保健師、ダイエット講師をしている松田リエです。私自身が12キロ痩せた経験と、保健師の知識をもとに、著書『食べるほどやせる! ずぼら缶詰ダイエット』幻冬舎(白澤卓二/監修)やWeb、個別レッスンなどでダイエット法を発信しています。
今回は『むくみの衝撃事実と対策』の衝撃の事実というテーマでお伝えします。ぜひ参考にしてみてください!
◆むくみの衝撃事実と対策1、水をたくさん飲んだ方がむくみがとれる!?
今回のテーマである、むくみ。これって、水分のとりすぎが原因だと思っている方も多いのではないでしょうか?
過去の私も、「水分をとりすぎているからむくんじゃうのかな…?」と思って、意識的に水を飲まないようにしていました。
また、看護師をしていた頃は忙しくて水分を飲む暇がなかった…というのも、水分摂取が控えめだった理由です
確かに、水分を必要以上に飲みすぎると→水分の代謝能力が追いつかずに→むくんでしまうリスクはあるかもしれません。
しかし多くの方の場合は、水分の飲み過ぎよりも水分不足によってむくみにつながっているんです! なぜなら、体に必要な水分量が不足すると→危険を感じた体が→水分をため込もうと働くから。
また、体に必要な水分量がとれていないと→巡り力が低下するため→むくみやすくなるとも言われています。
◆しっかりと水分摂取でむくみにくく脂肪が落ちやすくなる
逆に言えば、水分をしっかりとっている方がむくみにくくなる上、代謝が上がって脂肪まで落ちやすくなるということです。
とはいえ、水分はやみくもに飲みまくれば良いというわけではありません。目安としては体重(kg)×30ml、50kgの人であれば1500ml程度が目安だと言われています。
ただ、活動量や発汗量が多い人はこの目安量よりももっととった方が良い場合もあります。特に、これからのように暑くなる季節はしっかり目に飲むことがおすすめです。
反対に、活動量や発汗量が少なかったり、これまで水分をあまりとってこなかった方の場合だと、目安の水分量を代謝しきれない場合もあります。なので、自分の状態に合わせて飲む量を調整してくださいね。そして、水分は一気にではなくこまめにとることもポイント。
過去の私のように、“忙しくてつい水分をとることを忘れてしまう!”という人は、水分を常に手元に置いておくようにしたり、朝起きた時と寝る前、トイレに行った後、3食の食事の時、お風呂の前後など、飲むタイミングをあらかじめ決めておくのもおすすめですよ。
そして、水分摂取の基本は水とすることがおすすめ! 特に、カフェイン入りのお茶は飲みすぎないように注意してくださいね。
ちなみに、ミネラル豊富でデトックス作用の高い『硬水』であれば、特にむくみ解消効果が高いです! コンビニで買えるものだとエビアンや霧島など、特に硬度が高いものだとコントレックスがありますよ。
◆むくみの衝撃事実と対策2、お酒を飲んでもむくまない方法がある!?
むくみって、お酒を飲んだ翌日に感じる方も多いのではないでしょうか?そのため、「お酒を飲むとむくむ」と思っている方も多いと思います。
確かに、お酒を飲むと利尿作用の影響で水分不足となるため、先ほどお伝えしたようにむくみが起こるリスクがあります。また、お酒を飲むと血中のアルコール濃度が高くなり→血管が拡張することで→血管から水分が漏れ出すことも、アルコールでむくみやすい要因だと言われています。
しかし『お酒を飲んでもむくまない秘策』があるんですよ。
まず、先ほどもお伝えしたように、水分不足がむくむ原因の1つなので、水分をしっかりとること。なので、利尿作用のあるお酒を飲んでもむくまないようにするためには、お酒と同量の水分を飲むことがおすすめです。つまり、チェイサーを用意しておくということですね。
ただ、チェイサーとして烏龍茶や緑茶など『カフェイン入りの飲み物』を選んでしまうと、お酒と同じように利尿作用によって水分不足になってしまうおそれがあります。
なので、チェイサーもシンプルな『水』を選ぶことがおすすめ。私も、お酒を飲むときは必ず水も一緒に置いておくようにしています。これは二日酔い対策・飲み過ぎ対策にもなりますよ。
また、お酒を飲んだ翌日にむくむ原因というのは、アルコールよりも『おつまみ』による影響が強いと言われています。
なので、『むくまないおつまみ』を選ぶことが、お酒を飲んでもむくみを起こさないために重要なポイント。具体的には、デトックスミネラルがたっぷりな海藻のサラダや冷奴、シンプルな味付けの刺身などがおすすめですよ。
◆むくみの衝撃事実と対策3、太る原因は食べ過ぎではなくむくみ!?
