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プールデートでビキニが流され大ピンチ!カップルがとった行動は/恋愛人気記事BEST

女子SPA! 2024年7月6日 8時47分

 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2021年7月2日 記事は取材時の状況)

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 恋人になったばかりのデートは、お互いに緊張していて失敗することもあり、それが後々いい思い出になることもあります。しかし、そんなデートで大きな失敗をしてしまい、時間が経った今でも思い出すと恥ずかしさを感じてしまうという女性がいました。

◆妹に借りたビキニでプールデートへ

 都内でOLをしている愛理さん(仮名・当時28歳)は、マッチングアプリを通じて知り合い付き合い始めたばかりの彼氏、賢人さん(仮名・当時30歳)とのデートで屋内プールに行くことになりました。

「その前のデートでプールの話をして盛り上がってしまい、急きょ行くことが決まったので水着を用意する時間がなかったんです。仕方なく8歳年下の妹からビキニを借りましたが、案の定派手過ぎてプールでめちゃくちゃ浮いていました。サイズも若干合っていない感じがして多少の不安もありました」

 賢人さんは賢人さんで目のやり場に困るような面積の少ない競泳用水着を着用しており、周囲からチラチラと見られているのが分かったそうです。しかし、いざプールに入ってみると2人のテンションは急上昇。波のプールでは思った以上の迫力に驚いた愛理さんが賢人さんにしがみつき密着すると、賢人さんもまんざらでもない様子でした。

◆一人でウォータースライダーに乗ることに

 その後もプールサイドの売店でお昼を食べたり流れるプールではしゃいだりと、楽しい時間を過ごしていた2人。しかし、その間も愛理さんにはずっと気になっていることがありました。

「実は私絶叫系が大好きなんですが、プールに着いた瞬間、絶対にウォータースライダーをしたいって思っていたんです。でも賢人を誘ったら高所恐怖症だと言われてしまって…。テンションが上っていたせいなのかその時はどうしても諦めたくなくて、一人でウォータースライダーに乗ることにしました」

 高さ20メートルもある巨大なウォータースライダーは、見ているだけで迫力満点。愛理さんは下で待っていてくれるという賢人さんを目指して、監視員の合図とともに勢いよくスライディングを開始したのです。

◆ビキニが流され大ピンチ!

「あっという間に下まで滑り降りて来て、最後は賢人を見つけて思い切りダイブしました。とっても楽しくて、そのままの勢いで賢人に駆け寄って行ったのですが、なんだか周囲からすごく見られている感じがしたんですよね。そうしたら賢人が焦った様子で胸元を指さしたんです」

 そして、それとほぼ当時に近くにいた家族連れの小さな男の子が愛理さんに向かって『おねえちゃん、おっぱい』と大きな声で叫んだのです。ニヤリと向けられた男の子の笑顔にハッとし、その瞬間違和感に気づいた愛理さん。胸元に手を当てても水着の感触はなく、恐る恐る目線を落とすとそのバストがあらわになっていました。

◆潜水しながらプールサイドへ避難

「頭が真っ白になってとりあえず潜水するしかありませんでした。恥ずかしいやらパニックやらで、潜水した状態でそこから逃げました。胸もそうなんですが顔を見られたくないという気持ちが大きくて、窒息寸前まで潜り続けてなんとかプールサイドにたどり着いたのを覚えています」

 愛理さんは必死過ぎて気づいていませんでしたが、賢人さんはしっかりと愛理さんを追いかけてきてくれてしました。そして、プールサイドに置いてあった私物のタオルをすぐに持ってきて胸が見えないように掛けてくれたのです。

◆ハプニングのおかげで距離が縮まった

「そのまま更衣室に駆け込んで着替え、逃げるようにプールを後にしました。帰る途中も気まずさでいっぱいだったのですが、賢人が明るく振る舞ってくれたおかげで変な雰囲気になることはありませんでした」

 このハプニングで文字通りオープンな関係になれた2人は、以前に比べて言いたいことを言い合える仲になり急接近。今ではお互いの家に挨拶も済ませ、着々と結婚の準備を進めているところだそう。

◆ふとした瞬間に思い出して恥ずかしくなる

「賢人の優しさや心の広さみたいのも知れてよかったですし、これがなかったら今も結婚まで進んでいなかったかもしれないですが、未だにあのときの男の子のニヤニヤした顔が忘れられなくて…。ふとした瞬間に思い出しては恥ずかしさでいっぱいになります」

 この件以降怖くて水着を着るような場所には出かけていないという愛理さん。恥ずかしさを忘れることはなかなか難しいのかもしれません。時間を経て笑い話になる日がくれば、きっとまたプールや海を心から楽しむことができるようになるのでしょう。

<文/大杉沙樹 イラスト/朝倉千夏>

【大杉沙樹】
わんぱく2児の母親というお仕事と、ライターを掛け持ちするアラフォー女子。昨今の情勢でアジアに単身赴任中の夫は帰国できず。家族団欒夢見てがんばってます。

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