猫が大好きで、長年一緒に暮らしているミエコさん(仮名、50代)。ですが、愛猫・クロにまつわる虫の事件を2回体験しているといいます。
◆天井からイモ虫が何匹もツーッと降りてきた
もともとクロは実家で飼っていた猫で、1回目の虫事件は、実家で8年ほど前に勃発しました。実家は築50年で、かなりボロくなった木造一戸建て。
「当時、母の具合が悪くて、私は時々実家に手伝いにいっていました。
ある日、台所で料理をしていたら、空中にイモ虫っぽいのが一匹浮かんでるんです!えっ?と思ってよく見たら、天井から糸を引いて、虫がぶら下がっている。そのうち、あと2匹ぐらい、ツーッと天井から糸を引いて降りてきたんです。
えぇぇぇ、何これ!と叫びながら、とりあえず脚立に乗って天井に殺虫剤を噴射しまくりました」
その後も30分に1匹ぐらい降りてくるイモ虫落下傘部隊に、「野営キャンプか、ここは!?と泣きそうになりました」。
◆猫が狩った?屋根裏にネズミの死骸が
翌日、害虫駆除の業者に来てもらったところ、こう言われたそうです。
「たぶん天井裏でネズミが死んでますね。そこからわいたウジ虫でしょう。特に毒餌を撒いていないのなら、猫ちゃんが狩ったのかもしれないですよ」。
たしかに、クロはその頃まだヤンチャで、ヤモリやネズミを狩ることがあったそうです。でも虫がわいたのは初めて。ネズミの死骸は駆除してもらいましたが、結局、クロがやったのかどうかは、結論は出ませんでした。
「もし濡れぎぬだったら、ごめんねクロ。
実はこの翌年、事情があって実家が立ち退きになり、ボロ家は取り壊されました。生家の取り壊しって普通は悲しいんでしょうけど、またいつ虫が降るかと思うと、壊して心底せいせいしましたね」
◆糖尿病の猫のトイレシートに…!
もう一つの虫事件は、5年ほど前、ミエコさんのマンションで起きました。
実家の取り壊しで、クロはミエコさんの部屋に引き取ったのですが、5年前に糖尿病が発覚したそうです。家でインスリンを打って懸命に治療していました。
「ウチは猫のシステムトイレを使っていて、下のシートは週1回替えればいい商品。今までそれで問題ありませんでした。
ところが、ある蒸し暑い夏の日。シートを替えようとひっくりかえした瞬間、裏に細いイモ虫みたいなのが数十匹、ウネウネしていたんです! うわぁぁぁぁ!って、尻もちをついてしまいました…」
とりあえず、目をつぶって、シートをゴミ袋に叩き込んだそう。
◆今でもシートを替えるのが怖い
後でネットを見たら「糖尿病の尿には糖分が多いから虫が寄ってくる」と書いているものもありましたが、虫はどこから? クロの体内の寄生虫? でも何年も室内飼いだし、その後の検査でも寄生虫はいなかったのです。
「謎ですよね。それ以降、シートは頻繁(ひんぱん)に替えるようになりました。今でも替える瞬間に、虫のシーンがよみがえってきて……トラウマです」
とはいえ、猫にまつわる虫事件はこの2回だけだそうで、「虫が怖いから猫は飼えない、とか思わないでほしいです。猫と暮らすのは本当に幸せですよ」。
<文/女子SPA!編集部 イラスト/ただりえこ>
【女子SPA!編集部】
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。X:@joshispa、Instagram:@joshispa
◆天井からイモ虫が何匹もツーッと降りてきた
もともとクロは実家で飼っていた猫で、1回目の虫事件は、実家で8年ほど前に勃発しました。実家は築50年で、かなりボロくなった木造一戸建て。
「当時、母の具合が悪くて、私は時々実家に手伝いにいっていました。
ある日、台所で料理をしていたら、空中にイモ虫っぽいのが一匹浮かんでるんです!えっ?と思ってよく見たら、天井から糸を引いて、虫がぶら下がっている。そのうち、あと2匹ぐらい、ツーッと天井から糸を引いて降りてきたんです。
えぇぇぇ、何これ!と叫びながら、とりあえず脚立に乗って天井に殺虫剤を噴射しまくりました」
その後も30分に1匹ぐらい降りてくるイモ虫落下傘部隊に、「野営キャンプか、ここは!?と泣きそうになりました」。
◆猫が狩った?屋根裏にネズミの死骸が
翌日、害虫駆除の業者に来てもらったところ、こう言われたそうです。
「たぶん天井裏でネズミが死んでますね。そこからわいたウジ虫でしょう。特に毒餌を撒いていないのなら、猫ちゃんが狩ったのかもしれないですよ」。
たしかに、クロはその頃まだヤンチャで、ヤモリやネズミを狩ることがあったそうです。でも虫がわいたのは初めて。ネズミの死骸は駆除してもらいましたが、結局、クロがやったのかどうかは、結論は出ませんでした。
「もし濡れぎぬだったら、ごめんねクロ。
実はこの翌年、事情があって実家が立ち退きになり、ボロ家は取り壊されました。生家の取り壊しって普通は悲しいんでしょうけど、またいつ虫が降るかと思うと、壊して心底せいせいしましたね」
◆糖尿病の猫のトイレシートに…!
もう一つの虫事件は、5年ほど前、ミエコさんのマンションで起きました。
実家の取り壊しで、クロはミエコさんの部屋に引き取ったのですが、5年前に糖尿病が発覚したそうです。家でインスリンを打って懸命に治療していました。
「ウチは猫のシステムトイレを使っていて、下のシートは週1回替えればいい商品。今までそれで問題ありませんでした。
ところが、ある蒸し暑い夏の日。シートを替えようとひっくりかえした瞬間、裏に細いイモ虫みたいなのが数十匹、ウネウネしていたんです! うわぁぁぁぁ!って、尻もちをついてしまいました…」
とりあえず、目をつぶって、シートをゴミ袋に叩き込んだそう。
◆今でもシートを替えるのが怖い
後でネットを見たら「糖尿病の尿には糖分が多いから虫が寄ってくる」と書いているものもありましたが、虫はどこから? クロの体内の寄生虫? でも何年も室内飼いだし、その後の検査でも寄生虫はいなかったのです。
「謎ですよね。それ以降、シートは頻繁(ひんぱん)に替えるようになりました。今でも替える瞬間に、虫のシーンがよみがえってきて……トラウマです」
とはいえ、猫にまつわる虫事件はこの2回だけだそうで、「虫が怖いから猫は飼えない、とか思わないでほしいです。猫と暮らすのは本当に幸せですよ」。
<文/女子SPA!編集部 イラスト/ただりえこ>
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