みなさんは、食べすぎた翌日に体重が爆増してショックを受けた経験ってありませんか?私はもちろんありますよ。
その増えた体重を見てショックを受けすぎて、ストレスでまた暴食してしまう…ということもよくありました。これでは太る負のループにハマってしまいますよね。
なので、みなさんには「食べすぎた翌日に体重が増えるのは、脂肪が増えたわけではない!」ということを知っておいていただきたいです。というのも、脂肪というのは食べすぎた後にすぐに増えるわけではないんですよね。
なぜなら、食べすぎたものがエネルギーとして消費されない状態が、1~2週間経過した後に初めて『体脂肪』となるから。
その理由は、食べ過ぎたものは体脂肪になる前にまずは『中性脂肪』として血管内を漂っている状態なんです。これは、『予備のエネルギー源』として活用するため。
そのため、食べすぎた翌日に体重が増えている原因というのは、糖質や塩分のとりすぎによる『むくみ』が原因である場合がほとんどです。
特に、体重は増えているのに体脂肪率が減っている場合だと、むくみが出ている可能性が高いと言われています。なぜなら、水分は体脂肪率を測る電流を通しやすいから。なので、予備エネルギーである『中性脂肪』を消費できれば、脂肪の蓄積を防いで食べ過ぎをなかったことにできるんです。
◆食べすぎた翌日にやるべき対策って?
具体的には、食べすぎた翌日や翌々日は、『糖質や余分な脂質』の摂取を控えめにすることがポイントです。
例えば、ご飯やパン・果物やいも類・お菓子などの『糖質』、揚げ物などの調理油・脂身たっぷりの肉などを控えることがおすすめですよ。
この方法を身につけてから、私は食べすぎた後でもすぐに体重を戻せるようになったので、外食も旅行も怖くなくなりました。そして、-12kg痩せることができました!
その上、2度の出産を経ても・アラフォーになっても・10年以上-12kgのままの体重をキープできています。
そして、私のダイエット講座でこれまでサポートさせていただいてきた3300名以上の受講生様も、同じように成果が出ていますよ。
◆むくみの衝撃事実と対策4、むくまない塩がある!?
みなさんもよくご存知かと思いますが、むくみの大きな原因は『塩分』です。しかし『むくまない塩』があることってご存知でしょうか?
それは『海塩』です! というのも、この海塩というのはむくみ解消に効果的なマグネシウムやカリウムなどのミネラルが豊富に含まれているんですね。
なので、塩なのにむくみにくいんですよ。個人的には、この沖縄の『ぬちまーす』という塩がおすすめです。
というのも、このぬちまーすはミネラルの含有量が圧倒的に多いです、その上、味がめちゃめちゃおいしいです。
この塩にしてからは、もう市販の精製塩にも戻れません。そのくらい、味が全然違うんです。独特なパウダー状も病みつきになります。使いにくいかも…と思う方には顆粒タイプもありますよ。
私は、料理の味付けにはもちろんのこと、夏場はレモン水にひとつまみぬちまーすを入れることで、ヘルシーなスポーツ飲料になります。お近くのスーパーには売っていない方でも、ネットで簡単に購入可能ですよ。
◆むくみの衝撃事実と対策5、痩せるためには脂肪を落とすよりもむくみ解消が先決!?
