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大胆な濡れ場での艶やかな肌にうっとり…MEGUMI、いつの間にやら“美のカリスマ”に。暗黒時代からの逆転劇

女子SPA! 2024年6月3日 8時46分

かつての彼女には“バラエティスキルが高いグラドル”というイメージを持っていた方々が多いでしょう。

しかし、いつの間にやら“女優”や“実業家”と見られるようになり、ついに今や“美のカリスマ”――MEGUMIさんの躍進が止まりません。

◆1000種類以上もの美容法を試した

昨年発売した美容本『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)が48万部を突破し、「2023年 年間ベストセラー」の実用書1位(トーハン調べ)に輝きました。

そして5月12日に発売したばかりの美容本の新刊『心に効く美容』(講談社)は、異例の初版12万部発行というロケットスタートを切っています。

1981年生まれで現在42歳のMEGUMIさん。

30歳から本格的に美容に目覚め、そこから10年間で1000種類以上もの美容法を試したそう。努力が結実して美しい肌を手に入れ、幅広い世代の女性から憧れる存在になっています。

ただ、グラドル時代の彼女を知っている人からすると、現在そのように支持され、脚光を浴びているのは、かなり意外に思えるのではないでしょうか。

◆歌手を目指すもグラドルでデビュー

10代の頃はブラックミュージック好きで歌手を目指しており、16歳で音楽留学として3カ月ほど単身ニューヨークに渡ったこともあったというMEGUMIさん。

歌手を夢見て18歳で地元・岡山県から上京するも、レコード会社のオーディションに落選の日々。そんな時期に知人の紹介でグラビアアイドル事務所「イエローキャブ」に入り、グラドルとしてデビューすることに。

グラマラスなボディで世の男性たちを魅了する一方、バラエティ番組からもお呼びがかかるようになり、ストレートな強気発言から笑いに落とすセンスが買われ、テレビタレントとしてもブレイクしていきます。

プライベートでは2008年、26歳のときにロックバンド・Dragon Ashの降谷建志さんと結婚し、翌年に男児を出産。月日は流れ2023年、降谷さんと離婚し、一人息子は海外留学に出ているため、現在は自由な私生活を送っているようです。

◆ネガティブな理由で美容に目覚める

そんなMEGUMIさんが美容に目覚めたきっかけ……それは決してポジティブなものではありませんでした。

アラサーの頃は幼い息子の子育てに奔走していた時期でもあると思いますが、当時ネットで名前を検索すると「劣化」「老けた」「ほうれい線」といった言葉が並んでいたんだとか。MEGUMIさんのことを「ほうれい」とヒドいあだ名で呼ぶネット民もいたそうで、大きなショックを受けたとのこと。

グラドル全盛期の頃は自身の肌が強いと思い込んでおり、撮影時に南国の強い直射日光を浴びながら特にスキンケアをしてこなかったそうで、そのツケがまわってきたのでしょうか。ほうれい線がくっきりと刻み込まれてしまったようです。

そこであきらめず、美容に無頓着だった自分とは決別。1000種類以上の美容法を試していき、とうとうアラサー時代のほうれい線が消え、むしろ現在のほうが若々しく見えるぐらいですから感服します。

◆マイナスからプラスの振り幅が大きい

“美のカリスマ”として人気を獲得しているのは、彼女の提唱するメソッドの効果がきちんとあるからこそだとは思いますが、「ほうれい」呼ばわりされるどん底から這い上がってきた彼女のヒストリーに、共感する女性も多かったのではないでしょうか。

誤解を恐れずに当時の空気感を説明しますが、グラドル時代のMEGUMIさんは顔の美人度で人気を獲得していたわけではありませんでした。さらに30歳前後にはほうれい線のことを揶揄されていて、要するに“美”に関してマイナスの印象を持たれていたわけです。

そんなマイナスからプラスに転じさせた振り幅が大きく、そのストーリーが多くの女性たちの琴線に触れたに違いありません。

◆“女優”“実業家”としても成功

MEGUMIさんがすごいのは才能が多岐に渡っているところ。

“美のカリスマ”としてもてはやされているだけでなく、“女優”としても地位を確立していますし、“実業家”という肩書きも持っているのです。

2020年には映画『台風家族』、『ひとよ』の2作品でブルーリボン賞の助演女優賞を受賞。MEGUMIさんは授賞式に登壇した際、長男を出産した頃に「ちゃんとした女優さんになりたい」という目標を立てており、「そこを目標に10年近くやってまいりました」と語っていました。

俳優業でも地道に10年も努力し続けたことが結実していたということです。

現在放送中のKing & Prince永瀬廉さん主演の不倫ドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)にも、MEGUMIさんはレギュラー出演中。夫と娘がいながら、娘の家庭教師をしている大学生(Travis Japan松田元太さん)との不倫に溺れる役どころで、濃厚な濡れ場演技で多くの視聴者を釘付けに。

また、2016年に金沢(石川県)でオープンしたカフェ「cafe たもん」が盛況で、実業家としても注目を集めています。

ですが、実は2012年に手掛けた子供服ブランドが全然売れず、大赤字を叩き出すという苦い経験もしていたんだとか。そんな失敗を糧にしたことが、カフェの成功に繋がったようです。

◆成功の裏に…挫折・失敗・努力

――“美のカリスマ”、“女優”、“実業家”とさまざまなジャンルで成功をおさめて多才な印象かもしれませんが、失敗や挫折を経験し、地道な努力を続けて来たからこそ、今のMEGUMIさんがあるのではないでしょうか。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『smartFLASH』、『文春オンライン』、『集英社オンライン』などにコラムを寄稿。LINE公式サービスにて、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。Twitter(@SakaiyaDaichi)。

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