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友人のマタニティフォト、“見たくない人”がまさかの7割以上…。理由を聞いて見えてきたものとは

女子SPA! 2024年7月18日 8時46分

 元AKB48でタレントの峯岸みなみ(31歳)が、2024年7月15日、自身のインスタグラムで第一子となる女の子の誕生を報告しました。峯岸は2022年にユーチューバー「東海オンエア」のメンバー・てつや(30歳)と結婚し、2024年3月に妊娠を発表していました。

 出産には祝福の声が上がっていますが、峯岸といえば、7月上旬に自身のインスタグラムに連日投稿したマタニティフォトに対して賛否両論のコメントが寄せられたことが記憶に新しいですよね。

 自身のウェディングフォトを手がけたチームに撮影してもらったというマタニティフォトは、アンニュイで神秘的な雰囲気満載の写真ばかり。投稿を見た人からは「世界観が可愛い」などと好意的なコメントが寄せられた一方で、「ただの自己満」「わざわざ見せる必要ない」など否定的なコメントも多く見られました。

 マタニティフォトを投稿する芸能人は多いですが、なぜだか炎上しがちなのも事実。一般人の間でも記念にマタニティフォトを撮影する人が増えており、SNSで友人のマタニティフォトを目にしたことのある人も多いのではないでしょうか?

 そこで今回は、20歳~49歳の一般女性300人を対象にアンケートを実施。マタニティフォトに対してどう思っているのかを調査してみました。

◆8割近い人が「見たくない」と回答する結果に

Q. 友人・知人のマタニティフォトをSNSで見たいと思いますか?

(20歳~49歳の一般女性300人を対象にアンケート)

非常にそう思う…23人(7.7%)

ややそう思う…48人(16.0%)

あまりそう思わない…86人(28.7%)

まったくそう思わない…143人(47.7%)

 友人・知人のマタニティフォトをSNSで見たくない、と否定的な意見を寄せた人はあわせて76.4%。見たいと答えた人はわずか23.7%という結果となりました。

 8割近くが「見たくない」と答えるという衝撃の結果に。いったいその理由は? コメントを紹介していきます。

◆マタニティフォトは“大きなお腹”を記念に残すもの

 妊娠期間という限られた時期の女性や、その家族の姿を記念に残すために撮影するマタニティフォト。

 一般的にはお腹が目立ってくる妊娠7~9か月の頃に撮影するのがベストと言われており、夫婦揃って撮るパターンや、すでに子どもがいる家庭では家族写真のような形で撮影をする人もいます。

 大きくなったお腹がわかるように撮影するので、衣装は一般的にお腹を露わにするブラトップやチューブトップであったり、タイトなマタニティドレスなどを着用することが多いため、露出度がやや高くなったり、体のラインが強調される特徴があります。妊婦さんのお腹の上に絵をペイントしたり、お腹の赤ちゃんへのメッセージを描く「ベリーペイント」というアートを施した姿での写真も少なくありません。

 アンケートの回答を見てみると「撮影は個人の自由だが」とした上で、「無事に出産するまで何があるかわからないのでそのような写真は見たいと思わない」(30代女性)という声も聞こえました。また、大きいお腹を露わにした撮影のため「女性は、冷え性の人が多いのに、おなか冷やして大丈夫なのかな?って思う」(40代女性)と妊婦の体調を心配する声も。

 妊婦の体調に配慮して撮影を行っているとはいえ、見ていてハラハラしてしまう人もいるようです。

◆「ただの自己顕示欲」「気持ち悪い」という辛辣な意見も

 華やかな写真であっても、マタニティフォト否定派の意見には「気持ち悪い」「生理的に無理」と、その生々しさに拒否感を感じる回答が複数見られました。

 さらに、SNSで人に見せるという行為自体を疑問に持つ人も多く、「自分が満足する分には撮るべきだが、SNSにあげるのは承認欲求が高いのかなと感じてしまう」(20代女性)、「妊婦の自己満足だと思う」(40代女性)という印象を持つ人もいました。

 SNSでプライベートを発信することが日常的になった現代ですが、「撮るのは自由だが個人で楽しめばいいと思う。SNSに載せる必要はないし、載せたいのであれば友人だけのコミュニティで行えばいいのでは」(20代女性)と限定した友人にだけ見せればいい、と捉える人も多いようです。

◆不妊治療中の人が見たら複雑な心境になる可能性も

 妊娠中の人からすれば「今しか撮れない特別な写真」ですが、写真を見たことで複雑な心境になってしまう人もいると指摘する声もあります。

 妊娠を望んでいる人からすれば素直に喜べない可能性も高いため「デリケートな問題だから、不妊に悩んでいる人など見たくない人もいると思う」(30代女性)というコメントが見られたほか、実際に不妊治療中の女性からも同様のコメントが見られました。

 影響力の強い芸能人はもちろん、たとえ友人同士だけが繋がっているSNSであっても、配慮した投稿が求められているのかもしれません。

◆「今しか撮れない」と特別感を大事にする人も

 否定派の意見を多く紹介しましたが、一方でマタニティフォトを見ると「幸せな気分になれる」(20代女性)などと好意的に見る人もいます。

 また、妊娠中の友人と会える機会が少なくなることから「友人の安否確認や幸せな様子を感じられる」(20代女性)であったり、マタニティフォトを通して「赤ちゃんがどれだけ育っているのか一目でわかるのがいい」(20代女性)という友人想いな人もいました。

 そしてなんといっても、妊娠中の期間にしか撮れない写真だからこそ、その貴重さを特別に思う人も。

「マタニティの期間は限られているので、記念写真を残すのはいいと思う」(30代女性)、「その瞬間でしか見ることのできない神秘的な姿なので」(30代女性)と、記念写真として前向きに捉える人もいました。

「マタニティフォト」に対する考え方は人それぞれですが、否定派と肯定派の割合に大きく差が出る結果になりました。

 一個人のSNS投稿は自由に行われるべきで、全員が納得する投稿をすることは不可能。ですが、さまざまな捉え方をする人がいることを胸に刻んだ発信を心がけるべきかもしれません。

【調査概要】

調査対象:20歳以上の女性300人

調査期間:2024年7月9~10日

調査機関:(株)クロス・マーケティング「QiQUMO」によるアンケート調査

<文/るしやま>

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