旦那の実家への帰省は「仕事」と割り切る
まもなく2014年も終わり、新しい年がやってきます。そんな中、婚家への帰省を控えている人も多いのではないでしょうか?そこで、婚家での心得や過ごし方を紹介します。
まず「帰省前の心得」は以下の通りです。
■婚家への帰省は 仕事であると考える
■「泊まって良いですか?」と聞かない
■なるべく3日以上は泊まらない
婚家への帰省は「仕事」と考え、「のんびりしよう」という気持ちを持たない方が良いでしょう。また、泊まるとなると親御様に負担がかかりますので、決定権は婚家に任せます。泊まる場合も、負担が大きくなる4日目を迎えないスケジュールを組むと良いといわれています。
事前に以下のものを用意しておきましょう。
■手土産
■洗面道具
■下着、パジャマ、タオル
■エプロン
■滞在費(1~3万円)※受け取ってもらえない場合は外食などで支払います。
なお、子どもがいる場合は、おねしょマット、ウエットティッシュ、子ども用備品なども用意しましょう。
「帰省時の心得」6か条
そして、「帰省時の心得」は以下の通りです。
1、帰省したら下座(入り口付近)に座り挨拶する。また、仏壇があれば挨拶する
2、エプロンを出し、お手伝いできることがあるか尋ねる
3、お風呂は 遠慮していると家の人が入れないので「お入りください」とすすめられたら先に入って良い。出るときには、お風呂場 湯船、排水溝のチェックをする
4、布団は「私がいたします」と言って、家族の分も敷く
5、洗濯機を借りる時は 他に洗うものがあるか聞く
6、前日に朝食の時間を聞き、1時間前に起きて布団をたたみ、食事の手伝いをする
また、これらのことに注意しましょう。
■冷蔵庫・押入れを勝手に開けない
■台所に勝手に入らない
※以上は許可を得てから使います。
■夫をけなす、夫の愚痴を言う
毎年一つずつマスターし、独自の「婚家への帰省レシピ」をつくる
なお、子どもがいれば、おじいちゃん・おばあちゃんという親しい大人、それも、価値感の違う大人と接することのできる大切なチャンスです。祖父母に育てられた子どもは情緒が育つといわれていますので、なるべく一緒に過ごす時間をつくりましょう。
これらの心得は、最初から全部できなくても仕方ありません。毎年一つずつ、マスターしていけば良いでしょう。そうすれば、いずれ独自の「婚家への帰省レシピ」ができあがります。
(永田 之子/マナー・コミュニケーション講師)