12月21日は遠距離恋愛の日
12月21日は遠距離恋愛の日。「1221」の両側の「1」が1人を、中の「2」が近附いた2人を表す。遠距離恋愛をしている恋人同士が、クリスマス前に会ってお互いの愛を確かめあう日として提唱されているようです。
遠距離恋愛は成立するか?と尋ねられたら、「もちろん成立をするし、結婚も視野に入れた交際も可能です」と答えています。なぜなら、婚活サポートした会員たちの中に遠距離で結婚をしたカップルも多く存在しているからです。
遠距離恋愛は続く?続かない?
遠距離恋愛に積極的になれない人たちの意見としては、まず「続かないから」と言い、もともと「続かない」ことを前提に考えている人達が多いようです。では、何故「続かない」と考えるのでしょうか。
距離が遠いから出会うのが大変 交際中の経費が掛かり過ぎ 出会えない時間に不信が募る、あるいは寂しいから 結婚を考えると難しいのでは?などなど理由は多くあるようです。
遠距離恋愛で結婚した人たちは、別れた人と何が違う?
では、続かないと考えている人達が多い中、遠距離恋愛で結婚をした人たちとは、何が違っていたのでしょうか。
婚活で神戸と東京での遠距離をし、その後、結婚した二人がいました。出会いは、男性の東京から九州への出張の途中、大阪で待ち合わせをしてお見合をするという何とも合理的なスタートを切った二人。
その後、二人の中間地点、名古屋でのデートや出張帰りに神戸で途中下車しての待ち合わせ。女性が有給休暇と取って神戸空港から朝一番の東京行きの飛行機にのり、最終の便で神戸に戻ってくる東京弾丸デート。双方ともに行動力があることも遠距離連絡を実らすことの後押しになっていたのかもしれません。
でも、遠距離恋愛をして結婚していった人たちに話を聞いていると、自分たちが無茶苦茶に頑張ったという気持ちはないようです。確かに毎週出会うことはなかなか難しいことであったけど、その分、出会った時のテンションは高いものになることでしょう。やっと出会えた嬉しさと新鮮さは、結婚するまで途絶えることなく続けることができたとか。
それこそ、週末楽しい時間を過ごして、別れるときはとても寂しい思いもしたけど、それが却って二人の距離感を近づけた要因にもなっているのかもしれません。
「遠距離カップルが特別に何か気を付けていたことってありますか?」
そんな質問を投げかけてみると、異口同音に「あまり縛らなかった、でも、距離が離れている分、今日はどんな一日だったかの連絡は欠かさずやっていた」とのことでした。出会えない時間を二人でそのやり取り中で誠実さを確かめあい、それを信頼へと繋げていったことに間違いはないようです。
遠距離恋愛だけではありませんが、恋愛を実らすには、相手の信頼を勝ち取るためにどうすれば良いかを双方が考えることが不可欠。信頼できない人とは、結婚も交際もできない。
「彼は、約束は必ず守る人です」女性からのこの言葉は、遠距離恋愛を成就した二人の間の、深い絆を物語っているように感じます。
昔よりも遠距離恋愛がしやすい時代になってきている
厚生労働省の調査によると、平成 27 年の平均初婚年齢は、夫 31.1 歳、妻 29.4 歳で、夫妻ともに前年と同年齢となっています。(*1)男女ともに仕事を持つ時代となり、遠距離恋愛も経済的には、全く不可能な時代とは言えません。25歳が結婚適齢期と言われていた時代とは違ってきています。遠距離であるという理由だけで恋愛や結婚が難しいと扉を閉ざしてしまうのは勿体ないことです。新幹線も飛行機も性能が上がり、日本中を近くしてくれています。遠距離恋愛で必要なものは敢えていうなら、「行動力」ありきなのではないでしょうか。
*1:厚生労働省 平成27年人口動態統計月報年計(概数)の概況より
(自念 真千子/産業カウンセラー)