2018年3月30日の「40歳から運動不足解消は何から始めたら良いの?」コラムでは、初級編として「体をしなやかにするストレッチ」をご紹介しました。今回はその次のステップとして中級編に進んでいきましょう!
運動不足が続くと死につながるリスクが高まってしまう
40歳前後で中間管理職のポジションにつき、デスクワークがますます増え、
「ちょっと歩いただけでもすぐに疲れてしまう…」
「階段を上ると直ぐに息切れしてしまう・・・」
そんな体力低下に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
このような方は1日5000歩も歩かず、エレベーター、エスカレーターなどを利用し心臓や肺に負担をかけない日常のため心肺機能が衰え、全身の血液が循環していない状態に陥っている可能性があります。
長い間、この状態が続くと血管が硬くなる動脈硬化や血液ドロドロの状態による血栓が出来て脳梗塞や脳卒中、心筋梗塞など最悪の場合には突然死にもつながります。
そんな不安を解消してくれる運動とは何でしょうか?
有酸素運動が血液をサラサラにしてくれる!
ドロドロ血液をサラサラ血液にするのに有効な運動とはウォーキング、ランニング、サイクリング、水泳、エアロビクスなど長時間継続して行える“有酸素運動”です。
ただし有酸素運動ってつまらない!面白くないから続かない!という声が多数あるのも分かっています。そこで、20分以上の有酸素運動が苦手な人は3分でも効果のある有酸素運動をご紹介いたします。
「3分トランポリン」がおすすめ!3つのメリット
それはトランポリンです。トランポリン運動には3つのメリットがあります。
1.短時間で体力が向上する!~ジャンプ動作を繰り返すことで、全身の血液とリンパが循環し代謝が一気に向上します。心臓にも負荷がかかるため心肺機能の向上につながり、短時間でも体力の向上が望めます。
2.姿勢が良くなる!~まっすぐ真上に飛ばないと、トランポリンから落ちてしまいます。そのため自然と体幹の筋肉が鍛えられ、姿勢改善に効果があります。
3.気持ちがポジティブになる!~心と体は密接に繋がっています。人は落ち込むと俯き加減になり、嬉しい時は自然と上を向いたりジャンプしたくなります。そこで朝のテンションの上がらない時間帯にトランポリン運動をすることで自分の気持ちが前向きになります。この体も心もすっきりした状態で、仕事場に向かえば最高の1日のスタートを切ることが出来ます。
トランポリンの使い方・3分間メニュー
自宅でも簡単に出来る3分間メニューをお伝えします。
その場ジャンプ20回→左右開閉20回→腰をひねる20回→前後開閉20回→5回飛んだら90度回転→反対回し→スクワットジャンプ10回→片足ケンケン10往復
という動きをしてください。こちらの動画を参考にしてみてください。
【トランポリンエクササイズ】
https://www.youtube.com/watch?v=JP4iuqRe6Oc
3分間タイマーをセットして行いますが、きつい人は1分から始めてみてもOKです!直径90cmの自宅用トランポリンはインターネットでも4,000~5,000円という値段で手に入ります。立て掛けておけば、スペースを取られることはありません。
長時間の有酸素運動が苦手で続かないという人は、まずはご自宅で3分のトレーニングから始めてみることをおすすめします。
(日高 靖夫/パーソナルトレーナー)