ベースメイクの仕上がりで「振袖メイク」は決まる
もうすぐ成人式。近年は着物の洋服化もあり、「振袖メイク」と一言に言っても多様化していますが、今回は最もベーシックなメイクのコツを紹介します。
まず、大切なのはベースメイクの仕上がり。この仕上がり次第で「振袖メイク」の80パーセントが決まるともいわれています。
【ベースメイク】
・事前にうぶ毛そりをしておく。
(うぶ毛をそることで顔が明るくなり、メイクのノリが良くなります)
・パックやマッサージも行いお肌の調子を整える。
(素肌の美しさは絶対不可欠です)
・下地をきちんと使う。
・お肌のトラブルを消すようにコンシーラーを使ったり、リキッドファンデの場合にはトラブル部分を薄く重ねづけしてシミなどを消し、マットな仕上がりに。
・ファンデの色はいつもよりやや明るめの色でOK。
(しかし、首の色と違いすぎると厚化粧の印象になるため気をつけましょう)
・ノーズシャドウは使わず平面的なベースに。
・唇にもファンデーションを伸ばして口角、輪郭を消しておく。
(これは、リップラインがはっきり出るようにするためです)
振袖のアイメイクは、切れ長の目元が似合う
【眉】
・通常よりやや太めにしてあげると良い。眉カットも忘れずに。
【アイメイク】
・振袖のアイメイクは、切れ長の目元が似合う。
・マスカラは目尻多めに流すように入れる。
・アイシャドウは目尻側からグラデーションをつける。
・シャドウの色味は、おさえ気味にするのが品よく仕上げるコツ。
(また、薄いだけでは目元がぼやけるため、アクセントカラーでメリハリを効かせましょう)
・アイライナーはリキッドライナーを使いきれ長の目元に。
チークは、うすくふんわりが基本。リップは普段より赤みをプラス
【チーク】
・うすくふんわりが基本。顎先にもふんわり入れて優しげな印象に。
【リップ】
・成人式のリップは普段より赤みをプラス。
(振袖の豪華さに負けないようにしましょう。いつもグロスだけの人や、淡いベージュピンクのみの人は、そこに濃い目のピンクや赤を混ぜて自分色を作ってあげると良いでしょう。また、数年前から流行しているレッドの口紅も、振袖の柄に合わせると素敵です)
成人式、自身でメイクする人は、参考にしてください。
(長田 正子/メイクアップアーティスト)