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マッチングアプリの女性「残念な写真」図鑑。数年前なら好印象でも、今は“必死すぎてイタイ人”<2024年最新版>

女子SPA! 2024年6月8日 15時47分

こんにちは。これまで1000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

私自身、髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”からどうにか脱出した人間です。多くの方々の「もったいない」をご指摘してきた経験から、誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。

◆2~3年前はアリだった写真も今は通じない

もはやマッチングアプリは出会いの定番になりました。

明治安田生命が2023年11月22日に発表した調査によると1年以内に結婚した夫婦の出会いのきっかけ1位は「マッチングアプリ」で、「職場での出会い」と同率の25%でした。

アプリの出会いが定番化するにつれ、アプリ利用者の相手を見る目も肥えてきています。マッチングアプリの利用者が急激に増えたのは新型コロナ感染症の拡大で自然な出会いがなくなった2020年でした。2~3年前ならアリだった写真でも、今ではもう良い相手と出会いにくくなっています。

西日本で活躍するマッチングアプリ専用カメラマンのけだまさん(@kedama_camera)によると、今の写真で大事なのは日常の様子が伝わることだそうです。たった1枚からコミュ力や人柄まで相手は感じ取るようになってきていると言います。

けだまさんにも協力していただき、2024年のダメな写真、OK写真を再現していきます。

◆今さら感が漂うマスク写真をなぜ使うのか

コロナ禍でも、プロフィールにマスク写真を使うのは印象がよくありませんでした。いまならさらに印象が悪いのですが、いまだにマスク写真で登録する方はいます。

マスク写真で登録する理由は、昔の写真を使っているか、顔を出したくないか、マスクはフェイスラインが隠れるので若見えして盛れるため、の3つです。

2024年に増えているのは3番目です。でもコロナ流行中ならいざしらず、今そんな面倒くさそうな女性は人気がないのです。

言わずもがなですが、2024年にマスク自撮り写真の人は、登録していないのと同じ扱いになります。

◆盛ったキレイな写真より、日常が分かることが重要

今のマッチングアプリでよくあるダメ写真として、美容室で撮ってもらった写真があります。顔が見えないのもよくないのですが、仮に顔が見える写真だとしてもNGなのです。それは、美容室で一番きまった状態の写真を見せられても、今の目が肥えたユーザーは「無し」判定するからです。

実物はそれより劣るし、普段の状態はそんなにイケていないから美容室で撮った写真を登録するんだなと推測されてしまいます。

◆結婚式の写真を使うのもやめてください

今年増えたと感じるのが、結婚式に参列した時の写真です。アフターコロナで結婚式を挙げる人も増え参列の機会も増えたのでしょう。NG写真とまではいかないのですが、集合写真からトリミングをした一枚は、メイン写真よりサブ写真にふさわしいのではないでしょうか。

結婚式に参列した時は、ドレスアップして美容室でヘアメイクもしてもらうでしょう。美容室の場合と同じく、プロにやってもらってキレイであっても、会ってキレイとは限りません。

余談ですが、集合写真の周りの人の消し方には世代が出るなと感じます。

年齢が高くなるほど、スマホのカメラに標準搭載されているペン機能で周りの人物を消す人や、いにしえのスタンプで顔を隠す人がよくいます。

◆数年前なら好印象の写真が、2024年は“必死すぎでイタイ人”

一眼レフで撮った写真よりスマホで撮った自然な写真が好まれる傾向は、去年ぐらいから見られました。

けだまさんによると「今の人気は友達に撮ってもらった日常の写真です。一眼レフカメラで業者に依頼して撮ったのが分かる写真は、友達がいなさそうに見えてしまう」とのことです。

婚活で結婚相談所とマッチングアプリを併用する人も珍しくなくなっているのですが、相談所の婚活写真をそのまま使うのもおすすめしません。ガチ婚活写真をマッチングアプリに使うと、必死感が悪目立ちするのです。

今は外出の制限もなく、友達との交流に規制もありません。マッチングアプリ利用も普及して、顔出しに抵抗がある人も減り、周りはスマホで撮影したスナップ写真を掲載しています。それなのに、仕事のプロフィール写真や結婚相談所のプロフィール写真の流用だと、「友達がいなさそう」「性格に難がありそう」と感じさせる可能性が高いのです。