先ほどもお伝えしたように、むくみというのは脂肪よりもすぐにつきやすくすぐに落ちやすいものです。そして、脂肪蓄積の主な原因である『糖質のとりすぎ』というのは、むくみの原因でもあります。
そのため、脂肪が増えて悩んでいる人の多くは、実は、むくみも同時に抱えているケースがほとんどです。
その上、むくみがある程度落ちた状態でないと、脂肪は燃えにくいとも言われています。なので、ダイエットのためには、脂肪を落とすよりもまずはむくみを解消する方が先決なんですよ。
しかも、むくみを解消する工夫というのは脂肪を落とすことにもつながる工夫なんです。
というのも、むくみが落ちて体の巡り力がアップすると→基礎代謝が上がって→勝手に脂肪が落ちやすい状態になるからです。
その上、むくみに効く食べ物の多くは、低カロリー低糖質で食物繊維が豊富なので、脂肪の蓄積を防ぎながらデトックス力をあげてくれるんです。
実際、私も-12kg痩せるためにまずはむくみを落とすことを意識しました。なので、この方法を意識すればむくみと脂肪が同時に落ちると言っても過言ではありません。
◆入浴で体のめぐり力アップでむくみ解消
外側からのケアとしては、まず、マッサージ・ストレッチ・着圧ソックス・入浴などがおすすめです。
どうしてもお風呂に入る時間がない人や、これから暑くなる季節はお風呂に入るのが億劫(おっくう)という人は、足湯だけでもするようにしてください。特に、最後に冷たい水を足先にかけると、体の巡り力がアップしてむくみがさらに解消しやすくなりますよ。
ただ、最後にみなさんにどうしてもお伝えしておきたいポイントがあります。それは、ダイエットのために最も重要なことは『食事のバランス』だということです。
先ほどもお伝えしたように、ダイエットのためにはまずはむくみを落とすことが大事なんですが、むくみの後には当然脂肪を落としていく必要があります。そして、脂肪を落とすためには、実はハードな運動やツライ食事制限というのは必要ないんです。
簡単に作れるおいしい食事をバランスよく食べるだけでOK。しかも、この『正しい食事バランス』って、誰でも簡単に身につけることができますよ。先日「女子SPA!」に寄稿した『50代で体重-10kg成功した女性が実践した「缶詰ダイエット」!食べて痩せる秘訣は?』などの記事を参考にしてみてくださいね。
<文/松田リエ>
【松田リエ】
看護師・保健師・食事管理ダイエット講師BelleLus株式会社代表取締役。Belle Life Style協会代表理事。
1986年生まれ、三重県在住。看護師としてがん患者の周術期のケアを担当後、保健師の資格を取得し、糖尿病の人などへの保健指導(食事・運動)に従事した。自身も53キロ→41キロにやせ、2016年、食事管理ダイエット講師として起業。ダイエット受講生2000名以上、ダイエットサポーター養成講座受講生600名以上の規模まで成長している。2児のママ。新刊『食べるほどやせる! ずぼら缶詰ダイエット』が発売中。他の著書に『ずぼらやせ! 瞬食ダイエット つくりおき&スピード10分おかず152』『コストコ瞬食ダイエット-運動ゼロで、食べてやせる。』『1日1杯でデブ味覚をリセット! やせ調味料ダイエット』など。Youtube、公式ブログ
今回は『むくみの衝撃事実と対策』の衝撃の事実というテーマでお伝えします。ぜひ参考にしてみてください!
◆むくみの衝撃事実と対策1、水をたくさん飲んだ方がむくみがとれる!?
今回のテーマである、むくみ。これって、水分のとりすぎが原因だと思っている方も多いのではないでしょうか?
過去の私も、「水分をとりすぎているからむくんじゃうのかな…?」と思って、意識的に水を飲まないようにしていました。
また、看護師をしていた頃は忙しくて水分を飲む暇がなかった…というのも、水分摂取が控えめだった理由です
確かに、水分を必要以上に飲みすぎると→水分の代謝能力が追いつかずに→むくんでしまうリスクはあるかもしれません。
しかし多くの方の場合は、水分の飲み過ぎよりも水分不足によってむくみにつながっているんです! なぜなら、体に必要な水分量が不足すると→危険を感じた体が→水分をため込もうと働くから。
また、体に必要な水分量がとれていないと→巡り力が低下するため→むくみやすくなるとも言われています。
◆しっかりと水分摂取でむくみにくく脂肪が落ちやすくなる
逆に言えば、水分をしっかりとっている方がむくみにくくなる上、代謝が上がって脂肪まで落ちやすくなるということです。
とはいえ、水分はやみくもに飲みまくれば良いというわけではありません。目安としては体重(kg)×30ml、50kgの人であれば1500ml程度が目安だと言われています。
ただ、活動量や発汗量が多い人はこの目安量よりももっととった方が良い場合もあります。特に、これからのように暑くなる季節はしっかり目に飲むことがおすすめです。
反対に、活動量や発汗量が少なかったり、これまで水分をあまりとってこなかった方の場合だと、目安の水分量を代謝しきれない場合もあります。なので、自分の状態に合わせて飲む量を調整してくださいね。そして、水分は一気にではなくこまめにとることもポイント。
過去の私のように、“忙しくてつい水分をとることを忘れてしまう!”という人は、水分を常に手元に置いておくようにしたり、朝起きた時と寝る前、トイレに行った後、3食の食事の時、お風呂の前後など、飲むタイミングをあらかじめ決めておくのもおすすめですよ。
そして、水分摂取の基本は水とすることがおすすめ! 特に、カフェイン入りのお茶は飲みすぎないように注意してくださいね。
ちなみに、ミネラル豊富でデトックス作用の高い『硬水』であれば、特にむくみ解消効果が高いです! コンビニで買えるものだとエビアンや霧島など、特に硬度が高いものだとコントレックスがありますよ。
◆むくみの衝撃事実と対策2、お酒を飲んでもむくまない方法がある!?
