みなさんこんにちは、ファッションスタイリスト＆ライターの角佑宇子（すみゆうこ）です。寒暖の差が激しくなる春の時期はトレンド服に身を包みたい気分。しかし、昨今のトレンドファッションは攻めたデザインも多く、何を取り入れたら良いのか悩んでしまいませんか？ そこで今回は、スタイリストの筆者が40代以上の大人世代におすすめしたいトレンドアイテムをご紹介します。
◆今、確実に“肌の露出面積”が増えている
すでにご存知の方もいるかもしれませんが、世はミニ丈・クロップド時代。さすがに長らく定番だったロング丈ブームに乗り変わる勢い……とまではいきませんが、20代の若者を中心に確実に肌の露出面積が増えています。無論、おしゃれな大人女性も積極的に取り入れている模様。
とはいえ、今までダボっ！ ゆるっ！ で体型カバーコーデで安堵してきた大人女性が、いきなり流行だからとすぐにミニ丈のボトムスに挑戦するのは勇気が入りますよね。
◆短丈はトップスで取り入れる！ クロップドシャツ
そこでまず初めに慣らしとして取り入れていただきたいのが、クロップドシャツです。ポイントは着丈の短いトップスの中でもカットソーではなく、シャツを取り入れること。
クロップドのカットソーは90年代に流行した“チビT”を彷彿とさせる上にボディラインが見えてしまいます。その点、オーバーサイズシルエットだけど着丈が短いクロップドシャツならトレンドを味わいつつ大人らしいきちんとした印象もキープできます。
合わせるボトムスをハイウエストでロング丈のパンツやスカートにすれば、肌見せ範囲も少なくてすみます。白シャツやストライプシャツなら新たな通勤コーデとしても着こなしアレンジが効くのでぜひ一枚手に取ってみてください。
◆このくらいの攻めはOK！ 気分を変えるジャンプスーツ
もう少し攻めたトレンド感のあるアイテムを手にしたいときは、個人的におすすめしたいのがジャンプスーツ。2024年春夏ファッションのコレクションでも多く見かけたアイテムで、今後の新作でも多く登場する予感。
ジャンプスーツが他のトレンドアイテムより推せる理由は、一枚でコーデが完成するという気軽さです。
◆一枚だけでコーデが完成、余計な失敗を招かない
他のトレンドアイテムは、単体で見るぶんには良いのですが感度が高すぎて組み合わせ方が少し難しいのがデメリット。少なくとも自分の骨格や体型バランスを把握した上で着方に工夫をしないと失敗を招きやすいものも多いです。その点、ジャンプスーツはワンピース同様に一枚ですでにコーデが完成するため、余計な失敗を招きません。
いっぽうで作業服感が強くなったり、子どもっぽく見えたりするケースもあるので一枚で着慣れない方はメンズライクなダブルジャケットを上から羽織るなどすれば、キレイめなスタイルが作れるのでおすすめです。
◆ボディラインが出やすいアイテムは注意！
最新のファッショントレンドは、透けた素材（シアー）、ボディコンシャス（ピチピチしたシルエット）、カットアウト（部分的な肌見せ）など、ボディラインの美しさに帰結するファッションアイテムが非常に多く出ています。
体型バランスが崩れやすい、肌の質感に年齢が出やすいセンシティブな世代の私たちにとっては、そうしたアイテムを安易に取り入れると一転して痛々しくも見えてしまうもの。そのバランスのさじ加減やコーディネートの仕方は、これから訪れる春夏に向けてじっくりと研究が必要です。まずは手堅く、センスアップするハズレのないトレンド服から取り入れてみてくださいね。
＜文＆イラスト／角佑宇子＞
【角 佑宇子】
（すみゆうこ）ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは＠sumi.1105
◆今、確実に“肌の露出面積”が増えている
すでにご存知の方もいるかもしれませんが、世はミニ丈・クロップド時代。さすがに長らく定番だったロング丈ブームに乗り変わる勢い……とまではいきませんが、20代の若者を中心に確実に肌の露出面積が増えています。無論、おしゃれな大人女性も積極的に取り入れている模様。
とはいえ、今までダボっ！ ゆるっ！ で体型カバーコーデで安堵してきた大人女性が、いきなり流行だからとすぐにミニ丈のボトムスに挑戦するのは勇気が入りますよね。
◆短丈はトップスで取り入れる！ クロップドシャツ
そこでまず初めに慣らしとして取り入れていただきたいのが、クロップドシャツです。ポイントは着丈の短いトップスの中でもカットソーではなく、シャツを取り入れること。
クロップドのカットソーは90年代に流行した“チビT”を彷彿とさせる上にボディラインが見えてしまいます。その点、オーバーサイズシルエットだけど着丈が短いクロップドシャツならトレンドを味わいつつ大人らしいきちんとした印象もキープできます。
合わせるボトムスをハイウエストでロング丈のパンツやスカートにすれば、肌見せ範囲も少なくてすみます。白シャツやストライプシャツなら新たな通勤コーデとしても着こなしアレンジが効くのでぜひ一枚手に取ってみてください。
◆このくらいの攻めはOK！ 気分を変えるジャンプスーツ
もう少し攻めたトレンド感のあるアイテムを手にしたいときは、個人的におすすめしたいのがジャンプスーツ。2024年春夏ファッションのコレクションでも多く見かけたアイテムで、今後の新作でも多く登場する予感。
ジャンプスーツが他のトレンドアイテムより推せる理由は、一枚でコーデが完成するという気軽さです。
◆一枚だけでコーデが完成、余計な失敗を招かない
他のトレンドアイテムは、単体で見るぶんには良いのですが感度が高すぎて組み合わせ方が少し難しいのがデメリット。少なくとも自分の骨格や体型バランスを把握した上で着方に工夫をしないと失敗を招きやすいものも多いです。その点、ジャンプスーツはワンピース同様に一枚ですでにコーデが完成するため、余計な失敗を招きません。
いっぽうで作業服感が強くなったり、子どもっぽく見えたりするケースもあるので一枚で着慣れない方はメンズライクなダブルジャケットを上から羽織るなどすれば、キレイめなスタイルが作れるのでおすすめです。
◆ボディラインが出やすいアイテムは注意！
最新のファッショントレンドは、透けた素材（シアー）、ボディコンシャス（ピチピチしたシルエット）、カットアウト（部分的な肌見せ）など、ボディラインの美しさに帰結するファッションアイテムが非常に多く出ています。
体型バランスが崩れやすい、肌の質感に年齢が出やすいセンシティブな世代の私たちにとっては、そうしたアイテムを安易に取り入れると一転して痛々しくも見えてしまうもの。そのバランスのさじ加減やコーディネートの仕方は、これから訪れる春夏に向けてじっくりと研究が必要です。まずは手堅く、センスアップするハズレのないトレンド服から取り入れてみてくださいね。
＜文＆イラスト／角佑宇子＞
【角 佑宇子】
（すみゆうこ）ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは＠sumi.1105