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受験直前の心構え 本番でいかんなく実力を発揮するには?

JIJICO 2017年2月10日 14時0分

合格する受験生に共通すること

毎年、合格する生徒を見ていて共通する1つの事があります。
それは、本番の時に「自分を信じている事」。
「自分は、絶対に出来るはずだ。」そう思えることが実力を発揮する原動力になります。
この事は、すでにいろいろな場面で言われている事でもあるのですが、でも、これが実際にわかっていても単に「自分を信じろ」と言われてすぐに出来ないのも現実だと思います。
では、なぜ「自分を信じる事」が出来ないのでしょうか?

「信じる事が出来る自分」になれるまで頑張る事が大切

実は理由は簡単です。
「自分を信じる事が出来る」のは、その前提として必ず「信じることが出来る自分をきちんと作ってきたから」という大切な点があるからです。
では、信じる事が出来る自分を作るというのは、どういう自分を作る事でしょうか?

例えば、「約束を破り続ける友人」は、次第に誰からも信じられなくなりますね。
「約束しても、どうせまた破るから」と。
同じように、やっぱり自分が「こうしよう」と思った時、それを破り続ける自分だったとしたらどうでしょうか?
やっぱり次第に自分を信じる事が出来なくなります。
また、辛い時や苦しい時に逃げてしまう自分はどうでしょう?
これもやっぱり辛くなると逃げてしまうから、と信じることが出来なくなっていきます。
つまり、「信じることができる自分」というのは、辛い状況や苦しい事があっても自分を誤魔化さず、甘やかさず、しっかりと頑張ることが出来る自分があり、その積み重ねがあってはじめて出来ていくものなのです。

「あとあと振り返ってみても、自分は同じ事をやると思う。」「やれるべきことは、全部やってきた。」積み重ねの中でそう思えて初めて、「信じることのできる自分」は出来てきます。
本番までに少しでも自分を「信じることができる自分」にしていく事。
これは、最後の最後まで続けていくことであり、また、遅すぎるという事は絶対にありません。
是非、取り組んでみてください。

不安や焦りを感じていない受験生は1人もいない

さて、では本番で力を発揮できるための注意点をもう一つあげておきたいと思います。
それは、「気持ちのコントロール」について。
試験直前であれば、誰もが不安・焦り・後悔など、なかなか集中することが難しくなるのは同じです。

でも、ちょっと考えてみてください。
なぜ、人は不安になったり、焦ったりするのでしょうか?
答えは「人には未来が見えないから」です。
「未来がどうなるか?」わからないから不安になる。
分かっていればなることはありません。
何を言いたいか?というと、誰もが未来をわからない以上は不安や焦りを持っていない受験生もまた誰1人いないという事です。
そして、みんな同じ条件なら少しは気持ちが楽になります。
不安や焦りを感じず余裕で受ける事が出来る人なんて誰1人いないのです。

そして、不安や焦りを感じるのであれば、それよりも自分にはやれることがありますよね。
「合格するために、自分がやるべき事を特定し、少しでもそれを最後の最後まで続けていく事。」
受験では「万全の状態」で受ける人なんていません。
誰もが不完全だと思う中で受けるのが普通です。
大切なのは、最後の最後まで戦い続ける事。
そしてその事が「信じることができる自分」を作ることにつながり、不安や焦りを克服し、同時に合格するための実力をつけていくことにもなります。
自分を信じ、最後の最後まで走り続けること。
「絶対に合格する」
そういう強い気持ちを持ち、合格を勝ち取ろう。
GOOD LUCK!!

(熊谷 修平/塾長)

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