あなたは入浴中や、お風呂上がりにこんな間違いをしていませんか?
髪のお手入れって面倒ですよね。手間もかかるし、お金をかけなければ髪は綺麗にならない気がしてしまいます。ある人はシャンプーやトリートメント、それに美容室代に毎月1万円をかけて綺麗な髪を手に入れる努力をしていたりします。
特に忙しい女性にとって綺麗な髪を手に入れるのは一苦労です。しかし、頑張ってヘアケアをしたからといって絶対に髪が綺麗になる保証はどこにもありません。
「いったい、いくら自分の髪にお金と手間をかければいいの?」
「美容室をかえた方がいいんじゃないか?」
「シャンプーやトリートメントが合っていなかったのかな?」
なんてことを思ってしまうくらい、自分の髪に満足がいかないことはありませんか?とはいえ、何もしなければ髪は傷んでいく一方です。
「一髪、二姿、三器量」と昔から言われているように、どんなに顔立ちがよく、身なりがちゃんとしていても、髪の毛がきちんとお手入れをされていなければ美しく見えません。しかしどうやって正しいヘアケアを行えば良いのか?そこが問題ですよね。
そこで、髪のダメージを抑えて綺麗な髪を手に入れたいというあなたに朗報です。髪のダメージを抑えるために、“今日からお金をかけずに”できるヘアケアの方法を毛髪診断士からあなたにお伝えしたいと思います。
この方法は、日頃のちょっとした注意で髪をダメージから守ることができる方法です。しかも注意していただくポイントはたったの4つです。本題に入る前に、まずは、髪をダメージから守っているキューティクルの役割についてみていきましょう。
キューティクルとは?
美しい髪とは、髪内部がタンパク質や水分で満たされていて、枝毛や切れ毛がなく、しなやかで艶がある状態です。そして、キューティクルは、髪の表面を覆う層で髪内部のタンパク質や水分が流れ出ないように守っています。
つまり、美しい髪をキープしようとすると、キューティクルの役割がとても重要になるといえます。しかし、髪は一度傷つくと病気やケガのように回復することはありません。自然治癒力がないので、傷がつかないように気をつける必要があります。
お金をかけずに髪のダメージを抑える4カ条
1. 髪と髪を擦り合わせて洗わない 2. 髪を絞って水気を切ら無い 3. 濡れた髪にクシ、ブラシを使わない 4. 濡れた髪を長時間放置しないこれらはキューティクルを剥がすとても危険な行為です。そしてどれも共通して、「濡れた髪」という点がポイントです。
髪は昔、湿度計に使われていたほど水分をよく吸収します。実は髪は綿の約2倍水分を吸収するのです。そして水分を吸収した髪というのは、15%ほど太くなり、1~2%ほど長くなり、30%ほど重くなります。(社団法人 日本毛髪科学協会 「新ヘアサイエンス」より)濡れた髪というのは水分でパンパンに膨らんでいる状態なのです。
このように濡れた髪は、爆発寸前の風船と同じくらいとてもデリケートな状態です。ちょっとした摩擦でもキューティクルが簡単に剥がれ、髪が傷む危険が高くなっています。
つまり、濡れた髪を擦る、絞る、クシ、ブラシを使うというのは、爆発寸前の風船にヤスリをかけるようなイメージなのです。
また、そのような危険な状態を避けるためにも、お風呂を上がったらすぐに髪を乾かしてあげてください。
キューティクルを失った髪はどうなるのか?
髪を守っているキューティクルを失うということは、何が起こるかというと…
髪のタンパク質が流出
↓
髪の潤いがなくなりパサつき始める
↓
艶もなくなり始める
↓
髪の強度が低下し、切れやすくなる
↓
枝毛ができやすくなる
↓
髪が細くなる
このような悪循環に陥ってしまう可能性があります。
ですから、濡れた髪を擦る、絞る、クシ、ブラシを使う、長時間放置するといった事は絶対に避けるようにしてください。
たったこれだけのことで、1ヶ月後、半年後、1年後のあなたの髪の美しさにきっと違いが出てくるはずです。どれも、今すぐ0円でできることばかりです。ぜひ今日から実践してみてくださいね。
(長谷川誠/)