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夏を涼しく暮らす3つの節電アイデア

JIJICO 2015年7月30日 11時0分

夏の家計を直撃する電気料金を「節電アイデア」で節約

猛暑日が続く夏本番。暑い夏に気になるのが、電気料金です。ただでさえ値上がりしている電気料金が、エアコンのフル稼働などによって夏の家計を直撃します。しかし、エアコン無しではこの暑さをしのぐことは難しく、熱中症になる危険性さえあります。そこで今回は、家庭で簡単にできる「夏を涼しく暮らす3つの節電アイデア」を紹介します。

1、エアコンの設定温度を「26℃」から「28℃」で10%節電

家庭の消費電力の約25%を占めるエアコンの節電対策は重要です。エアコンの使用を1時間短くしただけで約470円節約できますが、使用する際は設定温度を上げて、扇風機やシーリングファンで空気を循環させると快適に節電することができます。設定温度を「26℃」から「28℃」に2℃上げれば、約10%の節電となります。冷房時の風向はファンを上向きにしてください。そして、下に溜まる冷たい空気を扇風機で拡散させることで部屋全体が涼しくなります。

冷房効果を上げるために、フィルターは2週間に1度、掃除することオススメします。また、エアコンの室外機の周りにモノを置くと冷房効果が下がるので、直射日光を避け、風通しの良い場所に設置しましょう。なお、頻繁な電源のON・OFFは、かえって消費電力の増加となりますので、ご注意ください。

2、冷蔵庫の庫内温度設定を「強」から「中」で2%節電

冷蔵庫は、家庭の消費電力の約16%を占めます。冷蔵庫の庫内温度設定を「強」から「中」に変更すると約2%の節電効果があります。また、冷蔵庫を設置する時に壁から離して置くだけでも、冷蔵庫から出る熱を逃がし、節電につながります。離して設置するだけで年間約1,000円もの節約になります。なお、食品がギュウギュウ詰めでは冷蔵庫は冷えませんので、庫内の片付けが大切です。冷気が隅々までいき渡る状態が、省エネ・節電効果を大きくします。

3、カーテンや日よけ、緑のカーテン使用で節電

カーテン、すだれ、外国のカフェなどで見かけるオーニング(日よけ)で、日差しをカットすることで断熱し、節電につなげましょう。カーテンは厚地で床まで届くものを選んでください。エアコンで冷やした室内の冷気を外に逃がさず断熱効果をUPさせます。外出時は、昼間でもカーテンを閉めていると、外からの日差しをカットして室内の温度上昇を押さえてくれます。また最近、ベランダや窓辺などに、ネットや支柱を使って「緑のカーテン」を作っているのをよく見かけます。朝顔やゴーヤ、ジャスミンといった、つる性植物の成長を楽しめる上に、見た目にも涼しげです。植物からの水分蒸散と葉陰によって、実際に周囲の気温と室内の温度上昇を抑えてくれる効果があります。

節電は家計の節約できるだけではなく、エコにもつながります。誰にでも手軽にできる賢い節電アイデアで、暑い夏を涼しく過ごしてください。

(高橋 和子/整理収納・片づけプロモーター)

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