むくみって、お酒を飲んだ翌日に感じる方も多いのではないでしょうか?そのため、「お酒を飲むとむくむ」と思っている方も多いと思います。
確かに、お酒を飲むと利尿作用の影響で水分不足となるため、先ほどお伝えしたようにむくみが起こるリスクがあります。また、お酒を飲むと血中のアルコール濃度が高くなり→血管が拡張することで→血管から水分が漏れ出すことも、アルコールでむくみやすい要因だと言われています。
しかし『お酒を飲んでもむくまない秘策』があるんですよ。
まず、先ほどもお伝えしたように、水分不足がむくむ原因の1つなので、水分をしっかりとること。なので、利尿作用のあるお酒を飲んでもむくまないようにするためには、お酒と同量の水分を飲むことがおすすめです。つまり、チェイサーを用意しておくということですね。
ただ、チェイサーとして烏龍茶や緑茶など『カフェイン入りの飲み物』を選んでしまうと、お酒と同じように利尿作用によって水分不足になってしまうおそれがあります。
なので、チェイサーもシンプルな『水』を選ぶことがおすすめ。私も、お酒を飲むときは必ず水も一緒に置いておくようにしています。これは二日酔い対策・飲み過ぎ対策にもなりますよ。
また、お酒を飲んだ翌日にむくむ原因というのは、アルコールよりも『おつまみ』による影響が強いと言われています。
なので、『むくまないおつまみ』を選ぶことが、お酒を飲んでもむくみを起こさないために重要なポイント。具体的には、デトックスミネラルがたっぷりな海藻のサラダや冷奴、シンプルな味付けの刺身などがおすすめですよ。
◆むくみの衝撃事実と対策3、太る原因は食べ過ぎではなくむくみ!?
みなさんは、食べすぎた翌日に体重が爆増してショックを受けた経験ってありませんか?私はもちろんありますよ。
その増えた体重を見てショックを受けすぎて、ストレスでまた暴食してしまう…ということもよくありました。これでは太る負のループにハマってしまいますよね。
なので、みなさんには「食べすぎた翌日に体重が増えるのは、脂肪が増えたわけではない!」ということを知っておいていただきたいです。というのも、脂肪というのは食べすぎた後にすぐに増えるわけではないんですよね。
なぜなら、食べすぎたものがエネルギーとして消費されない状態が、1~2週間経過した後に初めて『体脂肪』となるから。
その理由は、食べ過ぎたものは体脂肪になる前にまずは『中性脂肪』として血管内を漂っている状態なんです。これは、『予備のエネルギー源』として活用するため。
そのため、食べすぎた翌日に体重が増えている原因というのは、糖質や塩分のとりすぎによる『むくみ』が原因である場合がほとんどです。
特に、体重は増えているのに体脂肪率が減っている場合だと、むくみが出ている可能性が高いと言われています。なぜなら、水分は体脂肪率を測る電流を通しやすいから。なので、予備エネルギーである『中性脂肪』を消費できれば、脂肪の蓄積を防いで食べ過ぎをなかったことにできるんです。
◆食べすぎた翌日にやるべき対策って?
具体的には、食べすぎた翌日や翌々日は、『糖質や余分な脂質』の摂取を控えめにすることがポイントです。
例えば、ご飯やパン・果物やいも類・お菓子などの『糖質』、揚げ物などの調理油・脂身たっぷりの肉などを控えることがおすすめですよ。
この方法を身につけてから、私は食べすぎた後でもすぐに体重を戻せるようになったので、外食も旅行も怖くなくなりました。そして、-12kg痩せることができました!
その上、2度の出産を経ても・アラフォーになっても・10年以上-12kgのままの体重をキープできています。
そして、私のダイエット講座でこれまでサポートさせていただいてきた3300名以上の受講生様も、同じように成果が出ていますよ。
◆むくみの衝撃事実と対策4、むくまない塩がある!?
