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12月11日はアルゼンチンタンゴの日 初心者でもタンゴにチャレンジ!

JIJICO 2017年12月11日 7時30分

12月11日はタンゴの日

アルゼンチンでは12月11日を稀代の音楽家Julio de Caro(フリオ・デ・カロ) そして 大スターであるCarlos Gardel(カルロス・ガルデル)の誕生日を祝してタンゴの日と制定されています。

アルゼンチンタンゴはショーや映画のイメージでダンサーが踊るものと思われていますが、本場アルゼンチンでは老若男女が気軽に楽しむダンスとして親しまれています。今年のタンゴ世界選手権では82歳と90歳の老夫婦のカップルが出場しニュースになりました。タンゴは派手なステップやポーズもありますが、根底にあるのは二人で呼吸を合わせて踊り、音楽の旋律を一緒に味わうダンスです。

タンゴは幅広い層が楽しめるダンス

ダンスと聞くと、「運動が苦手」「リズム音痴」「若くないからできない」と思う方も多いでしょう。また「ペアダンスはちょっと」と思われる方も。タンゴはこのような思いを乗り越えて踊れるダンスです。その一部をご紹介します。

1.運動が苦手の方でも踊れますか?

はい、踊れます。また、運動能力が高くなくても大丈夫です。その理由はタンゴを踊るのに大切なことは姿勢と歩きだからです。姿勢は脇を締めて背骨をまっすぐに。歩きは特別な歩きではなく自然な歩きですので、特別な能力がなくても踊れます。
※ワンポイント講座:日頃、お参りや手をあわせて行う合掌。この合掌は私たちに美しく正しい姿勢を提供します。合掌のやり方は足元を揃えて立ち、胸の前で掌を合わせます。合わせましたら両手で押し合います。押し合った時に肩が上がるようでしたら肩をおろします。お腹とお尻に力がはいるとベストです。自然に背筋が伸び美しい姿勢になります。

2.リズム音痴でも踊れますか?

はい、踊れます。タンゴの基本は歩きです。普段どおりに街を歩くような感じで踊ります。複雑なリズムを覚える必要はありません。二人でゆったりと左右に揺らぐだけでもその楽しさを味わえます。

3.50代、60代からでも始められますか?

はい、始められます。本場ブエノスアイレスでは70代、80代の人たちも踊っているダンスです。また、タンゴは情感を味わうダンス。複雑なステップを覚える必要はなくシンプルなステップで楽しめます。そして、タンゴは体に良い作用をおこします。姿勢がよくなり、二人で動くことにより足の負担も軽減され、リラックスして動くのでより運動効率がよくなり、精神的にも楽しく動けます。それはウォーキングよりも効果的な運動です。

4.ペアダンスが苦手です。

日本人は男女で組んで踊るのがとても苦手です。私もそうでした。タンゴはダンスですが、同時にアルゼンチンの文化風習も学びます。特にタンゴのアブラッソ(抱擁)は相手への親愛なる挨拶。我々日本人が相手へ敬意を表して礼をするようにアルゼンチンではアブラッソ(抱擁)が一般的(友人、知人)な挨拶です。他のラテンや欧州の国でもアブラッソやチーク トゥ チークで挨拶します。挨拶ができるとその国の文化や人がぐっと近くに感じます。異国の挨拶を学んでよりグローバルな人生にしませんか?

5. タンゴを踊るとどのような効果がありますか?

タンゴを踊ることにより、様々な副産物をもたらします。このことは「Fruits of TANGO」といい、タンゴを踊ることによりももたらされるギフトです。

タンゴは美しく正しい姿勢や歩きを身につけます。その姿勢や歩きは美脚やくびれ効果を生み、肩こりや腰痛も改善されダイエット効果もあります。また、ペアで楽しく踊ることはストレス解消になり、マナーやエチケットなどが身につきます。そして海外の人と出会い、仲間や友人ができことによって異国の言葉や挨拶、文化風習、歴史など知らず知らずのうちに教養がつき自身の世界観が広がります。

このようにアルゼンチンタンゴを踊れることによって新しい世界が開けます。

人生のパスポート タンゴを身につけて世界に羽ばたこう

今タンゴは世界の多くの都市で踊られている、最も人気のあるダンスの一つです。タンゴが踊れると言語が話せなくてもぐっと自分自身の世界が広がります。それは違いを味わうダンスと他とてもいいでしょうか?性別、年齢、言語、生まれ、育ちなどまったく違う二人が出会い、バンドネオンの響きと共に踊りだす。踊る出した瞬間にその違いが一つになり、人の素晴らしさを味わえるダンスです。

「タンゴはパスポート」一度タンゴの世界にドアをあけてみませんか?素敵なギフトや多くの出会いが待っています。

(GYU/アルゼンチンタンゴダンサー、ディレクター及び講師)

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