スマホをいつもいじっている人はストレス状態?
アメリカ心理学会によると、いつもスマホをいじっている人はストレス状態にあるそうです。
スマホをいじっているからストレス状態にあるのか?
それともストレス状態にあるからついスマホをいじってしまうのか?
いずれにしてもスマホをいじっているような状況では落ち着けないので、どうしてもストレス状態になってしまうのは間違いないでしょう。
ストレスが引き起こす体の症状
ストレスというのは怒りやイライラするといった感情的なことではなく、興奮状態や緊張状態のような状態のことだとお考えください。
自律神経で言えば、副交感神経よりも交感神経が優位な状態ですね。
つまり交感神経が常に働いている状態ですから、自律神経が乱れて不調になり、自律神経失調症のようになってしまいます。
これらの症状はハッキリとした自覚症状がなく、何となく体がだるかったり常にイライラしていたり、自分ではしっかり休んでいるつもりでも疲れが取れず、常に倦怠感や疲労感とともに、不眠症を伴うことがあるのも特徴です。
特にスマホでニュースチェックなどの情報収集が欠かせなかったり、メールやSNSが気になってしかたがないような人は、常にスマホをいじってないと気分が落ち着かず、また、いじっている間もずっと落ち着きませんので、これが悪循環となって自律神経失調症に陥りやすくなります。
ストレスは人間関係にも悪影響を及ぼす
そしてスマホをいじってない時でも常に緊張状態にあるわけですから、普段のコミュニケーションでも常に気を張ったままの状態で、落ち着きのない態度で相手と接してしまい、人間関係まで上手く築けなくなるのです。
こうして人間関係がわずらわしくなれば、またスマホに傾倒する悪循環に陥っていきますので、スマホをいじればいじるほど、余計ストレスを抱え込む原因になってしまいます。
ここまでになると、もはやスマホ依存と呼べる状態であり、やめようと思ってもなかなか自分の意志ではやめられません。
ではこの悪循環から抜け出すためにはどうすれば良いのでしょうか?
出来るだけスマホをいじらないために何をすべきか?
なるべくスマホをいじらないようにしたり、スマホと距離を置くことが出来れば理想ですが、もしそれが出来ないなら、あえてスマホにあるアプリを利用した体験型の楽しいイベントに参加してみるのも良いでしょう。
例えば歩いた距離や消費カロリーによってポイントが貯まったり、イベントに参加すれば景品と交換できるプログラムなど、利用すればするほどお得になるようなデジタルコンテンツと企業イベントなどを上手く連動させながら、徐々にスマホから離れられる時間を作るようにしていくのです。
そうすればスマホは利用していても、スマホに振り回されてイライラすることもなくなりますし、人間関係のコミュニケーションの幅も広がって、経済活性化や健康増進にも繋がるのではないでしょうか。
スマホに利用される立場からスマホを利用する立場へ。
スマホばかりいじっているとどうしても周りに近寄りがたい印象を与えてしまいますし、スマホから離れれば人間関係も充実してストレス改善にも繋がりますので、なるべくスマホから離れられるように取り組んでいきましょう。
また、マインドフルネスや安定した睡眠時間を確保するのもオススメですよ。
(宮本 章太郎/心理カウンセラー)