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“めんどくさがりやさん”こそ家事も美容も究極のラクを!自分のご機嫌取りができるテクのすすめ<漫画>

女子SPA! 2024年7月29日 8時45分

仕事に遊び、充実した日々。でも時には「めんどくさい!」と叫びたい。それならいっそのこと、めんどくさいを極めてみませんか。

◆ラクしたい、でもズボラは嫌?

『めんどくさがりやの自分の機嫌を取る暮らし』(竹書房)は、究極の「ラク」を探して奔走したエッセイコミック。セルフネイルの時短テク、おしゃれで手間なし白湯ライフ、等々。趣味も家事も健康も美容も、ラクしてご機嫌になれる術がたくさんあるのです。

◆ヘアブラシを奮発でとかすだけでツヤが

似て非なるものといえば、めんどうくさいとズボラ。めんどうくさいとは、主に行動を簡素化すること言い、ズボラとはそもそも行動しないことを言います。まずはお風呂でのケアから紹介しましょう。

週末は1週間のリセットタイム、頭のてっぺんからつま先までお手入れしたいのは山々ですが、疲労困憊でめんどう、と決心が折れる人もいますよね。そんな時は、ちょっと奮発して便利アイテムを購入しませんか。

ヘアブラシに数万円かけるのは躊躇(ちゅうちょ)するかもしれませんが、半永久的と考えればかえってお得かも。普段どおり髪をとかすだけで、髪のツヤとゴキゲンと、くつろぐ時間が手に入るのです。

ついつい髪のお手入れは二の次にしがちですが、髪がしっとりとまとまっているだけで、清潔感がアップするのです。

◆おいしいフルーツ、でも皮はむきたくない時に

水分もビタミンも摂れてヘルシーなフルーツ。でも皮をむくのがめんどうくさくて、買うのをためらってしまことも。

本書では、皮をむかないでおいしく食べる方法を伝授。りんごは薄く輪切りにすれば、見た目も可愛らしく、芯と種を残してけっこうぎりぎりまで食べられます。

桃は洗って皮ごと丸かじり。キウイの皮も食べられるそうですが、グリーンキウイは産毛が多いのでアルミホイルでこすり落としてから皮ごとガブリ。産毛の少ないゴールドキウイはそのままでイケるそうです。

果物の栄養を100%いただくために、私もやってみました。正直、桃やキウイは抵抗感があったのですが、流水でよく洗えば問題なし。気のせいか、満腹感もあり、便通にも効果があったみたいです。ゴミも出ないので、エコにもつながりました。

◆眉毛パーマをやってみた

毎日のメイクで、意外に悩ましいのが眉毛。年齢を重ねて肌や顔つきに変化がおとずれるように、眉毛もバージョンアップしなくてはなりません。そこで本書が薦めているのが眉毛パーマ、「ハリウッドブロウリフト」です。

ハリウッドブロウリフトとは、「眉毛を立ち上がらせて毛流れを整える、日本人のために開発された眉毛パーマ」。本書によると「金額は5000円~7000円」で、決して安くはありません。

金額に見合った変化は望めるのか? と疑問視した私ですが、眉毛の毛流れを整えただけで、毛量が増えて濃くなったように見えるから不思議。しかもこの上なくナチュラルなのです。

プロの施術で形も完璧な状態が約1か月半も継続します。あとは形状記憶できるよう、正しい眉毛をメイクでなぞっていけばOK。日々の小さなストレスがなくなるなら、こちらも5000円~7000円の価値はありそうですよ。

◆長い目で見れば、時短&節約になるのかも

「めんどうくさい」というワードは、知恵と工夫で乗り切るためのきっかけにつながります。趣味も家事も健康も美容も、ラクはしたいけれど妥協はしたくない。そんな前向きなわがままを叶えるのが、本書のいう「自分の機嫌を取る暮らし」なのです。

<文/森美樹>

【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

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