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我慢できない皮膚のかゆみ 改善策は?

JIJICO 2016年2月22日 11時0分

冬の寒い時期に起きやすい皮膚のかゆみ


冬になると、寒い日が続き空気が乾燥します。
空気が乾燥してくると体の表面の水分が発散しやすくなり、皮膚がカサカサに乾いてきます。
そして、皮膚が乾燥することでカサカサになるとかゆみが発生し、この乾燥状態が解消されないと我慢できないかゆみが続くのです。
このように冬場は、水分が体からどんどん発散していくので、たっぷり水分を補給しないと水分不足による皮膚のかゆみ以外にも悪影響がでてきます。
人間の体の60~70%を占める水分が不足すると、様々なところに不具合で出てくるのです。
つまり、皮膚のかゆみを改善するには体の水分が不足しないよう、体が乾燥しないようにすることが重要なのです。

体の水分不足は健康にとって大きなマイナス

体の水分量が減ってくると、血液が濃くなり、血流 ・ 血行が悪くなります。
寒い季節に血圧が高くなったり、脳梗塞などが増えるのは、冷えと同時に水分不足になるためです。
空気が乾燥するとのどの粘膜も乾燥しがちになり、のどの粘膜が乾くと 免疫力が
落ちて風邪やインフルエンザのウイルスにも感染しやすくなります。
寒い時期は水分が不足していても気付きにくく暑い夏ほど頻繁に水を飲まないので、
とくに体の乾きに注意が必要です。
くちびるや口の周りがカサカサと乾燥してきたら、体はもう乾いている証拠です。
冬は 冷え対策と同時に、水分補給に気を配り、乾燥対策の意識を高めることが必要な季節です。
冬はエアコン暖房などでお部屋が乾燥しやすくなる為、加湿器やアロマ加湿器、観葉植物など上手に活用しましょう。
湿度が高ければ 乾燥肌も防げますし、風邪の菌の増殖もおさえられます。
乾燥度のチェック
□一日中エアコンの効いた部屋にいることが多い。
□静電気が起きやすい。
□冬の間、全身がかゆくなることがある。
□唇が乾燥して、リップが手放せない。
□洗顔した後、顔に突っ張り感がある。
□皮膚が粉をふいたように白い、艶がない。
□ビニール袋を開ける時に指をなめる
□靴下をはく時にかかとにひっかかりやすい
□紙がめくりにくい
□生活が不規則だったり睡眠不足
□ストレスを感じることが多い
いくつの項目にチェックつきましたか?
思い当たるところがいくつもあればあなたの体は乾燥している証拠です。
水分を補給するのに加えて、体を乾燥しないように注意してください。
そして、乾燥を防ぐには、体の保温が大切です。
体の保温のため、お腹を温めることを意識しながら過ごしてみてください。

(中川 広美/リフレクソロジスト)

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