとする物が嫌というほど発信されています。それが「欲しいのに買えない」ということは、毎日ストレスにさらされているようなものです。このような状況で幸福を感じるのは難しいでしょう。不足感が、いつもあるということです。

自分自身と周囲に感謝し、夢を持って暮らせば人生が豊かに

では、どうしたらもっと幸福感を高めて生きていけるでしょうか?そのためには、今の自分が満たされた状態であることを感じ、未来への展望を持つことが大切です。そのために、次のようなことを心がけてみましょう。

■自分自身や健康に対して感謝をする
自分自身や健康に感謝する機会は少ないかもしれません。しかし、当たり前に生きていられることは、本当はとても有難いことなのです。

■周りの人たちに対して感謝をする
家族や親せき、会社の同僚・上司・後輩、友人などは、あなたの分身のようなものです。大切にしたいですね。

■周りの物たち、現在の環境に対して感謝をする
今ある物たち、現在の環境は、あなたが必要と感じたので引き寄せたものです。あなたの元に来てくれたことに感謝をすることで、もっと輝いてくれるでしょう。

■「小金持ちになろう」と決めて生活する
お金で買えるものは多いです。自分のやりたいことができるくらいの小金持ちになることは、思考を決めれば近づいていけるものです。こういったチャレンジは、人生にワクワク感を生み出します。

■夢を持って暮らす
お金の有無とは関係なく、「将来、○○したい」と夢を持つことは、人間にとって幸福なことです。そこに近づいていくことを楽しむスタンスを保つことができれば、人生が豊かになるでしょう。

「幸せって何だっけ?」。この答えは、その人により違います。このようなニュースをきっかけに、「幸せ」について考えてみてはいかがでしょうか?

(安藤 はま子/心理カウンセラー)

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