最近流行りの自宅で「独り呑み」
自宅で「独り呑み」が近年男女問わず流行って来ています。
いわいる「宅呑み」の進化形です。
「宅飲み」は友人たちと一緒に呑んだり食べたりも含まれますが「独り呑み」は「孤独のグルメ」の様なもの。
なんでそのような人が増えてきているのか・・・
理由はいたって簡単です。
まずは「マイペース」で飲めることと「リーズナブル」であることです。
飲食店に行けば勿論それなりのお値段を支払うことになります。
お酒でしたら原価の2倍以上は支払わなくてはなりません。
そして何より上司との飲み会では気を使い、体力を使い、お金を使い、挙句の果てには説教まで食らう ・・・
社会人なら誰しもが通る道筋なのですが「パワハラ」防止が常識の今日では、避けて通ることが出来るようになりました。
酔っぱらってからの自宅までの道のりも辛いものです。
これが更に「独り飲み」を加速させている背景にもあります。
独り呑みの楽しみ方のコツ
もちろん居酒屋で友人とワイワイやるのも楽しい呑み方ですが、人気テレビ番組の「孤独のグルメ」の自宅版的な過ごし方も面白いライフスタイルの一つです。
自分の好きなテレビや音楽を掛けながら手軽にそして手間を掛けずに好きなだけ食べて飲んですぐに寝る。
確か気を使わずストレス発散には合理的です。
それでは「独り呑み」とはどんなスタイルなのでしょうか。
特徴的な点は大きく分けて二点あります。
「酒の肴」にはけっして手間を掛けないこと!
出来合い御惣菜や缶詰を買ってきて終わり。
すぐに食べることが出来る食材であることです。
お料理が得意で大好きな方は作ることの喜び自体がストレスの発散になります。
でも自分で作って自分だけで食べるのも何か寂しいので、友人を招いた「宅飲みパーティー」の時にする方が良いかもしれません。
そして「独り酒宴」が終わった後の後片付けに時間を要さない事も大切です。
「食べ切りサイズ」の量のものを選び残さないように食べる。
また、容器などは洗わずに捨てられるようなプラパックに入れられたお惣菜にしましょう。。
お酒は自分の好きな物だけを飲むことです。
相手がいない分、気を使わず一人のみを堪能しましょう。
手間をはぶきたいのなら缶入りのお酒の方が後片付けは楽です。
安く済ませたいのであれば大きめのボトル入りの方が経済的です。
但しグラスを洗う手間が増えます。
紙コップ・・・せめてグラスは使いましょう。
日本酒で熱燗を飲みたければ、大きめのぐい吞みに、呑みたいだけ注ぎレンジでチンで構いません。
徳利とか使うと手間が増えます。
独り呑みを気軽に楽しんでみましょう
独り呑みの基本は
「気を使わないこと」
「出来るだけお金を使わないこと」
「好きなことを一緒に楽しむこと」
「出来るだけ動かないこと」です。
それでもたまに自分へのご褒美として高級なお酒や酒の肴を選んで「宅飲みグルメ」をしてみましょう。
たまにやってくる至極の時間がきっとあなたを虜にすることでしょう。
(鎌田 孝/利酒師)