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うっかりノーブラでBBQに参加してしまい胸ポチの危機!酔った先輩にカラまれて…

女子SPA! 2024年8月2日 15時47分

ついうっかりブラをし忘れたまま出かけてしまった…あなたにはそんな経験はありませんか?

今回は、そんな女性のエピソードをご紹介しましょう。

◆寝坊してブラを忘れてしまう

廣田麻衣さん(仮名・29歳/独身/会社員)は、他部署も交えた職場のバーベキュー当日、寝坊をしてしまいました。

「同僚の亜希子(仮名・30歳)とちょっと早めに待ち合わせて、軽いおつまみの乾き物やチーズなどを買っていこうと約束していたのに、やってしまいました…。なので『ごめん、おつまみは任せるからいい感じのを買って先に行っていてね』と連絡し、あわてて身支度をして転がるように家を出たんですよ」

そしてなんとか現場に到着し、すでにバーベキューを始めていた仲間達にあいさつをしながら談笑の輪に入っていったそう。

「ようやく一息ついてビールを飲んでいたら、後ろから亜希子が私の背中を撫でて『今日はやけに線の出ないブラしているなと思ったら…、もしかしてしてないの?』とコソコソ声で言われてハッとしてしまいました」

なんと麻衣さんは、朝のバタバタのせいですっかりブラをするのを忘れたまま電車に乗ってバーベキュー会場まで来てしまったのでした。

◆猫背でやり過ごそうとするものの…

その日の麻衣さんは、グレーの分厚めのVネックのTシャツ姿だったそう。

「幸い亜希子が薄手の黒い羽織ものを持ってきていたので貸してもらい、後はなるべく猫背で過ごせばバレないんじゃない?とトイレの鏡の前で2人でシミュレーションしてOKということになったんですよ」

そして現場に戻るとバーベキューは一通り落ち着いたようで、他部署のメンバーが用意してくれたスイカ割りの準備をしていました。

「そしたらほろ酔いの主任に『じゃあトップバッターは遅刻してきたんだし、麻衣さんいってみよう』と名指しされ、周りからも拍手が起こって逃げられない空気になってしまい、場の雰囲気を壊すのも嫌だったので引きつった笑顔で引き受けるはめになったんです」

普段ならスイカ割りぐらいなんてことありませんが、今回はノーブラという大きなハンデを背負っているためかなり緊張したそう。

「あっという間に目隠しをされ、棒を持たされて、その場で10回グルグル回転させられてスタートしたら…、本気で方向感覚が分からなくなって倒れそうになってしまい、なんとか猫背の姿勢を崩すわけにはいかないと気合いを入れ直して、自分が正面だと信じた方向に一歩踏み出したんですよ」

◆胸ポチの危機!

すると少し離れたところで飲んでいた、麻衣さんの先輩(33歳・女性)が酔っ払いながら近づいてきて「ちょっと姿勢が悪いよ!そんなんじゃスイカ割れないからね」と背後から麻衣さんの両腕を引っ張り、思いっきり胸を突き出すかたちで強制的に背筋を伸ばされてしまいました。

「周囲がどよめく中…私は目隠しされていて先輩の声しか聞こえない状態から、いきなり背後からはがい締めにされた感じで動けなくなり、パニックになりながらも『やめて!私のノーブラがバレる』と心の中で叫び…恥ずかしくて顔から火が出そうでしたね」

ですがその危機的状況を察知した亜希子さんが、サッと麻衣さんの前に立ち両手を広げて「何でもありませーん!では次の人どうぞ」と麻衣さんに酔って絡みつく先輩をはがし、手を引っ張ると物陰に連れて行ってくれたそう。

「私は目隠しをしていたのでいまいち状況を理解できていなかったので亜希子に『お願い、正直に教えて…、私どんな風に皆んなの目に映っていたの?』と聞いてみたんです」

すると亜希子さんは「正直、ある程度前の方にいた人には胸ポチしているのが分かってしまったかもしれない。でも大丈夫だよ!皆んな大人だし、すぐに忘れるって」と慰めてくれました。

「ですが私が醜態を晒してしまった事実は消えないので、激しく落ち込んで立ち直れなくなってしまい、結局皆んなに挨拶もしないまま帰ってしまったんですよね」

◆胸ポチを気にしていたけれど…

そして週明けに出社する時は本当に気が重かったそう。

「ですが、いざ出社してみると会う人皆んなに『酔っ払いに絡まれて大変だったね』や『大丈夫だった?すぐに助けに行けなくてごめん』などと心配してもらい、何だか恐縮してしまいましたね」

きっと中には麻衣さんの胸ポチを目撃した人もいたと思われますが、そんなことより酔っ払って目隠しされた状態の後輩にウザ絡みをした先輩の行動に批判が集まっていました。

「その先輩からも涙ながらの真剣な謝罪を受け、ちょっとした騒動になってしまいましたが…、いつの間にか私の胸ポチはなかったことのようになっていて正直ホッとしてしまいました」

「その後亜希子と『私達はノーブラを隠そうと必死になっていたのでこんなに意識してしまっていたけど、一瞬パッとあの光景を見たら酔った酷い先輩の方に目が行き、胸ポチにはさほど目がいかなかったのかもね』と話しました(笑)とにかく今後はどんなにあわてていてもブラを忘れないように気をつけます」と苦笑いする麻衣さんなのでした。

<文・イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

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