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再婚して幸せな人、不幸せな人の違いは?

JIJICO 2016年2月26日 11時0分

再婚して幸せになる人、幸せになれない人

ココリコ遠藤さんが、再婚しました。相方の田中さんも『2度目だから、きっと大丈夫』とお墨付きです。しかし、再婚して幸せになる人がいる一方で、中には結婚離婚を繰り返す人もいて、その違いがどこにあるのか?必勝法も含め考えていきたいと思います。
昨今は3組に一組の割合で離婚する日本です。言い換えれば離婚率が増えているという事は再婚率も増えているという事も言えます。
初婚は、歓喜に満ちた結婚ですが、再婚の場合は手放しで幸せに浸ってばかりはいられません。再婚の場合は以前の結婚体験がベースになり、それを上回る幸せがあるか、が基準点になっています。
過去の離婚問題が消化不良であれば、次へも大手を振って出発出来ないので、問題を本当の意味で、整理して考える必要があります。単なるトラウマとすると、過ぎた事として蓋をしたくなります。

離婚の理由をどのようにとらえるかが重要

誰しも過去の事は聞かれたくないものです。また他人に理解してもらえるものでもないでしょう。でも過去の事は触れずに・・・という人に限って往々にして同じ問題に見舞われるという例を見て来ました。
実は私は夫婦問題のカウンセリングの前に結婚相談業もしております。
再婚の仲人をする時に、過去の離婚の理由をあえてお聞きします。ここではその答えを知りたいのではないのです。実はその人が過去の事をどのように捉えているか、で人間性を理解するのです。
お見合い再婚だけではなく、恋愛再婚をされる方にもこの作業はしておくべきとお勧めします。
現代の離婚理由のナンバーワンは性格の不一致で、その次にパートナーの浮気です。私が再婚の仲人をする時、男性側の言う離婚理由は圧倒的に妻の浮気です。ごにょごにょ言いにくそうに「自分が悪かった」という人はまともだな、と感じますがフランクに話して下さる男性に限って、「前妻の浮気」と言います。確かに妻の浮気もないことはありません、でも私の知る限りでは、世の中まだまだ妻の浮気は夫側の浮気よりは数はそれほどではないのです。しかし、再婚の男性が言うと、世の中の離婚は殆ど、妻の浮気が大多数になるのは何故なのでしょう。
言いたくない気持ちも手伝ってその方が、話が早いからなのかは解りません。
ただ、よどみなく妻の浮気を説明する男性は、たいてい自分が浮気をしていた人というのも、「村越調べ」で結果として出ています。
これまでの再婚者を見てきて思うのは、上手く行っている人と、そうでない人の違いは、過去の自分を誤魔化さず、しっかり反省点を理解しているかどうかであり、理解している人は同じ間違いをしません。
過去の事を「自分も悪かったんだけど・・・」と前置きしても、その後、相手の短所の話が100倍多いなら、自分も悪かったというのは単なる飾り台詞に過ぎません。
再婚された女性が夫婦問題に相談に来られる場合、配偶者である夫の離婚理由を詳しく知らないという方に限って、よくよく聞くと夫が以前結婚していた時と同じ問題が起きているようです。

自己を正当化し続けていると幸せにはなれません

過去を振り向かないという事と、知らないのは別です。
また言いたがらない事と、嘘とは意味が違います。
人間は過ちを犯す生き物です。
しかし何度も同じ過ちを繰り返すのは、本能のまま生きている動物と同じです。
特に、相手の短所を真っ先に挙げる人は嘘か自分が見えてないか、自己の正当化のどれかです。
人へのごまかしは感心しませんが、自分にまで嘘をついているなら、何度も同じことを繰り返します。
人生、誰にも躓きはあります。若いが故の未熟さもあります。
でも過去の離婚の理由を人や周りのせいにせず、過去の体験を単なるトラウマにせず、経験を学びとすれば、それは学習です。再婚で幸せになる人と、そうでない人との違いは周りのせいにせず、問題は己の中にあると思える人。
つまり他力本願ではなく謙虚と思いやり。一言で言うと、「お互い様精神」です。
こんな風に考えられる事が第二の人生、スタートできる入口です。
過去に蓋せず、トランプのカードのように表を出して軌道修正すればいいのです。
人生はまだまだ長い。一度でダメなら二度目も良しです。
二度あることは三度ある?いえいえ、あまり繰り返すのはやはり解ってないという事ですから、適度な所で・・・・。

(村越 真里子/夫婦問題カウンセラー)

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