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外反母趾は歩き方で改善する! 外反母趾を改善する歩き方とは?

JIJICO 2016年7月10日 9時0分

外反母趾になる原因は良くない姿勢と歩き方にあった

ハイヒールを履くと足が痛くなる・・・
ランニングを始めたら、足のゆびが痛くなってきた・・・
偏平足気味になって、足の先が変形してきた・・・

このような「外反母趾痛」の症状でお悩みの方も多いのではないでしょうか?
実際に対策グッズ、改善エクササイズなどが様々あることからも、それが伺えます。
しかしそれらの対策をしても、靴を替えてもあまり改善しないという方もまた多いのが事実です。

なぜ外反母趾の痛み・変形が起こるのか?
足のアーチの低下が大きな原因の一つと言われていますが、そのアーチを低下させる原因が、「姿勢」「歩き」にあるということが、実際に症状が出ている方のトレーニングをすることでわかってきました。

上半身の姿勢がどうなっているかで足への負担が変わってくる

外反母趾を改善する最も大きなポイントは、実は足の周りではありません。
もちろん、土踏まずや足首周りなどの筋力アップも必要ですが、一番重要なのは実は「背骨」です。

背骨は24個の椎骨という骨が積み重なって構成されています。
本来であれば横から見た時にSの字を描くようになっていればいいのですが、人によってその形が大きく崩れたりしています。

足の上にどう体が載っているかによって、足への体重のかかり方が違ってくるのです。
腰を反って胸を張っているような姿勢・・こういう姿勢の方は特に、足先に体重が過剰にかかりやすくなります。
(真っ直ぐ立って下を向いて、ご自分の足の甲や足の指が体で隠れる方は要注意です!)
外反母趾の進行を止め、改善するためにはまず、姿勢を正しく背骨を「S字」に整える事が必要なのです。

正しい姿勢で歩く事が出来れば、すぐに痛みは改善する!

実際に痛みが出るのは、歩いたり走ったりしている時がほとんどだと思います。
歩いたり走ったりする時に、足に負荷が強くかかるからです。
この時に、自分の体重によって足のアーチがつぶされてしまい、靴の中で足が拡がり圧迫されて痛くなるのでは無いかと考えられます。
ですから、姿勢を整えたら、いかに足に負担をかけない歩き方走り方を身につける必要があります。
簡単に言ってしまえば、正しく整えた姿勢をそのまま崩さずに進めれば、足への負担は減ります。
背骨がS字の姿勢のまま歩ければ、足の痛みはほどなく改善するはずです。

正しい姿勢を左右の足に交互に載せ換える これが正しい体の移動のさせ方・歩き方

直立の時は両足で体を支えていますが、歩くときは多くの時間片足で支えています。
整えた上半身の姿勢を左右の足に交互に載せ替えながら進む・・これが体に負担をかけない、本来の歩き方ではないかと考えます。

◎正しい歩きと移動のイメージ
足で歩くというより、足の上を体が進んでいくようなイメージ。
足だけ先へ行ってしまうと体は足の上に載らないので、足と一緒に体も前へ進めます。
とても脚や体が軽くなったような感覚で歩けます。

腕は肋骨から動かす!

腕振りに関しては、肩甲骨を寄せ、肘を後へ引くよう推奨しているところもありますが、私はこの動作をすると、先ほど申し上げた腰反り姿勢⇒重心前過ぎの姿勢になってしまうと考えています。
私は逆に振るなら前に振るべきだと思いますが、実は腕は肩から振るのではなく、胸のあたりを左右にツイストして腕を振る(でんでん太鼓のような力で腕を振る)方法がベストではないかと考えています。
こうすることで、体幹部の動きも使った全身の連動運動になります。
体本来の基本に忠実な歩き方に戻して、長年のお悩みをぜひ解消してください。

(八巻 稔秀/パーソナルトレーナー)

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