なぜ結婚式をするのか?あらためて考えてみる
女性の憧れの「結婚式」。人生で最高に輝いていて幸せオーラで満ち溢れている瞬間を過ごすことができる一日です。しかし、見た目の輝きや美しさだけでなく、花嫁にはこれから結婚することへの覚悟なども兼ね備え、内面からにじみでてくる女性の強さのようなものを感じる一瞬もあります。
結婚式はなぜ行うの?誰のためにするの?このような疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。最近の結婚式の傾向としては、簡単に二人だけで行う、または式は行わず写真だけ撮って満足する、など多様化してきています。
そのため、昔に比べて結婚への意識が低く、離婚率も多いと言われています。昔の結婚とは「家」と「家」の新しい絆ができる大切な人生の出発ですから、しきたりに合わせた儀式も必要になってきます。
そして、何よりも結婚式で大切な事は、今までお世話になった方々への感謝の気持ちを伝え、新郎新婦が幸せになる事を皆様に誓う。このような誓いを立てれば簡単に離婚など考えられないと思いますね。
また、新郎新婦がお互いの「家」に対して思いやりを持ち、二人の関係においても常に思いやりを持つことも大切です。
時代が変わったとしても、昔も現代もふたりで固く誓った結婚式では輝き方も最高に美しく、まぶしいぐらいのお二人になると思います。
上質な「装い」という点では、「和装」・「洋装」に隔たりはない
私は、衣裳を装うといった面では、常に着付け師という立場で、「和の装い」に立ち会い、ウェデイングプランナーという立場で「ドレスの装い」もコーディネートします。
その中でいつも心掛けている事は晴れの日における上質な「装い」という点で、「和装」・「洋装」に隔たりはない、ということです。和装は内面から出る奥ゆかしさを際立たせてくれますし、洋装は輝くような品性のある美しさを演出してくれます。
まさに伝統美とモダンの融合を私は数多くご提案させていただいております。
結婚式を迎える女性の本当の美しさとは?3つのポイント
美しい衣装を身にまとい、結婚式当日を迎えるわけですが、衣裳の輝きの美しさだけではないと思っています。
1. 皆様へ感謝の気持ちを伝えることができる
2. 新郎新婦がお互いに思いやりを持つことができる
3.結婚への覚悟ができる
このような事も気にしながら自然とふるまうことができる花嫁様は誠に心から美しいと私は感じております。
今は「プレ花嫁」向けの様々な講座もあるようです。「美しく撮られるポーズ」「歩き方」など当日の所作も大切ですが、内面からの美しさを表現できる花嫁様にも期待したいと思います。
(杉山 幸恵/ウェディングプランナー)