数年前ならば顔出しさえしていれば好印象で、しっかりした写真ならさらに印象がよかったのですが、トレンドは大きく変わります。

◆公園写真が高評価だったのはコロナ禍だけ

何度も繰り返しになるのですが、マッチングアプリの普及を後押ししたきっかけは新型コロナ感染症拡大です。

「マッチングアプリ 写真」で検索すると、コロナ時代の常識で書かれた写真ノウハウの記事が多くヒットすると思います。

コロナ禍時代は飲食店より公園で撮影した写真が多かったです。旅行もしづらく、飲食店やお酒が飲めるお店で撮った写真は賛否わかれそうな雰囲気がありました。マッチングアプリの写真撮影サービスも増えましたが、当時はわりと公園のような場所で撮ることが多かった印象があります。

ただし、今ではマッチングアプリで出会った相手とのデートはカフェやレジャー施設の方が一般的ではないでしょうか。公園での写真撮影はコロナ禍中のマッチングアプリノウハウですし、2020年~2023年に撮った写真を使うのは「若い時の写真」にも該当しますので、1年以内に撮った写真にしましょう。

◆芋女の“ありのままの日常”はニーズなし

日常がうかがえる写真といっても、露骨にラクを優先したのが分かる服装で、髪もメイクもきまっていない生活感がありすぎる写真でもいけないのです。ライバルのかわいい女性たちの中で、埋もれてしまいます。

ただし、女性がマッチングアプリに登録するといわゆる“芋”だろうと「いいね」は来るので、生活感ありすぎの自覚は持てないかもしれません。ですが、もし変な男性しか寄って来ないと心当たりがあるなら、自分の服装、髪型、メイクが垢抜けていない事を疑いましょう。

◆いまだにピースで写真を撮っていませんか

またポージングも重要で、ピースは本当に垢抜けなさを強調します。

今はいくらでも写真を盛ることができる時代で、盛った写真だらけのマッチングアプリの中なのに、ノーマルカメラでありのままを写した写真ではニーズゼロなのです。

写真詐欺にならない範囲で盛るコツを、けだまさんに聞きました。

いまおすすめのカメラアプリは「BeautyCam」だそうです。このアプリの「iPhoneカメラ」という機能がナチュラルに盛れるそう。

◆2024年の人気写真のコツは、加工よりロケーションとポージング

けだまさんによると、写真撮影をする場所はインテリアのオシャレなカフェがおすすめとのこと。カフェならばデートもイメージしやすいです。

カメラアプリで盛りまくった写真を使う人も多いですが、けだまさんは「BeautyCamは使うけれど、目鼻やフェイスラインは加工せずキレイに見える角度を探しながら、小顔に見えるポージングを工夫するのがおすすめです。それだとリアルで会った時に別人とは思われません」と解説します。

私もけだまさんの指導のもと、色々な小顔ポージングに挑戦してみました。

① ドリンクを活用してファイスライン隠し

② 髪を耳にかける仕草を利用してフェイスライン隠し

③ 手を頬に近づける仕草でフェイスライン隠し

Instagramなどで、こうしたポーズの写真をよく見るのを思い出します。あのポーズに意味があったことを今さら理解しました。

◆日々の身だしなみ、美意識の“当たり前”のレベルを上げて

当たり前ですが、せっかくいい感じの写真を使っていても、リアルで会った時に生活感が出すぎていたら2度目はありません。

マッチングアプリの中には身だしなみの「当たり前」のレベルが自分より高い女性たちが大勢いて、それらの人と比較検討されているのです。

日常の様子が分かる写真がいいのか、盛った方がいいのかどっち!! って思う方もいるかもしれませんね。要するに、日常生活における身だしなみ、美意識の“当たり前”のレベルを上げてマッチングアプリを使いましょうということです。

【けだま】

モテさせ写真家。関西で活躍するマッチングアプリ専門プロカメラマン。X:@kedama_camera

<取材・文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

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