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彼氏の2台目のスマホを発見!衝撃の事実が次々…ゾッとした彼の反応とは

女子SPA! 2024年7月16日 8時47分

大好きだったはずなのに一瞬で恋心が冷めてしまった…あなたにはそんな経験はありませんか?

今回はそんな苦々しい思いをしてしまった女性のエピソードをご紹介しましょう。

◆彼氏の2台目のスマホ発見

北川亜紀さん(仮名・31歳/派遣社員)は、翔太さん(仮名・34歳/メーカー勤務)とお付き合いをして2年目になります。

「翔太とはお互いの時間を大事にしようということで、同棲はしていません。そして趣味も違うしあまり共通点はないのですが…。逆にショッピングに出かけても私は化粧品や洋服を、翔太は電化製品やゲームと別行動した後で合流して、一緒にご飯を食べながら買ってきたものを見せあったりする気ままなデートができるので好きなんです」

そんなベタベタしないちょうど良い距離感でお付き合いしている2人でしたが、ある日亜紀さん宅で夕食後に翔太さんがソファーでうたた寝をしている時に…。

「翔太の鞄から小さな物音がした気がして、なんとなく中に入っていたポーチを開けてみると見覚えのないスマホが入っていたんですよ。いつも翔太が使っているスマホは無造作にテーブルの上に置かれていたので『あれ、いつから2台持ちするようになったのかな?仕事用?』と気になってつい中身を見ちゃったんですよ」

◆ギャルっぽい女性登場

パスコードは翔太さんのもう一つのスマホと同じだったそう。

「そしたらホーム画面が、20代前半と思われるギャルっぽい女性と翔太がミッキーの耳カチューシャをつけて、シンデレラ城の前でお揃いの指輪をかざしながら映っている写真で…。口から心臓が飛び出そうになりました」

こわごわLINEを開いてみると、その女性との仲の良さそうなメッセージの数々やキス写真など知りたくなかった情報が満載で…。

「お揃いの指輪の時点で嫌な予感はしていましたが『婚姻届の準備なんだけど…』というやり取りを発見して思わず『嘘でしょ?』と声を出して驚いてしまい、その声で翔太が目を覚ましてバッチリ目が合ったんですよ」

◆衝撃の事実が発覚

短時間にあり得ない事実を次から次へと知ることになってしまった亜紀さんは混乱しながらも、翔太さんに「ねぇ、この女性と結婚するの?」とたずねたそう。

「翔太はしばらく目をギュッと閉じた後『ごめん』と絞り出すように言い、頭を床につけて動かなくなりました。それでようやく私は現状が飲み込めて『終わったな』と思いましたね」

すると翔太さんの肩が震え出して「お願い!俺を見捨てないで」と泣き出してしまいました。

「泣きたいのは私の方だし、私を裏切ったのはそっちだろ!と訳が分からなかったのですが、話を聞いてみたら、本当に好きなのは私の方だけど、その女性が妊娠してしまったので結婚せざるを得ないんだと言い出して…。もう最低過ぎて絶句してしまって」

◆ゾッとして飛び出したら追いかけられて

そしてしばらくの無言の後、亜紀さんが「もし私がこのまま気がつかなかったら、ずっと結婚していることを隠しながら関係を続けようとしていたの?」と聞くと翔太さんは「うん、好きだから」とあっけらかんと薄笑いを浮かべながら言い放ったそう。

「心底ゾッとしましたね…全身に鳥肌が立ちました。よく疑いもせずこんな男と付き合っていたなと自分に呆れて絶望的な気持ちになり、いつのまにか翔太のことが得体の知れないモンスターのように見えていました」

そしてそんなモンスターと部屋で2人きりなことが怖くてたまらなくなり、亜紀さんはスマホだけ握りしめると部屋を飛び出してしまいました。

「翔太が『待てー!』と怒鳴りながら追いかけてきたので、必死に走ってエントランスを出たところにある植え込みの後ろに隠れて息を殺しました。

するとすぐ後から走ってきた翔太が私に気づかず舌打ちをしながら駅方向に曲がっていったので、恐怖で足腰がガクガクになりながらもなんとか逆方向に逃げたんです」

◆友人の家に避難したが…

「このままだと自分の部屋を翔太にめちゃくちゃにされてしまうかもしれない」とも思いましたが、それでも今すぐここから逃げ出したいという強い衝動には勝てなかったそう。

「そして仲の良い女友達の家にかくまってもらい、愚痴を聞いてもらったらやっと少し落ち着くことができたんです」

亜紀さんが、翔太さんの裏切りの証拠を掴んでから部屋を飛び出すまでの時間は約30分程だったそう。そんな短い間に大好きだった彼のことを、同じ部屋にいるのもおぞましいとまで思うようになるなんて人生って何が起こるか分からないものだね、と友達と夜通し語り合いました。

「翌日、もし部屋に翔太が潜んでいたら怖いので、友達とその彼にも一緒に来てもらってクローゼットやベランダまでキャーキャー叫びながら確認して回りました。特に何かされた様子はなかったですが、翔太はここの鍵を持っているのでもうこの部屋に戻ることはできないと思いました」

◆薄笑いが脳裏にこびりついて離れない

そして亜紀さんは友達とその彼に協力してもらいながら何度かに分けて荷造りをし、物件を探して引っ越しをしました。

「たまたま契約更新のタイミングだったので派遣先も変えました。もちろんあれ以来翔太とは会っていませんが、あの『だって好きなんだもん』と浮かべた薄笑いが脳裏にこびりついて離れないんですよね」

「またどこかからひょっこりとあの笑顔を浮かべながら出てくるのではないか?」という恐怖が消えず、考える度に涙が出てくるそう。

「結局、友達の家の近所に引っ越したので、今はしょっちゅう彼女の家で一緒に過ごさせてもらいなから傷を癒している状態です。彼女とその彼にはいつかちゃんとお礼をしなくちゃと思っています」と頭の上がらない亜紀さんなのでした。

<文・イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

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