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夫の部屋で「A4サイズの見慣れない箱」を発見。“衝撃の中身”に嫉妬が大爆発!

女子SPA! 2024年7月26日 8時46分

 好きになった相手がバツイチだと、元パートナーとの生活がどんなものであったのか気になってしまうこともあるものです。

 遠藤加奈さん(仮名・37歳)は夫が元妻との思い出を大切に保管していることを知り、悲しい気持ちに。自分だけを見てほしくて、パートナーにとっては酷な行動に出てしまいました。

◆夫の自室で怪しいA4サイズの箱を発見

 加奈さんは半年前、マッチングアプリで出会った幸久さん(仮名・42歳)と結婚。幸久さんはバツイチ。元妻とは金銭感覚の違いから、30代後半の頃に離婚していました。

「彼には小学3年生になる息子がひとりいて、数ヶ月に1回面会しています。そういう事情も全部含めて、この人と一緒になりたいと思ったんです」

 幸久さんは結婚当初、「また誰かと一緒に暮らせる日が来るなんて思わなかった」と佳奈さんとの新生活を心から喜んでくれました。そのため加奈さんは時折、子どものことなどで元妻から幸久さんに連絡が来ても嫉妬などせず、受け止めることができたと言います。

 ところが、結婚して3ヶ月後。読みたい本を借りようと夫の部屋に入ったところ、本棚の上にA4サイズほどの箱が。

「新生活を始める前、一緒に荷物を片付けていた時には見たことがなかった箱だったので、なんだろう……と思ったんです」

◆元妻との思い出BOXを「捨てて」と頼んだら……?

 勝手に見るのは、いけないこと。そう頭で分かってはいたものの、加奈さんは好奇心を抑えられず。そこで幸久さんが残業の日、再び自室へ入り、怪しいA4サイズの箱をオープンしました。

 そこに入っていたのは、元妻や息子の写真。息子が書いたパパの似顔絵や、まだ夫婦仲がよかった頃に貰った元妻からの手紙などもありました。

「ショックでした。私と暮らしていても、心のどこかでは元妻や子どものことを思っているのかも……と思えて」

 悲しみと同時に嫉妬も抱いた加奈さんはその箱が自宅に存在していることが耐えられなくなり、帰宅した幸久さんに「こんな箱は捨てて。私がいるから、もういらないでしょ?」と訴えます。

 すると、幸久さんはこれまで見たことないほど激怒。「なぜ、君にそこまで言われないといけないんだ! それに勝手に人の部屋を漁るなんてプライバシーの侵害だろ! こんな人とは一緒に暮らせない」と自宅を出て行ってしまいました。

◆夫が大切にしていた思い出を勝手に捨てちゃった!

 幸久さんの態度を見て、加奈さんはモヤモヤ。なぜ、自分だけが怒られないといけないのかと怒りも湧いてきたそう。

 全部、この思い出BOXのせい……。そう思った加奈さんは幸久さんが保管していた元妻との家族写真や子どもの絵などを全てビリビリに破り、隣町のコンビニのゴミ箱に捨ててしまいました。

 数時間後、「頭を冷やしてきた」と帰宅した幸久さんは思い出BOXの中身がなくなっていることにビックリ。加奈さんから捨てたことを聞かされると、しばし沈黙した後、「僕が今好きなのは君だよ。だから一緒に暮らしてる。でも、ふとした時に元妻や息子を思い出すこともある。それは、そんなに悪いことなのかな」と漏らしたそう。

◆夫との仲に深い溝が

 この一件以来、幸久さんは残業を言い訳に加奈さんとあまり顔を合わせない生活を送るように。休日も加奈さんが目を覚ますと、幸久さんはすでにどこかへ出かけてしまっています。

「自分だけを見てほしくて夫の思い出を捨てたのに、これじゃ本末転倒。悪いことをしたのかもしれないと思っています」

 パートナーであっても踏み入ってほしくない領域はあるもの。人の過去を受け止めることはたやすいことではないけれど、それができてこそ真の夫婦になれるのかもしれません。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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