みなさんもよくご存知かと思いますが、むくみの大きな原因は『塩分』です。しかし『むくまない塩』があることってご存知でしょうか?
それは『海塩』です! というのも、この海塩というのはむくみ解消に効果的なマグネシウムやカリウムなどのミネラルが豊富に含まれているんですね。
なので、塩なのにむくみにくいんですよ。個人的には、この沖縄の『ぬちまーす』という塩がおすすめです。
というのも、このぬちまーすはミネラルの含有量が圧倒的に多いです、その上、味がめちゃめちゃおいしいです。
この塩にしてからは、もう市販の精製塩にも戻れません。そのくらい、味が全然違うんです。独特なパウダー状も病みつきになります。使いにくいかも…と思う方には顆粒タイプもありますよ。
私は、料理の味付けにはもちろんのこと、夏場はレモン水にひとつまみぬちまーすを入れることで、ヘルシーなスポーツ飲料になります。お近くのスーパーには売っていない方でも、ネットで簡単に購入可能ですよ。
◆むくみの衝撃事実と対策5、痩せるためには脂肪を落とすよりもむくみ解消が先決!?
先ほどもお伝えしたように、むくみというのは脂肪よりもすぐにつきやすくすぐに落ちやすいものです。そして、脂肪蓄積の主な原因である『糖質のとりすぎ』というのは、むくみの原因でもあります。
そのため、脂肪が増えて悩んでいる人の多くは、実は、むくみも同時に抱えているケースがほとんどです。
その上、むくみがある程度落ちた状態でないと、脂肪は燃えにくいとも言われています。なので、ダイエットのためには、脂肪を落とすよりもまずはむくみを解消する方が先決なんですよ。
しかも、むくみを解消する工夫というのは脂肪を落とすことにもつながる工夫なんです。
というのも、むくみが落ちて体の巡り力がアップすると→基礎代謝が上がって→勝手に脂肪が落ちやすい状態になるからです。
その上、むくみに効く食べ物の多くは、低カロリー低糖質で食物繊維が豊富なので、脂肪の蓄積を防ぎながらデトックス力をあげてくれるんです。
実際、私も-12kg痩せるためにまずはむくみを落とすことを意識しました。なので、この方法を意識すればむくみと脂肪が同時に落ちると言っても過言ではありません。
◆入浴で体のめぐり力アップでむくみ解消
外側からのケアとしては、まず、マッサージ・ストレッチ・着圧ソックス・入浴などがおすすめです。
どうしてもお風呂に入る時間がない人や、これから暑くなる季節はお風呂に入るのが億劫(おっくう)という人は、足湯だけでもするようにしてください。特に、最後に冷たい水を足先にかけると、体の巡り力がアップしてむくみがさらに解消しやすくなりますよ。
ただ、最後にみなさんにどうしてもお伝えしておきたいポイントがあります。それは、ダイエットのために最も重要なことは『食事のバランス』だということです。
先ほどもお伝えしたように、ダイエットのためにはまずはむくみを落とすことが大事なんですが、むくみの後には当然脂肪を落としていく必要があります。そして、脂肪を落とすためには、実はハードな運動やツライ食事制限というのは必要ないんです。
簡単に作れるおいしい食事をバランスよく食べるだけでOK。しかも、この『正しい食事バランス』って、誰でも簡単に身につけることができますよ。先日「女子SPA!」に寄稿した『50代で体重-10kg成功した女性が実践した「缶詰ダイエット」!食べて痩せる秘訣は?』などの記事を参考にしてみてくださいね。
<文/松田リエ>
【松田リエ】
看護師・保健師・食事管理ダイエット講師BelleLus株式会社代表取締役。Belle Life Style協会代表理事。
1986年生まれ、三重県在住。看護師としてがん患者の周術期のケアを担当後、保健師の資格を取得し、糖尿病の人などへの保健指導(食事・運動)に従事した。自身も53キロ→41キロにやせ、2016年、食事管理ダイエット講師として起業。ダイエット受講生2000名以上、ダイエットサポーター養成講座受講生600名以上の規模まで成長している。2児のママ。新刊『食べるほどやせる! ずぼら缶詰ダイエット』が発売中。他の著書に『ずぼらやせ! 瞬食ダイエット つくりおき&スピード10分おかず152』『コストコ瞬食ダイエット-運動ゼロで、食べてやせる。』『1日1杯でデブ味覚をリセット! やせ調味料ダイエット』など。Youtube、公式ブログ