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一人暮らし女性の汚部屋に“G”が大量発生!母親に助けを求めると“まさかの対応”

女子SPA! 2024年7月17日 8時47分

 片づけについて、親から口うるさく言われた経験はないでしょうか。

 今回は、そんな両親から離れたいと一人暮らしをした結果、ズボラな性格のせいで大変な目に遭ったというユカさん(仮名・21歳)の話を紹介します。

◆口うるさい両親がいない一人暮らしで散らかし放題

 片づけが苦手で、散らかっていてもとくに何も感じないタイプのユカさんは、少し散らかっただけでも「片づけをしなさい」と口うるさい母との相性は小さい頃から最悪。父親に助けを求めても、「片づけは生活の基本」と諭されるだけでした。

「そんな実家に嫌気が差し、短大卒業後に一人暮らしをはじめたところ、それはもう快適! うるさい母がいないので一気に解放された気分なり、実家に居るときは口うるさく言われるからしぶしぶやっていた片づけも一切しなくなりました」

 職場の同僚と、毎日のようにランチや飲み会を楽しむ日々。自宅アパートへ戻っても、汚れた衣類などをクローゼットへ押し込み、ゴミの日に出し忘れたゴミはベランダへ出すだけ。それでも、ユカさんのことをとがめる人は誰もいません。

◆夏になると部屋中に強烈な悪臭が充満

「自分のアパートには絶対に友だちを呼びませんでしたが、同じように一人暮らしをしている同僚のマンションに泊まることも多かったです。すると余計に家へ帰る時間が短くなり、ベッド周辺やキッチンにまで服を脱ぎすて、ゴミを出し忘れることも増えていきました」

 そのような状況下でも、好きな人が「料理好きで、料理が得意な子がタイプ」と聞けば、自炊する女子になろうと調理器具を揃えてチャレンジしたことも。けれど、洗い物が面倒になり、すぐに諦めてしまいます。もちろん、洗い物は放置。

「そうこうしているうちに夏となり、自宅マンションへ戻ると鼻をつくような悪臭に悩まされるようになりました。入居してから半年も経っていないのに、床や壁には茶色や黒っぽいシミ。テーブルの上に放置した弁当や総菜の空容器周辺には、コバエが飛び回っています」

◆ついにゴミの下からGが数匹出没!

 そしてついに、床一面を覆い尽くしているゴミや脱ぎ捨てた服の下から、Gが数匹出現しのです!「これは、さすがにヤバイ」とユカさんも思いますが、「このゴミを片づけていったら、いったい何匹のGが出てくるんだろう……?」と思うと、手が動きません。

「現実逃避のため、ひとまずネットカフェへ駆け込みました。そして、そのまま寝泊りを続けていたのですが一週間ほどで手持ちのお金が底をつき、しばらくは一人暮らしの同僚宅へ。でも長くは続かず、結局は母に電話して助けを求めました」

 業者を呼んでくれると期待していたユカさんですが、母は長袖長ズボンで現れると、軍手にビニール手袋を重ねて装着。そして、ユカさんが学生のときに使っていた水泳用メガネをかけ、まとめた髪の毛にバンダナを巻き、マスクを着用して片づけをはじめたのでした。

「床に脱ぎ散らかした服にはカビが生え、それを退けていくと自分でも気づかないうちにこぼしていたジュースのシミや食べかすが出現し、小さな虫がウジャウジャ。Gはもちろん、なかには見たことがないような奇妙な虫もいて、何度も吐きそうになりました」

◆片付けが億劫なときは“あの写真”で己を鼓舞

 それでもユカさんの母は、「私が片づけている姿を、きちんと見ておきなさい」と伝えて複数枚の写真を撮り、「きちんと見ないなら、片づけをやめる」と続けます。そして涙目になったり、「いやぁっ!」と叫び声を上げたりしながらも、部屋を片づけ続けたのです。

「そして、『こまめに片づければ、こんなに大変なことにはならない。いまみたいな状態になりたくなかったら、きちんと片づけなさい。次は絶対に、手伝わないわよ』と、怒ることなく静かに言いました。もう次は無いと思い、モノを減らして片づけを頑張っています」

 モノが減ったことで、「以前よりは片づけやすくなった」というユカさん。片付けが億劫に感じたときは、母が撮影した地獄絵図のような汚部屋の写真を見て、自分にムチを打っていると言います。気温も高くなるこれからの季節、こまめに片づけをしておきたいものですね。

<文/山内良子 イラスト/ズズズ@zzz_illust>

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