【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.136】
飼い主さんに圧をかけたり、おもちゃでたくさん遊んだりと、やんちゃな日々を満喫している、こめくん。
いまでこそ、ふくふくボディーですが、実は飼い主さん(@0818kome)によって側溝から救出された過去を持っています。弱々しかったこめくんはたくさんの愛情に包まれ、立派な大人にゃんこに成長したのです。
◆お米のように小さな子猫を側溝から救出!
2021年8月18日の夜、飼い主さんは外から聞こえる子猫の鳴き声が気になっていました。外は雨。いてもたってもいられず、自宅を出ると、家の横にある1mほどの側溝に子猫が落ちていることに気づきました。
子猫は側溝に落ち、上がれなくなってしまったよう。これ以上放置すると、側溝の水かさが増え、流されてしまう……。危機感を募らせた飼い主さんは側溝に入り、子猫を救出しました。
子猫は暴れる様子もなく、救出はスムーズに進んだそう。飼い主さんは子猫の体がついていた汚れを洗い流し、傷などがないかチェック。幸い怪我はなく、動物病院でも病気が発覚することもありませんでした。
「ただ、野良猫がみんな持っているという寄生虫はいたので、駆除してもらいました」
◆背中が米粒みたいな「こめ」くん
迎え入れた日の夜、子猫が夜通し、鳴き喚いたため、飼い主さんは「本当に保護してよかったのだろうか。この子にとって、幸せなのだろうか」とモヤモヤ。
しかし、子猫は自分なりに置かれている状況を理解したのか、翌日になると、急に慣れてくれ、部屋を散策するように。楽しそうな姿を見て、飼い主さんは安堵しました。
背中が小さな米粒のように思えたことから、名前は「こめ」に決定。
育猫中の出来事で印象に残っているのは、膝の上でおもらしをされたことです。
「迎えて2~3ヶ月くらいの頃でした。膝の上で寝ていた時、お漏らしされちゃいました。一瞬、何が起きたのかわからなかったです(笑)」
◆初めてのワンちゃんにびっくり!
実は当時、飼い主さん宅には2匹の先住犬が。先住犬たちは、こめくんに興味津々。においを嗅ぎにいこうとしていましたが、こめくんは初めて見る犬にびっくり!
そこで、飼い主さんはこめくんとワンちゃんたちの生活スぺ―スを分け、徐々に慣れられるように気を配りました。
「こめが家に慣れた頃から、抱っこした状態やケージ越しで徐々に対面させ、慣れていくように工夫しました」
◆2匹の先住犬との間に生まれた絆
すると、3匹は絆を深め、並んで眠れるように。鼻チューをしたり、ちょうどいい距離感で互いに伸び伸びくつろいだりと、家族らしい光景を見せてくれるようになったのです。
その後、飼い主さんの結婚により、こめちゃんは新居へ。先住犬たちと離れ、ひとりになったことで寂しがるのかと思いきや、わがまま放題のやんちゃボーイに成長! 愛くるしいきゅるん顔で飼い主さんを翻弄しながら、自由気ままな家猫生活を楽しむようになりました。
「猫ちゃんあるあるだと思うのですが、トイレハイがとっても面白い! 急に家中を走り回って壁ジャンプもするので、身体能力の高さに驚かされます(笑)」
◆飼い主さんへの信頼は絶大
小さい頃は、よくへそ天で爆睡していたという、こめくん。大人になった今では、お腹を上に向けて寝ることは減りましたが、飼い主さんに対する信頼は揺るぎません。
「ひとりになるのがあまり好きではないようで、どこかへ行くと、ついて来てくれます」
◆滅多にないレアなデレモードに胸キュン
普段、あまりベタベタすることがないため、こめくんのデレはレア。貴重であるからこそ、甘えられると飼い主さんは身動きが取れなくなり、こめくんを最優先してしまいます。
「仕事後も、できるだけ早く帰ろうと思うようになりました。普段は、こめが喜ぶおもちゃをしょっちゅう探しています(笑)」
こめくんと出会ったことで、生活の中心が猫になった飼い主さん。これからも、こめくんに翻弄されながら、楽しい猫ライフを送ってほしいものです。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
飼い主さんに圧をかけたり、おもちゃでたくさん遊んだりと、やんちゃな日々を満喫している、こめくん。
いまでこそ、ふくふくボディーですが、実は飼い主さん(@0818kome)によって側溝から救出された過去を持っています。弱々しかったこめくんはたくさんの愛情に包まれ、立派な大人にゃんこに成長したのです。
◆お米のように小さな子猫を側溝から救出!
