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色を意識的に選ぼう!色が自分や相手に与える影響とは?

JIJICO 2018年1月6日 7時30分

色は心と体に影響を与えるもの。

皆さんは色の知識がどれくらいありますか?私は専門家として色を意識的に選ぶようになってから人生が大きく変わりました。心と体に影響を与える「色」について効果や色彩心理を交えながら、さまざまなヒントをご紹介します。

私たちが「色」を見るためには光が必要です。光のない暗闇では色を見ることはできません。すなわち「色」とは「光」なのです。私たちが目で見ることができる色とは電磁波の一種で、固有の振動数の違いが色の違いとなります。

たとえ目が見えなくても私たちは皮膚や体で光の振動、すなわち色を感じているというわけです。色を皮膚や体で感じるエピソードがあります。青と赤の部屋では体感温度が3度も変わるというもの。

理由として赤は波動が大きく、血圧や脈拍、体温を上昇させます。そのため筋肉の興奮効果もあり暖かく感じるのです。また、青は波動が小さく血圧や脈拍、体温を低下させます。そのため涼しく感じるのです。こうした体温の変化を利用し、今のような寒い時期には、お部屋のファブリックの色を赤やオレンジなどを基調としたものに。夏の暑い時期は青を基調としたものに変えることでエアコンの設定温度も抑えられるなどエコ生活にもつながりますね。

また、その他に色が影響を与えるものとして時間の感覚があります。ファーストフード店の店内には、赤を中心とした暖色系の色が多く使われています。これは暖色系の色の効果として時間の流れを早く感じさせる効果があるため、実際よりも滞在時間を長く感じさせ、結果として回転率を上げると同時に満足感を与える効果が得られます。まさに色彩の効果を目的に利用したのです。

色が自分に与える影響はどういうものがある?

好きな色を身に着けていると心が落ち着き、安心します。一方で「好きな色とは別に、なぜだか気になる色」がある場合、それは今のあなたに必要な色を表しています。

「赤」

赤は太陽の色、血の色など生命力とエネルギーを表す色。身に着け、見える場所に置くとやる気がでて元気がでます。ただし気持ちが高ぶっている時などは避けた方が賢明です。赤は自信がある印象を与えます。ここぞという場面ではぜひ使ってみましょう。

「オレンジ」

赤の情熱と黄色の明るさを兼ね備えた色。目にしたり身に着けたりすると自然と笑顔になり心が温かくなる色です。オレンジは腸の調子を整える効果があります。腸は心と密接につながる大切な器官。下着やハンカチなどに取り入れ元気をもらいましょう。また明るい印象を与えたい場面では上半身に取り入れると好印象を与えることができます。

「緑」

緑は安らぎ、調和などストレスを緩和させる癒しの色。急に緑が気になる…こんな時は疲れがたまっているのかもしれません。リラックスしたいと感じている人は観葉植物を取り入れてみましょう。心が安定しストレスが軽減されます。安心感と、バランスのとれた人というイメージを与える緑は人間関係が良くなる色としてネクタイや、ブラウスなどに取り入れてみましょう。

「黄色」

光や太陽をイメージさせる黄色は気持ちを明るく前向きにします。あらゆる感覚を鋭敏にさせ働きを活発にすることから能力を向上させてくれます。また黄色は胃腸の働きを良くする効果があります。トイレのスリッパや置物など目につく場所に置いてみましょう。初対面で明るい人という印象を与えることができる黄色はコミュニケーション力をアップさせます。

「青」

心と体を落ち着かせ鎮静化させる色です。不眠症を改善したい人などは枕カバーなど寝具に使用すると頭や体をクールダウンさせ落ち着いて眠ることができます。体感温度を下げる効果があります。冷え性の人は今のような寒い時期には多く着けない方がいいですね。青は信頼感を与える色、ビジネスの勝負服として用意しておきましょう。

「黒」

負のイメージが強い黒ですが、永遠と神秘を表す色でもあります。高貴、高級というイメージを表すには効果を最大限に発揮する色です。ただし相手を寄せつけない、拒絶の意思を伝える色でもあります。婚活ドレスに黒はおすすめできません。威厳がある印象を与えたい場合には進んで黒を着用しましょう。

「白」

純粋無垢や清潔感を表す色。気持を安定させ、精神を統一させる効果があります。また肺の働きを助ける効果があります。すべての色が含まれた色である白はあらゆる色の恩恵を受けられる色ということです。風邪をひた時、体が重いと感じた時などは白を身につけ病気から体を守りましょう。清潔感のあるイメージを作り出す場合にはインナーに白をとりいれるといいですね。

色の効果を知り適切に活用することで生活を豊かに

このように色には様々な効果があります。

色の効果を知り、上手く使う事により大切な場面で最高の効果を上げることができるのです。皆さんも好きな色で内面を充実させ、似合う色で外見の魅力を引き出すなどさまざまな色の効果や意味を活かすことで、今の生活がより豊かになることは間違いありません。
色とともに幸運を引き寄せていきましょう。

(馬上 久恵/パーソナルカラー&スタイリングアドバイス)

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