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「子どもの気になる行動」解決法は親の行動にあり!

JIJICO 2015年7月27日 12時0分

情報に振り回されるのではなく、適度に取り入れて活用する

先日、ある子育てに関するサイトにおいて「3歳の娘が集団にいるのを怖がる」という母親からの悩みが寄せられていました。子どもを育てていれば、その行動についてさまざまな心配が生じるものです。それは、大雑把な人でも細かい人でも同じです。心配事は長い目で見れば問題のないことが大半ですが、子育て中は子どもを育てることに対して強い責任感が伴い、「子どもをきちんと育てられなかったらどうしよう」と心配するのも理解できます。

現在は情報化時代です。インターネット、雑誌、テレビ、新聞、本などから大量の子育て情報が得られます。役立つ情報もありますが、あまりにも情報を取り入れすぎると、ちょっとしたことでも不安を感じやすくなります。情報に振り回されるのではなく、情報を適度に取り入れて活用できることが理想です。

子育て中は、自分に関しての悩みが子どもの問題に映って見える

母親が気をつけなければいけないことは、子どもについての心配が、実は自分の悩みや問題につながっているということです。子育て中は、自分に関しての悩みが子どもの問題に映って見えます。そのため、子どもの行動が気になる時には、そのことを心配するのではなく、自分のことを解決していくことが一番の解決法といえます。

■子育て中の子どもの気になる行動への対処法
1.子どものことではなく自分の問題として解決を考える
2.心配しすぎて悪い思考を増やさない
3.自分に合う子育て経験者やプロなどに相談してみる
4.今心配なことも長い目で見るようにする
5.心配するよりもできることを子どもと一緒にしてみる

ネガティブな思考は現実につながってしまう

2番については、少し説明しておきます。あることについて心配しすぎるということは、それだけネガティブな思考を重ねているということです。例えば、子どもの言葉の発達が遅い時に、「この子は発達障害なのではないか」と心配になり、いつもそのことを心配していると、発達障害が現実化していってしまうということになります。心配しすぎず、日々の子育てに向き合うことで、心配の種も減っていき、余分な病気を回避することができます。

子どもが集団になじめないなどもよくある心配事ですが、ある一時期だけのこともあります。その時は心配でも時間の経過により、それほど問題ではないとわかるものです。心配するだけではなく、親子で集団に入る機会を増やすことを心掛けることで、子どもは集団の中での位置づけなどを学んでいくものです。

(安藤 はま子/心理カウンセラー)

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