2021年8月18日の夜、飼い主さんは外から聞こえる子猫の鳴き声が気になっていました。外は雨。いてもたってもいられず、自宅を出ると、家の横にある1mほどの側溝に子猫が落ちていることに気づきました。
子猫は側溝に落ち、上がれなくなってしまったよう。これ以上放置すると、側溝の水かさが増え、流されてしまう……。危機感を募らせた飼い主さんは側溝に入り、子猫を救出しました。
子猫は暴れる様子もなく、救出はスムーズに進んだそう。飼い主さんは子猫の体がついていた汚れを洗い流し、傷などがないかチェック。幸い怪我はなく、動物病院でも病気が発覚することもありませんでした。
「ただ、野良猫がみんな持っているという寄生虫はいたので、駆除してもらいました」
◆背中が米粒みたいな「こめ」くん
迎え入れた日の夜、子猫が夜通し、鳴き喚いたため、飼い主さんは「本当に保護してよかったのだろうか。この子にとって、幸せなのだろうか」とモヤモヤ。
しかし、子猫は自分なりに置かれている状況を理解したのか、翌日になると、急に慣れてくれ、部屋を散策するように。楽しそうな姿を見て、飼い主さんは安堵しました。
背中が小さな米粒のように思えたことから、名前は「こめ」に決定。
育猫中の出来事で印象に残っているのは、膝の上でおもらしをされたことです。
「迎えて2~3ヶ月くらいの頃でした。膝の上で寝ていた時、お漏らしされちゃいました。一瞬、何が起きたのかわからなかったです(笑)」
◆初めてのワンちゃんにびっくり!
実は当時、飼い主さん宅には2匹の先住犬が。先住犬たちは、こめくんに興味津々。においを嗅ぎにいこうとしていましたが、こめくんは初めて見る犬にびっくり!
そこで、飼い主さんはこめくんとワンちゃんたちの生活スぺ―スを分け、徐々に慣れられるように気を配りました。
「こめが家に慣れた頃から、抱っこした状態やケージ越しで徐々に対面させ、慣れていくように工夫しました」
◆2匹の先住犬との間に生まれた絆
すると、3匹は絆を深め、並んで眠れるように。鼻チューをしたり、ちょうどいい距離感で互いに伸び伸びくつろいだりと、家族らしい光景を見せてくれるようになったのです。
その後、飼い主さんの結婚により、こめちゃんは新居へ。先住犬たちと離れ、ひとりになったことで寂しがるのかと思いきや、わがまま放題のやんちゃボーイに成長! 愛くるしいきゅるん顔で飼い主さんを翻弄しながら、自由気ままな家猫生活を楽しむようになりました。
「猫ちゃんあるあるだと思うのですが、トイレハイがとっても面白い! 急に家中を走り回って壁ジャンプもするので、身体能力の高さに驚かされます(笑)」
◆飼い主さんへの信頼は絶大
小さい頃は、よくへそ天で爆睡していたという、こめくん。大人になった今では、お腹を上に向けて寝ることは減りましたが、飼い主さんに対する信頼は揺るぎません。
「ひとりになるのがあまり好きではないようで、どこかへ行くと、ついて来てくれます」
◆滅多にないレアなデレモードに胸キュン
普段、あまりベタベタすることがないため、こめくんのデレはレア。貴重であるからこそ、甘えられると飼い主さんは身動きが取れなくなり、こめくんを最優先してしまいます。
「仕事後も、できるだけ早く帰ろうと思うようになりました。普段は、こめが喜ぶおもちゃをしょっちゅう探しています(笑)」
こめくんと出会ったことで、生活の中心が猫になった飼い主さん。これからも、こめくんに翻弄されながら、楽しい猫ライフを送ってほしいものです。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291