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正月太りを防ぎ「冬痩せ」を目指す生活習慣

JIJICO 2014年12月27日 12時0分

実は、冬は痩せやすい季節

お餅は、好きですか?正月の料理といえば、おせちにお雑煮が代表的。1個では物足りないと、お餅を2~3個食べてしまいがちですが、それだけ食べると、ご飯3杯食べたのと同じカロリーになってしまいます。正月だからといって、ここぞとばかりに「食べてゴロゴロ」していては、正月太りから冬太りへまっしぐら。

誘惑の多い正月を何とか乗り切って「冬太り」ではなく「冬痩せ」を目指しませんか?実は、冬は痩せやすい季節。それは、体は寒さを感じると、熱を作り出そうとエネルギーを消費するからです。

日中は気を張って過ごし、規則正しい毎日を

まず、太るときの心理状態を見ていきましょう。「やる気が起きない」「ダラダラしていたい」。そんなときは、口がさみしくなるものです。例えば、「明日はデートだ」と気を張っていると、「今日は食べるものにも気をつけよう」と心にハリが生まれます。「今日は1日、あれしてこれして」と、常に気を張って過ごす1日は、間食をしようという気が起きにくいものです。

日中は気を張って過ごし、夜はしっかりと湯船で温まって良い睡眠を得ましょう。そうすると、寝ている間の消費量が増え、朝の体重の減り具合が変わります。ちなみに、夜のアルコールのとりすぎは、睡眠の質を下げるため要注意。お風呂上がりのオススメの飲み物は、白湯か、ぬるめの水が良いでしょう。血流がさらに良くなります。

そして、次の日が休みだと、つい夜更かししたくなるものですが、寝る時間が遅くなっても、起きる時間を遅くしないようにしましょう。なぜならば、体内時計にあった生活を送らないと、自律神経のバランスが崩れるからです。そうなると、食欲は増してしまいます。

お風呂上がりにストレッチのススメ

冬は寒さで、筋肉がこわばりやすい傾向にあります。お風呂上がりは、最も体が柔らかくなっているので、筋肉を伸ばしやすいでしょう。ヨガマットを引いて行うと滑りにくく、より効果的なストレッチができると思います。

こうすることで、睡眠中の血流が良くなって、栄養や酸素が行きわたりやすくなり、老廃物の出も良くなります。そして同時に体のラインも整ってきます。

脂肪は冷えたところに付く…体を温める食材を積極的に

脂肪は冷えたところにどんどん付いてくるので、体が冷える服装や、体を冷やす食事はご法度。体が冷えると食欲も出てくるので、なおさらです。

飲み物は、白湯、しょうが入りハチミツティー、ハーブティー、黒豆茶などのカフェインのない飲み物です。コーヒーは、ホットといえど体を冷やすため、水分補給としてとっていると痩せにくくなります。

そして、しょうが、ニンニク、ネギなどの体を温める食材を積極的にとりましょう。鍋料理が特にオススメ。大切なことは、不要なものを出せる体になるためにも冷やさないことです。

高カロリーは昼に。食べ過ぎたら夜の食事は抜く

朝昼晩の中で、最もカロリーの高いものを食べるのに適しているのは昼です。朝は、内臓がまだ活発に働いていないため、朝から高カロリーのものを食べると、消化活動に影響を与え、体は「蓄えモード」に変わります。

例えば、どうしてもラーメンを食べたかったら、夜ではなく昼に。そして、ポイントは、昼の食べ過ぎでお腹が空かなかったら、夜は食べなくてかまいません。食べずに、早めにお風呂に入って寝ることです。

昼に食べ過ぎても、夜に食べなければ胃腸が休まります。お腹が空いていないのに、「時間だから」と惰性で食べると太ります。体のサインに応じた食べ方が大切です。もし、小腹が空くなら、野菜の味噌汁かスープを食べると良いでしょう。

食べ過ぎても、調整を上手にする工夫が冬太りを避けるコツ

最後に、ダイエットは、自己管理がとても重要です。毎日体重を測るだけでも、意識は変わります。そして、全身が映る鏡で、後姿もチェックしてみてください。後姿は、けっこう見られているものです。いつもどんな体型で過ごしたいのか自問自答してみましょう。体は、自分の思った通りに変化させることができます。食べ過ぎても、調整を上手にする工夫が冬太りを避けます。

春を楽しみに、この冬、自己管理をテーマに過ごしてみると、ダイエットの他にも得るものが多くあるかもしれません。

(水野 直美/健康アドバイザー)

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